☆王国ブラジルが苦戦。どうするドゥンガ監督
2009年03月31日
あのブラジルが大変なことになっているようです。W杯予選で4位に転落。母国での批判の声をドゥンガ監督は、どう受け止めるのか。ただごとではありません。西アフリカのコートジボアールでは22人が死亡する混乱があったとか。サッカーは、本当に怖い。
道新スポーツは、標高2850メートルのキトで行われた南米予選で、カナリア軍団がもがき苦しんだ、と伝えています。キトはボリビアのラパスに次ぐ、世界で2番目に標高が高い都市だそうです。きょうの道新夕刊にも掲載されていますね。
僕は、かつて富士登山をしたときに、標高2500メートルくらいで、急に息苦しくなり、いわゆる高山病にかかったことがあります。そこで、激しい運動をするわけですからね。大変だ、これは。
高地に慣れるために、トレーニングをすると心肺機能が高まる、といわれているので、わざわざ高地を選ぶアスリートもいます。マラソン選手など、そうですね。サッカーではホームのチームは有利、逆にアウェーのチームにとっては、鬼門でしょう。
それにしても、です。スーパースターを何人も輩出しているブラジルが、11試合を終えた時点で4勝6分とは。負けは1試合だけですが、すっきりと勝てていないのですね。過去のW杯に唯一全部出場している王国としては、これは異常事態でしょう。
報道によれば、試合前にドゥンガ監督がテレビ番組で「みんな好き勝ってなことを言っている。南米予選は本戦よりきつい」と涙目で訴えたそうです。お気の毒に。あす4月1日には、ペルーとホームで戦うということですが、ペルーはいま最下位。勝てない、ということになれば、一気に監督交代の話までいくかもしれませんね。
ドゥンガは、元磐田の選手で、日本でもおなじみでした。サッカーに関する考え方がすばらしく、強豪だった磐田の基礎を作った選手とも言われています。ただし、今の磐田は相当、疲れているような気がしますが。
2006年7月からブラジル代表監督をつとめていますが、その重責たるや、ジャパンの岡田監督の比ではないでしょう。
さて、過去にサッカーをめぐる暴動や事故で、世界中で何人もの人たちが亡くなっています。
ちょうど、きょうの記事を見る前の昨日、西アフリカのコートジボアールで22人もの人が死んだ、という共同通信電を読みました。詳しくは報道されていませんが、入場の際に将棋倒しになったものと思われます。
僕も、15年ほど前に取材で一度だけアフリカを旅したことがあります。電気がつかない難民キャンプでもプレミアリーグの勝敗を気にかけていました。当時ザイール(今はコンゴ)の廃墟のようなホテルでも、サッカーはみんなの最大の関心事で、ホールに一台しかないテレビの前に集まってワイワイやっていたものです。
勝ち負けは、人の生死にまでかかわる。サッカーは恐ろしい。日本に大きな影響を与えたドゥンガが窮地に陥らないように、カナリア軍団の目覚めを待ちたいと思います。

