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黒松内の安心社会

2008年12月30日

北大の山岸俊男先生の著書
「日本の安心はなぜ消えたのか」を
読みました。

以前から山岸先生の研究されている社会心理学に
興味があり、著書を読んできました。
今回、改めて目からウロコが落ちるような内容で、
皆さんにぜひお勧めしたいと思います。

内容をここに要約する力は私にはありませんが、
一番新鮮に感じた部分を引用します。

「さて、おそらくこれからも人類社会は安心社会と信頼社会の2本立て
で進んでいくのではないかと予測できるわけですが、こうした2種類
の社会がそれぞれに独立した「モラルの体系」を作り出していることを
初めて指摘した人がカナダ人の学者ジェイン・ジェイコブスでした。」

「えてして人間は、統治の倫理と市場の倫理という二大モラル体系を
合体させれば、最高にして最良のモラルができあがると考えてしまう
のだが、実はそれこそが大間違いである。それどころか、この二つの
モラルを混ぜて使ってしまったとき、「救いがたい腐敗」が始まって
しまうのである。」

黒松内町はまさにモデル的な「安心社会」です。
しかし、これからは都会が先行しつつ日本全体が
「信頼社会」へ変遷すると考えられています。

モラルの切り替えが最も重要だとの指摘を、身近な課題として
受け止めていこうと感じました。

今回の書き込みでは、あまりにも概略だけしか触れていません。
きっと、何を言っているのかよく分からないのではないかと思います。
内容のおもしろさは保証しますので、
興味を引かれた方はぜひ手にとってこの本を読んでみてください。

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コメント

こん○●は!

やっとこさ、読破できました~~。
なかなか読みごたえのある本でした。
何度も何度も、戻っては読み直し、、の連続で。

もう一回最初から読もうかな?っと。

良い本をご紹介いただき、ありがとうございました。

久しぶりにブログを拝見し、この本を読ませていただきました。
日本の社会特性、日本人の精神風土が見事に分析され、とてもわかりやすく描かれていました。大変参考になりました。ありがとうございました。

黒松内は典型的な安心社会だと感じています。
モラルの混在によって起こる問題に対して、
自分の思い付きではなく、社会学的に理解してみたいと思います。

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プロフィール

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高橋興世
(たかはし・こうせい)

1965年、江別生まれ。北大理学部卒後、北大大学院理学研究科博士課程を修了し、94年から黒松内町ブナセンター勤務、2000年から同センター長。黒松内町在住。

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