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WALL・E(ウォーリー)

2008年11月30日

29世紀の地球。

ゴミだらけになった地球を捨て人間たちは宇宙へ逃れた。
誰もいない地球で700年もの間、たった一人で小型ゴミ処理ロボット
ウォーリーは毎日もくもくとゴミを集めて圧縮し積み上げていく作業を続けている。

感情を持つようになったウォーリーの楽しみは
映画“ハロ-・ドーリー”のビデオを見ること。
その中に男女が手をつなぐシーンがある。
このシーンが彼のお気に入り。

そんなウォーリーの前にイブという
美しいロボットが現れる。
イブはあるものを探すために人間が地球に送ったロボット。
(まるでクリオネ<流氷の天使>のよう)。

イブに一目ぼれしたウォーリーが一生懸命
彼女に愛を告白しようとする姿がいじらしい。
台詞はない。音楽と表情で心の動きを表している。
言葉がなくても十分に伝わる。

「ハロー・ドーリー」の映像と
ウォーリーとイブの二人のシーンが重なる。
危険を顧みず互いを必死に守ろうとする姿
に思わず泣いてしまった(__ )

二人の絆(=一つの愛)によって地球が再び息をはく。

つまり相手を思いやる心が地球を蘇らせた。

アンドリュー・スタントン監督が言うように
この映画は決して環境をテーマにしているのではない。
あくまでもウォーリーとイブの物語。

彼らは29世紀の<アダムとイブ>かも…

素敵な映画です。
きっとご覧になった後は優しい気持ちになるはずです。
相手を思いやる心を大切にしたいと思います…。
(知らないうちに相手を傷つけている事もあるかもしれません…)

12月5日より公開。

ウォーリーの正式名称:
WALL・E=Waste Allocation Load Lifter、Earth class/ゴミ配置搭載運搬機:地球型


    

「シャイン・ア・ライト」&「マルタのやさしい刺繍」

2008年11月29日

年を経ても夢と希望を持ち続けたい…。
素敵な年を重ねた人たちを描いた映画2本をご紹介。

平均年齢64歳の世界最強ロックバンド
「ザ・ローリング・ストーンズ」
私は今まで彼らのステージを見た事がない。
2006年ニューヨークの2800人収容のビーコン・シアターでの
ローリング・ストーンズのライブの模様をオスカー監督
マーティン・スコセッシが撮った(スコセッシはストーンズの大ファン)。

ライブ当日セットリストが開演30分になってもスコセッシの元に
届かない。「一体どの曲から始まるんだ!」とイライラするスコセッシ。
そうしてやっとぎりぎりにリストが届く…。

目の前にミック・ジャガー、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ、
ロニー・ウッドが現れる。

格好いい!!!
60歳を過ぎているとは思えない!

昔のフィルムも登場する。
ミック・ジャガーが記者の
「60歳になっても歌っていますか?」の質問に

「歌ってるよ!」

12月5日からシアターキノで公開。

スイスの小さな村に住む80歳のマルタは夫に先立たれ生きる力を失くしていた。
そのマルタが友人と生地屋に行ったときに
ふと嫁ぐ前に抱いていた夢を思い出した。

その夢とは
「パリのシャンゼリゼ通りに自分でデザインして刺繍をした
ランジェリーの店をオープンしたい」

友人の勧めもあって店を出すことに…。

世間体ばかり気にする息子に
「やりたい事をやって何が悪いの。自分の問題も
片付けられない貴方にあれこれ言われたくないわ!」と渇!

そうそう、マルタさん、よう、言ったわ。(^^)。

息子や村の人たちの中傷・誹謗にもめげず80歳を過ぎて
夢を実現させたマルタに思わず“拍手”

希望と勇気があれば夢の扉はいつでも開く。

人の心をやさしく温かく包み、幸せにしてくれ、
年をとることが楽しみになる映画です(^^)。

1月10日からシアターキノで公開。


秋深き

2008年11月24日

こんなに思われ愛されたら…本望です。

原作は「夫婦善哉」のオダサクこと織田作之助の短編1942年の「秋深き」と
1946年の「競馬」<本作は2つの作品を合わせたもの>
<織田作之助は1947年、33歳で死去>

大阪の真面目な中学校の化学教師寺田悟がクラブのホステス一代に恋をし
酒が飲めないのに彼女目当てに足繁く店に通う。

そして意を決し、一代にプロポーズする事に。
店を終えた一代を待っていながら客と出てきた
彼女に声をかけられずにずっと後を追っていく。
彼女が客に絡まられていても助けることさえ出来ない悟。

その事を一代に責められながらも実家の仏具店から
持ち出した位牌を渡しながらプロポーズする。
一緒の墓に入ろうと…。

一代は申し出を受け入れる。

二人の甘い新婚生活が始まるが一代に来た
1枚の葉書で悟は彼女の過去の男性遍歴が気になり始める。

そんな矢先、一代の身体に異変が…。

純情な男と母性愛に溢れた女。
外目から見たらちぐはぐな夫婦が見えるが
二人はとても純粋。

好きだからこそ彼女の過去が気になり
好きだからこそ彼のために手術を拒む。

すれ違っているようで根っこでしっかり繋がっている。

見終わった後清々しい気分になった。

主演の八嶋智人(映画初主演)と佐藤江梨子(これまでで一番いい)が
自然体で演じているのが好感がもてる(大阪弁が鼻につかない。べたべたしていない)。

こんな夫婦が理想…かな(^^;<独身の私としては>

謎の男、佐藤浩市の男の色気と得体の知れない雰囲気に
佐藤浩市ファンの私は又、メロメロ(^^;。

監督:池田敏春
脚本:西岡琢也

11月29日から公開。

ディ・ウォーズ

2008年11月23日

LAが凄いことになっちゃう。

ガメラやキングギドラのような怪物が出て来て
街全てが破壊される。

地面が突然、陥没。
取材をしていたTVレポーターのイーサンは
現場で鑑識班が化石のような鱗状の物体を
発見しているのを目撃。

その時彼の脳裏にその物体の記憶が蘇った。
15年前の少年時代、父親と訪れた古美術展で
見たのと同じものだった。

店主は「15年後に500年に一度この世に誕生する運命の女性を巡り
人類は破滅の危機に立たされる」と話した。

その500年目が今年なのだ。

調べていくうちに500年前の“運命の女性”(生贄)
の正体がわかってくる。
その女性の生まれ変わりは…

「スター・ウォーズ」「トランスフォーマー」「ゴジラ」
ガメラ」「ジュラシック・パーク」…と
何でもあり!の映画。

とにかく巨大な怪物が街をめちゃくちゃに破壊する。

迫力のある映像に驚く。
(大阪USJのパビリオンで体験した感覚よりもっと凄い感覚)
映像班には「スパイダーマン」などを手がけたトッド・セムズやEFILM社も
参加している。

監督・脚本・製作総指揮は韓国のシム・ヒョンレ(「怪獣大決戦ヤンガリー」)

今月29日公開


1408号室

2008年11月22日

仕事やプライベートでホテルを利用することがある。

この映画を見たら“1408号室”だけは泊まりたくなくなる(-- )。
<ホテルの方に申し訳ないが…>

主人公が車でホテルに向かうあたりから
私の身体はこわばってきた。

オカルト作家マイク・エンズリンは噂の幽霊ホテルや心霊スポット
を訪れそのルポを書いている(しかし、彼はこれらを信じていない)。

その彼に「ニューヨークのドルフィンホテルの1408号室には
入ってはいけない」という葉書が届く。

ホテルに電話するとその部屋はすでに予約が入っていた。
別の日を言うと又、予約が入っていると言う。
日にちを何度変えてもすべて予約済み…。

おかしいと思ったマイクは直接ホテルに向かい
支配人に会う。
支配人は「1408号室だけはだめだ」の一点張り。

実はこのドルフィンホテルは1912年開業以来
1408号室に宿泊した客56人全てが自殺或いは
自然死を遂げている。

益々興味を持ったマイクは支配人の警告を無視して
1408号室に足を踏み入れる…。

もう、恐くて怖くて私は直視出来なかった(> <)
<こういう時に限って一番前の席しか空いていないのよね(;。;)>

主演のジョン・キューザックの殆ど一人舞台。
彼の恐怖がそのまま見ているこちらに伝わる。
本当に恐い・恐い・恐い!!!!!
現実なのか、幻覚なのか…

原作はスティーヴン・キング。
監督は「Evil」のミカエル・ハフストローム。

共演はサミュエル・L・ジャクソン。

今日から公開。

旅立ち~足寄より~

2008年11月21日

松山千春「足寄より」ベストセラー自伝小説の映画化。

私とおない年の松山千春(^^;
デビュー当時、格好良かったなあ…。
サングラスと細身の身体にギター、
そして何よりもあの透き通るような声。

松山千春がデビューするきっかけ、
彼の才能をいち早く見出した恩師である
STVディレクター:故竹田氏との出会い、
小さな印刷会社でもくもくと仕事をしながら
彼を育てた父親への思い、そして失恋…。

千春役の大東俊介があまりに若い時の
松山千春に似ていて「これって映画だよな…
ドキュメントじゃないよな…」と思っちゃったほど(^^;

貧しい中、父親の仕事を手伝い
ながら自分の思いを音楽で表現し
いきいきと生きている姿に感動!。

予期しなかった大事な恩師との別れ…、

コンサートを辞めず、悲しみをこらえて歌う彼の
姿に涙が止まらなかった。

松山千春の歌は好きだけどファンではなかった。
だが、この映画を見て彼を好きになった。

松山千春の
まっすぐな生き方がいい。
媚びない生き方がいい。

*父親役の泉谷しげるがまた、いいんですよ(松山千春の
お父さんに良く似ています。泉谷しげるの父親にも泣かされました(^^;)

とってもいい作品です。

今月22日より公開(北海道先行公開)


ブラインドネス

2008年11月21日

今年のカンヌ国際映画祭のオープニングを飾った作品。

一瞬にして目の前が真っ白になり何も見えなくなる。
そして次々と伝染していく奇病。

ある都会の街角、車で交差点で信号待ちしていた日本人男性が
突然、目が見えなくなり、パニックになる。

彼を助けようと代わりに運転し、家まで送り届けた一人の男。
彼を降ろした途端、彼は車で逃走。

後日、その車を盗んだ男も目が見えなくなった。

日本人男性の妻も彼の目を見た眼科医も病院の
待合室にいた患者も受付の女性も皆、目が見えなくなった。

街中に失明者が溢れ出した。

感染した者は皆、収容所に入れられた。
しかし、そこはまるで監獄だった…。

軍に厳しく監視され、食糧や衣料品もままならず
ベッドも足りず、ついに暴動が起きる。

警備兵を射殺し、実権を握ったのは自分を「キング」
と名乗る男だった。

銃を振りかざし、収容所にいる者たちを支配し始めた。
「食糧が欲しければ金をもってこい、金がなければ
女を出せ」と理不尽な要求を突きつけた。

そこに一人の女性が立ち向かう。
実は眼科医の妻だけが見えていたのだ。
彼女は見える事を隠していた。

人間は恐い!極限に追い込まれた人間の実態は…
欲望がむき出しになり、理性が無くなる。
野獣のように、本能の赴くままに相手を攻撃する。

日本からは伊勢谷友介と木村佳乃が夫婦役で出演。
眼科医にはマーク・ラファロ<「オール・ザ・キングスメン」「死ぬまでしたい10のこと」>、
その妻には「ブギーナイツ」でアカデミー助演女優賞、
他の作品でも常にアカデミー賞にノミネートされる演技派女優、
ジュリアン・ムーア、「リーサル・ウェポン」でメル・ギブソンの相棒役を
演じたダニー・グローヴァー、「バベル」「アモーレス・ペロス」
「モーターサイクル・ダイアリーズ」のガエル・ガルシア・ベルナルと
そうそうたる顔ぶれ。

原作は1998年にノーベル文学賞を受賞した
ジョゼ・サラマーゴ「白の闇」。

監督はフェルナンド・メイレレス<ナイロビの蜂>。
原作者の意図どおり、映画の中では
国も街の名も、登場人物の名も経歴もない。

今回、製作に酒井園子「シルク」、製作総指揮に依田巽、石井晃と
日本人スタッフも加わっている。

カンヌの記者会見でダニー・グローヴァーが言った言葉が心をうつ:
「この物語は、今我々が対峙しなければいけないことを描いている。
今、世界の21億人が1日2ドル以下で暮らし、そのうち1億人は
1ドル以下で暮らしている。でも、私たちには彼らのことが見えていない。
我々は世界という枠組みの中で“盲目”なんだ」と。

見えていても見えないものがある。
いや、わざと見ないようにしているのかもしれない。

今月22日より公開。


ああ、結婚生活

2008年11月19日

11月22日は「いい、夫婦の日」ですね(^^)
結婚とは、夫婦とは…

「結婚は錯覚、離婚は理解」と誰かが
言っていましたが結婚を一度もしたことの
ない私は実はよくわかりません(;。;)。

この映画の夫婦は共に信頼し合い、愛し合っている
夫婦です、と思っていたのですが…。

夫には若い愛人がいて彼女と一緒になりたいと
願う夫は妻にどう離婚を切り出そうかと思い悩んでいます。

そして、ついには妻を殺そうとまで考えます。
所がその妻にはある秘密が…。

「アダプテーション」でアカデミー助演男優賞を受賞した
クリス・クーパーが妻と愛人の間を行ったり来たりする
中年男性の心情を細やかに表現しています。

愛人役は「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムス。
金髪のそれはそれは美しい女性です(マリリン・モンローにちょっと似ている)。
彼がピアース・ブロスナン演じる親友に紹介する場面があるのですが
そこに登場したときの彼女は妖精かと思うくらい綺麗(妖艶)!!!
<なんと親友のブロスナンも一目ぼれしちゃうのですよ>

ブロスナンは実は彼の妻の秘密をひょんなことから知ってしまいます。

夫、妻、愛人、親友の4人が夫々に秘密を持ち、
勘違いをし、錯綜します(人間のエゴのぶつかり合い)。
思わぬ展開に“プッ”と笑ってしまいます(^^)。

妻役の「エイプリルの七面鳥」でアカデミー助演女優賞にノミネート
されたベテラン、パトリシア・クラークソンが1枚うわてかな…?と思った私です(^^;

監督:アイラ・サックス
原作:「Five Roundabouts to Heaven」<ジョン・ビンガム>
ジョン・ビンガムは元英国情報部M15の諜報員。
裏をかくうまさは諜報員だったから…。

12月5日まで公開中

コドモのコドモ

2008年11月13日

タイトルの通り、コドモがコドモを産む。
それも小学5年生。

決して奇異な目でこの作品を見て欲しくない。
子供たちがどんなに素晴らしいかを再発見する。

興味本位で同級生のヒロユキと
“くっつけっこ”をした主人公の春菜。
後日学校で性教育の授業を受け
「ひょっとしたら妊娠したかも…」と思い始める。
担任の先生に相談するがまともに受け取らない。

そんな時姉の友人が中絶する。
春菜は思い悩む。
そうしているうちにお腹が大きくなっていく。
家族は気付かない。
ただ一人祖母だけが気付いていた。
祖母の温かい言葉が印象に残る
「人の身体はうまくできてる。赤ちゃん産めねえ身体に
赤ちゃんはできねえ」。
春菜は産む決心をする。

春菜役の甘利はるなちゃんは現在12歳。
400人のオーディションの中から選ばれた。
出産シーンでは監督から「下腹部に力を入れて」
とアドバイスされたそうで見事演じきった。
(恐るべしはるなちゃん!)

クラスメイトの協力を得て
出産するシーンは感動する。
コドモたちの勇気とパワーは凄い!。

偏見の目で見る大人たち、
常識とか、世間体ばかりを気にする大人たち、
(映画の中でも世間体を気にしてヒロユキと家族は引っ越して行った)
コドモの目線で見ようとしない大人たち…。

頭ごなしに怒鳴るのではなく、時には
子供の意見を尊重することも必要だと思う。

萩生田宏治監督の話:
「子供と一緒に生活していると子供によって発見する事もある。
果たして子供が赤ちゃんを産む事ができるか―
子供の力を描いてみたいと思った。
安産ラインは145センチあたり。春菜の身長は135センチ。
ということは分娩は不可能(帝王切開でもしない限りありえない)。
リアルっぽさを出さず、といってフィクションっぽくにも
見えないように撮ろうと思った」

映画と同様、子供たちは撮影ごとに成長していったそうだ。
(ちょっと太目の山田清貴君は古今亭志ん生さんのお孫さんだそうだ)

今回ロケに協力してくれたのは秋田県能代市(自然の風景が美しい)。
どこの自治体にも題材が題材だけに受け入れてもらえ
なかったそうだ。能代市でも新聞への反対投稿や
議会で取り上げられたり色々あったようだが
最終的には全面的にバックアップしてくれたとのこと。
ラストシーンでお祝い料理がテーブルに並ぶ。
(鯛、きりたんぽ、ちらし寿司など)
これらも能代市の皆さんが用意してくれたそうだ(美味しそう…)。

能代市長の言葉が力強い:
「偏見を持たずに最後まで見て頂き、監督の訴えに耳を傾けて頂きたい」

この作品は7月に設立された全国ミニシアターシンジケート(良質の作品を上映する
事を目的とした)の選定(推薦)第一号です。

未来を信じる事は子供を信じる事
シアターキノ代表の中島洋氏の言葉です。

是非、お子さんと一緒にご覧下さい。
11月22日からシアターキノで公開
(随時道内5箇所で公開)

萩生田宏治監督(41歳)<前作は「神童」>

イエスタディズ

2008年11月13日

原作は本田孝好氏のベストセラー短編小説集
「FINE DAYS」の一編。

余命幾ばくもない父親から人捜しを頼まれた次男、聡史。
それも一冊のスケッチブックに描かれた女性…。

ファミリーレストラン経営で成功した冷徹な父親。
そんな父親に反発して家を飛び出した聡史。

父親が何故その女性を捜すのか?
聡史に依頼する理由(わけ)は?
最初は断った聡史が何故その女性
を捜す気になったのか…。

現代から一気に32年前にタイムスリップする。
そこで聡史が見たものは?会ったのは?

窪田崇監督の言葉を借りれば
これは過去にタイムスリップしたのではなく
スケッチブックが起した奇跡である。

現代と過去を行き来する聡史、
決してファンタジックな映画ではない。
切なくなるほど純粋で愛情溢れた映画なのだ。
泣かされちゃったねぇ(;。;)

塚本高史の哀愁を帯びた表情がいい。
<NHKドラマ「監査法人」の彼の演技もよかったなあ>

《反発しあう父子ほど似ているものなんだぁ…》

脇を固める俳優人が又、素晴らしい!
國村隼、高橋惠子、風吹ジュン、和田總宏。

映像作家である窪田崇監督は31歳で本編が長編監督デビュー作。

公開中


ブーリン家の姉妹

2008年11月01日

先日、チャールズ皇太子夫妻が来日された。
TVの報道によるとチャールズ皇太子の玄祖父とカミラ夫人の
玄祖母は愛人関係にあり、100年越しで結ばれたお二人
とその由縁を説明していた。

つい最近見た試写「バンク・ジョブ」はマーガレット王女の
スキャンダラスな事件をきっかけとした強盗事件を描いた映画だった。

英国王室に関る報道、映画は世界から関心をもたれている
のがわかる。

さて、映画にもなったイングランド女王エリザベス一世の父親
ヘンリー8世と母親アン・ブーリンがどのようにして
結ばれたか…

ブーリン家当主トーマス・ブーリン卿にとって二人の娘は
経済的、社会的繁栄をもたらす道具にすぎない。
姉のアンは貴族と結婚させようと考えていた。
裕福な商人からの結婚申し込みには妹の
メアリーを差し出した。

後日、ブーリン家に国王ヘンリー8世が鹿狩りのために
寄る事になった。こんないいチャンスはないと
トーマス・ブーリンはアンをヘンリー王の側女としてつける。

所がヘンリー王が気に入ったのはメアリーだった。

気性の激しい嫉妬深いアンがどのようにして
宮廷に入り、キャサリン王妃(スペインから嫁いだ王妃。
兄アーサー王の妻だったが兄の急死でヘンリーと結婚。
メアリー一世を産んだ)を追い出し、王妃の座に居座ったか…
アンの凄まじいほどの執念が渦巻く。

ヘンリー8世を知性と教養、美しさで虜にしてしまう
アンを演じるのは知性派女優のナタリー・ポートマン(ハーバード大卒)。
妹メアリーを演じるのは妖艶なスカーレット・ヨハンソン(ここでは
心優しい貞淑な女性を演じている)。

ヘンリー8世を演じるのはエリック・バナ(ハルク、ミュンヘン)。
(アンとの結婚でカトリック教会と決別。アンの死後4回結婚)

監督:ジャスティン・チャドウィック(イギリス人)

公開中

GSワンダーランド

2008年10月31日

いやあ、懐かしい~GSだよお。
まさに私の青春\(^^)/
タイガース、テンプターズ、オックス、
ジャガーズ、ブルーコメッツ、ワイルドワンズ…。

1960年代、ビートルズに刺激され
楽器を手にした長髪の若者たちがバンドを結成。
そんな中、白いタイツをはいた王子様軍団
“ザ・タイツメン”がデビュー(格好が可笑しい)。

たちまち女の子のハートを掴む。
特にキーボード担当の美形のミクの
人気は凄い!(オックスの赤松愛に似ている)
失神するファン続出(このあたりも似ている)。

しかし、ミクには決して言えない秘密があった…。

栗山千明、石田卓也、水嶋ヒロ、浅利陽介の4人が
マッシュルームカットで白タイツをはいて歌う姿は
まさにあの時代のGS!
特に栗山千明と水嶋ヒロが格好いい。

彼らを面白く思っていないライバルのGSの
リーダーに宮崎あおいの夫でもある
高岡蒼甫が意地悪な役で登場。

バンドを作りたいとデビュー前に相談にきた
水嶋ヒロ演じるシュンと浅利陽介演じるケンタに
「内緒だけど秋田にジョン・レノンがこっそり
来ていてギター教室を開いているらしい」と
嘘を言う。この二人すっかり信じ
真剣に秋田でレノンを探す。
ありえないだろう!!ほんと笑っちゃう(^○^)。

レコード会社の重役を演じる元タイガースの
岸部一徳(タイガース時代は岸部修三)が
タイガースの「花の首飾り」のレコードを見て
「いいね~」という所は大笑いしちゃった(^。^)

マネージャー役の武田真治がいい味出してるぅ。

日劇ウエスタンカーニバルの再現など
本当に懐かしかったあ…。

ザ・タイツメンの同期として登場する
ピンカラトリオのようなグループ
ザ・フレッシュ・フォーのリードボーカル役、
温水洋一の歌唱力、グゥー!

タイツメンが歌う「海岸線のホテル」を
GSの曲を手がけたゴールデン・コンビ
橋本淳(作詞)、筒美京平(作曲)各氏が
担当しているのも話題(発売中)

脚本・監督:本田隆一

まもなく公開

ICHI 市

2008年10月31日

勝新太郎の「座頭市」を良く見た。
亡くなった父親が勝新のファンだったから。
<なので悪名一代も見た>
悪人をスパッスパッと斬っていくのは
気持ちがよかった。

北野たけしが座頭市を演じたときは
「エッエッエッエッエッーーー!!!」

そして今度は初めて女性が市役。
所が綾瀬はるかさん演じる市は
物静かだが芯の強さが全身に滲み
出ていて好感がもてる。

十馬役の大沢たかおがいつもと違い
今回は刀を抜けない腰抜け侍を
演じる。何故刀を抜けないのか、
それは…見てね(^。-)

ヤクザの若親分役で窪塚洋介が久しぶりに
出演している。手下を連れて悪玉たちに
立ち向かう姿はなかなかのもん…。

その悪玉の親分が中村師童
(「ピンポン」でも窪塚洋介のライバル役として
出演している)。

綾瀬はるかの市と万鬼のボス中村師童の
闘いは見応え十分。
(実は綾瀬はるかはこの闘いで指を怪我したとか。
それ位激しい殺陣の応酬を見せている)

剣の動線も綺麗だが彼女の三味線を弾く姿も美しい。

監督は「ピンポン」の曾利文彦。

公開中

ハロウィン

2008年10月31日

今日はハロウィン。
日本で言えば七夕のように
各家を回ってお菓子をもらう、のだが…。

この映画は全く違う。
30年前に公開されたジョン・カーペンター監督の
「ハロウィン」が再び蘇る。

ブギーマン、マイケル・マイヤーズの少年時代が
描かれている。なぜ彼がブギーマンになったかが
わかる。おぞましい少年時代が…。

母親の愛人、姉、姉の恋人を殺した10歳のマイケル。
何故、彼がそのような行為をしたのか、
彼を「スウィーティ」と呼んで可愛がっていた
優しい母親への思いと赤ん坊の妹ローリーへの
愛情も垣間見せる、のだが…。

恐い!恐い!恐い!

十数年後、精神病院を脱走した青年になったマイケル。
殺した姉の恋人が被っていたハロウィン用の
白いデスマスクを被って街を彷徨う。

ある人物を探すために…。

監督のロブ・ゾンビはデス・メタルの帝王と呼ばれている。
へヴィメタ好きの音楽ファンなら知らない人はいない。
死をイメージした衣装やメイクで登場。ボーカルとギターを担当。
「デス・ヴォイス」と呼ばれる声を張り上げ、ゾンビワールドを作り上げた。

彼は音楽だけではなく映画にも進出。
2003年「マーダー・ライド・ショー」で監督デビュー。
この作品を見たミラマックスのプロデューサー、ボブ・ワインスタインに
口説かれ「ハロウィン」を撮る事になった。

10歳のマイケルを演じたデーグ・フェアが本当に
恐い!(彼は「ハンコック」にも悪童役でちょこっと出ている)

そして「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクダウェルと
「カッコーの巣の上で」のブラッド・ドゥーリフ(カッコーでアカデミー
賞助演男優賞にノミネート)が出演しているのも嬉しい。

ゾンビ監督夫人のシェリ・ムーン・ゾンビもマイケルの
母親役で出演。すごーくセクシー。

公開中(R-15)

私がクマにキレた理由

2008年10月31日

ぬいぐるみのクマに向かって叫ぶ21歳のアニー。

そう、完全に彼女はキレている。

優秀な看護士の母親に育てられ大学で人類学を
学びそれを活かせる仕事に尽きたいと思っていた。

しかし、母親の進めで受けた大手投資銀行の就職試験
に落ちてしまったことから人生が全く違う方向へ…

ひょんなことからナニー(幼児教育のプロ)になってしまったのだ。
セレブの息子を見るハメになったアニー、
仕事に追われ家庭を顧みない夫、自分を磨く事しか考えない妻、
その淋しさから我が侭いっぱいに振舞う5才のグレイヤー。

恋人の電話も取り次いでもらえない。

アニーはついに“爆発”。

何故ぬいぐるみに向かって叫んでいたかは
映画をご覧下さい(^^)

自分なりに一生懸命頑張っているのに
誰にも認めてもらえない、上からは理不尽な事を言われたり
思っている通りに人生が動いていかない。

将来の不安、ストレスの捌け口もない、
イライラする日々…(まるで私です(__ ))

そんな女性たちに一石を投じる作品です。

実年齢でアニーを演じるスカーレット・ヨハンソンが
そんな女性たちの共感を呼ぶヒロインを
スカッと爽やかに演じている。

原作は「ブリジット・ジョーンズの日記」「プラダを着た悪魔」の
エマ・マクローリンとニコラ・クラウス。

脚本・監督:シャリ・スプリンガー・バーマンとロバート・プルチーニ
        (長編デビュー作:アメリカン・スプレンダー)

メトロポリタン美術館やモーガン図書館、セントラルパーク、マンハッタンの
高級デパート「バーグドルフ・グッドマン」、老舗フレンチレストラン「ラ・グルヌイユ」、
高級別荘地「サウスハンプトン」、名家の別荘地が並ぶ「ナンタケット」島など
の名所も登場します。ファッションにも注目!

上映中

しあわせのかおりー幸福的馨香ー

2008年10月28日

いやあ、こんなに美味しそうな中華料理を
画面で見せられたら我慢出来まへんわ(^^;

金沢の海に面した港町にある一軒の小さな中華料理店。
店内はいつもお客さんで満杯。

ここにあるデパートの外商の女性山下貴子がやってくる。
目的はデパートに出店してもらうため。
しかし、店主の王(藤竜也)は首を縦にふらない。

それから毎日貴子はこの店に通い続ける。
王の料理を食べるために…。

出された料理を口に入れ思わず顔が綻ぶ貴子を
見ていると美味しいのが伝わってくる。
(貴子役の中谷美紀が本当に美味しそうに食べるのよ)

調理場で王が料理をするシーンでは
湯気が立ち上り、中華鍋に油がひかれ、炎の中で
調理される数々の食材に思わず生唾ゴックン。
ジュワーッという音とおたまのかきまわす音に
私の胃はもう限界でした(××)

料理だけではなく王の過去や貴子の私生活もきちんと描き、
デパートをやめて王の弟子になった貴子の修行の様子も
丁寧に撮っている(中谷美紀の中華鍋の使い方に注目。
かなり練習したのではないかな。あの重い中華鍋を
見事に操るのだから)。

監督・脚本:三原光尋

見終わったら絶対中華を食べたくなるよ(^^)

私も試写終了後、行っちゃいました(^^;

10月31日まで上映。

P.S.アイラヴユー

2008年10月28日

秋に相応しい映画です(^^)

美しいアイルランドの田園風景、マンハッタンの紅葉、
そして空っぽのヤンキー・スタジアム…
ロケーションが実にいい。

ケンカをしては又ラブラブになる、
ケンカが遊びのような仲睦まじい夫婦。
しかし、突然、夫が脳腫瘍で亡くなる。
妻は悲しみのあまり家に閉じこもってしまう。

その妻の元に亡くなった夫から手紙が届く。
それも毎日…。
おしゃれをして街へ繰り出せとか、
新しい恋をせよ、君にしか作れないものを
探せなどあらゆるアドバイスが書かれてある。

その中の一通にアイルランドに行くようにと書かれてあった。
アイルランドは亡き夫の故郷である。
二人はこのアイルランドで互いに恋に落ちたのだ。

その時のシーンがくすぐったくなるほど
す・て・き(気持ちと反対の態度をとるなんて、うぶね…なんちゃって(^^;)。

母親(オスカー女優キャシー・ベイツ)の
娘を思う気持ちがよーーーーく分かります(__ )
→ふむふむ?

アイリッシュ系ミュージックが映画を盛り上げている。

主演:2度のオスカー主演女優賞のヒラリー・スワンク、
   映画「300」のジェラルド・バトラー。
監督・脚本:リチャード・ラグラヴェネーズ(「マディソン郡の橋」脚本)
原作:セシリア・ハーン(父親は元アイルランド首相)

P.S.アイラヴユー(手紙の最後には必ずこう書かれてある。
そんな手紙どなたか下さいませんか…)。

公開中

コレラの時代の愛

2008年10月23日

初恋の人を得るために
51年9ヶ月と4日待ち続けた男。

ノーベル文学賞作家、ガルシア=マルケス原作。

24歳の電報配達員のフロレンティーノは
裕福なラバ商人の娘フェルミーナに恋する。

何通もの恋文を書いてやっと彼女の気持ちをゲット。
しかし、彼女の父親に反対され彼女は遠くへ…。
彼女の気持ちはいつしかフロレンティーノから
離れていった。

そして彼女は高名な医者と結婚。

フロレンティーノは彼女に相応しい男になって
彼女の夫が死んだときに彼女に求婚しようと
考える<凄い!そこまで彼女を愛しているのだ!>

ついにその日がくる…。

51年9ヶ月と4日の間にフロレンティーノは622人の
女性と関係を持つ(これまた、凄い)。

ただし、心はあくまでもフェルミーナ、オンリー
(と彼は言うがちょっと無責任じゃない?)

主演は「ノーカントリー」でアカデミー助演男優賞受賞の
ハビエル・バルデム。あのおかっぱ頭の不気味なイメージから
一転<といってもやはり顔はデカイ、ナガイ>。

24歳から74歳まで演じきるのは流石!

フェルミーナ役のイタリア女優ジョヴァンナ・メッツォジョルノ
は美しい。まるでモナリザのよう。
(私は後半の年老いた彼女の方がより美しく感じた)

あっと驚くシーンが待っている。
(年老いても…はぁ、うーん、いやあ、参った(^^;))

ブラボー( ^。^//

あなたは愛する人を半世紀も待てますか?

注意:これはストーカー映画ではありません。
    正真正銘、純愛映画です(^^)

監督:マイク・ニューウェル
   
シアターキノで公開中

トウキョウソナタ

2008年10月22日

ありふれたごく普通の家庭。
その中で家族一人一人の心が
次第に離れていく…。

リストラにあう夫、竜平。
その事を知りながら黙っている妻、恵。
大学に通う長男、貴の突然のアメリカ軍入隊。
両親に内緒でピアノを習い始める小学生の次男、健二。

毎日、スーツ姿で家を出て公園でボランティアが
配給する食事をする竜平の姿に胸が痛くなる。
ハローワークに行っても仕事はない。
先が見えない…。

竜平の苦悩する顔を見ているとこちらも人ごとではなくなる
(香川照之は上手いなあ…)。

小泉今日子演じる恵の存在は大きい。
得意のドーナッツを作っても誰も食べない
(美味しそうなのに…)。
淋しそうな彼女の顔…。

彼女が家の軸なのに。
子供に関心をもたない竜平に代わって
子供たちの夫々の夢を後押ししている。
優しくていい母親だ。
(小泉今日子の母親役は良い)

長男の「離婚すれば?」の問いに
「お母さん役も悪いときばかりじゃない」
と微笑みながら言うシーンは彼女の
妻として、母親としての威厳を感じた。

ラストの次男、健二役の井之脇海のピアノ演奏
(曲はドビュッシーの「月の光})が
希望を抱かせてくれる。

生きるのに理屈は要らない!

監督は黒沢清

追記:役所広司が友情出演している。えっ?という役で登場する(^^)

2008年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞受賞

シアターキノで公開中

アイアンマン

2008年10月22日

やっぱり悪をやっつけるって“超、気持ちいい!”
この正義の味方は巨大軍事企業の社長で天才発明家、
スーパーセレブときているから言うことなし。

自らが開発したパワードスーツを着て(鉄人28号みたい、わっ、私って古い(^^;)
悪に挑むのはロバート・ダウニーJr.演じるトニー・スターク。

このスーツは右アームは対戦車ミサイル搭載、両手はリパルサー光線
(破壊力を持つ特殊なレーザー誘導粒子線)放出装置、足は超小型ジェット機能搭載、
飛行速度マッハ8、3トンのものを持ち上げるパワーも備わっている。

何故、彼はこのようなスーツを生み出したのか?

新型兵器の実験のためにアフガニスタンを訪れた
スタークはそこでテロ集団に拉致される。

拉致の目的はスタークに最新・最強兵器のミサイルを
製造させるため。

彼はここから逃げるためにミサイルを作るフリをして
飛行可能な着脱式パワードスーツを製造。
ついに脱出に成功。しかし、スーツは全壊。

帰国したスタークをテロ集団は執拗に追ってくる。
実はその集団を裏で操っている者がいた。

43歳のダウニーJr.のマッチョな身体もさることながら
アイアンマンの進化していくパワード・スーツにも注目。

ラストに巨大な宿敵アイアンモンガーが現れる。
さて、このアイアンモンガーは誰でしょうか?(^^)

監督:ジョン・ファヴロー。
共演:テレンス・ハワード、ジェフ・ブリッジス、グウィネス・パルトロー。

公開中

落下の王国

2008年10月22日

映像と色彩が素晴らしい!

監督・脚本のインド出身のターセムはナイキやリーバイスなどの
一流企業のCM監督やミュージックビデオの監督としても有名だが
その感性がこの映画でも発揮されている。

構想から完成まで26年を費やしたそうだ。
その強い思いがスクリーンからも感じられる。

スタントで足を怪我し入院しているロイ(リー・ペイス)と
オレンジを収穫中に樹から落ちて腕を骨折し、同じ
病院に入院中の5歳の少女アレクサンドリア(オーディションで
選ばれたルーマニア人のカティンカ・アンタルー)が
知り合い、ロイがアレクサンドリアにある物語を聞かせ
始める。

実はこれには裏がある。
ロイは仕事を失い、恋人も主演の俳優にとられ、自暴自棄
になっていた。自殺するために動けない自分に代わって
アレクサンドリアを使いモルヒネを薬棚から
持ち出させようとしていたのだ。
彼女の気をひくために作った物語だったのだ。

この物語が面白い。
アレクサンドリアと同様、どんどん引き込まれて行く。

万里の長城やアンコールワット、タージマハール、トルコのあの
くるくる回る踊り、迷路のような階段、最古の砂漠、ナミブ砂漠など
世界遺産13箇所、24カ国以上でロケが行われた。
(撮影期間なんと4年)

そして主演の二人の自然な演技が
さらに見ているものを虜にしていく。

何でもカティンカが不自然な演技にならないように
ペイスは役と同じく<バイク事故で本当に歩けない>と
嘘を突き通したそうだ。
(二人が最初に出会うシーンも初めて会った日に
撮影された)。

おかしかったのは
アレクサンドリアがロイから薬棚から
モルヒネ一瓶持ってきてくれと頼まれたのに
3錠しか持ってこなかった。何故ならば
MORFINEの最後のEを3と読み違えたから(^^)

シアターキノで公開中

<追記:象の泳ぐシーンも圧巻。インドのニコバル諸島で撮影された。
衣装デザインは石岡瑛子←北京オリンピックの開会式のコスチュームも
手がけた>

アキレスと亀

2008年10月13日

正直、好きなタイプの映画ではない。
全く解せない。

だけど全ての映像が頭にこびりつく。

ビートたけし本人が描いた絵のインパクトの強さ、
ビートたけし(真知寿)は演じているのか、素なのか、
相変わらずとぼけた演技である。

若き日の真知寿を演じる柳憂怜の飄々とした
演技に少々苛立ちながらも<いい俳優じゃん>
と最後は認めてしまった。

働かずに売れない絵を描き続ける
夫を過保護にし、自分だけがせっせと働き、
仕事から戻ると夫の絵の手伝いもするという
妻、幸子(樋口可南子)の献身さに
半ば呆れながらもその純粋無垢さが羨ましくもある。

ただ、一人娘の高校生のマリが可愛そうでならなかった…。
<何のために彼女は生まれてきたのか…>

最速の足を持つアキレスは亀を
追い抜くことは一生出来ないそうだ。
<映画の冒頭でその説明がある>

亀は真知寿、アキレスは幸子?
終わりのない二人の世界なのか…。

公開中

ホット・ファズー俺たちスーパーポリスメン!ー

2008年10月12日

ついに公開された\(^^)/

「待ってました!」と喜んでいる方も多いでしょう。
劇場公開を求めてネット上で署名運動が行われ
ついに劇場公開の運びとなった。拍手拍手\\^□^ )パチパチ

優秀な警官、ニコラス・エンジェル巡査が
署内の同僚や上司の妬みから突然左遷させられる。

それも“事件”などとは程遠いのどかな田舎町。

と思いきや残虐な事件が発生。
「これは間違いなく犯罪」と睨むニコラス。
しかし、署長はじめ署員は「これは単なる事故」と
簡単に処理する。

<何かおかしい>とニコラスは一人立ち上がる。

ニコラスと相棒となる署長の息子で
警官のダニーとの凸凹コンビが最高!!!

3分に1回は笑う(^○^)

監督・脚本のエドガー・ライトは英国人で
「ショーン・オブ・ザ・デッド」「グラインドハウス」で
若者の指示を強く得ている気鋭の若手監督(34歳)。
現在L.A.のクエンティン・タランティーノ宅に居候中。

主演は脚本も担当しているサイモン・ペッグ、共演は親友
でもあるニック・フロスト。ティモシー・ダルトンをはじめ
ピーター・ジャクソン監督やケイト・ブランシェットなど
も出演している(この二人はカメオ出演)。

ダーティ・ハリーやリーサル・ウェポン張りの
格好良さ(??)に口があんぐりしちゃうかも(‐@。@‐)


おくりびと

2008年10月11日

“納棺師”という職業があることを知らなかった。
主演の本木雅弘さんが10数年前から温めていた
企画だそうで、今年のモントリオール世界映画祭で見事
グランプリを受賞。さらに81回アカデミー賞外国語
映画賞部門に正式にエントリーが決定した。

山形の名峰月山をはじめ、穏やかな風景をバックに
優しく故人を送る“納棺の儀式”に目を奪われた。
本木さんの一連の動きが淀みがなく本当に綺麗でした。

プロのチェリストだったのにオーケストラが突然解散となり
職を失った主人公が地元山形に戻り、求職の広告蘭の
「旅のお手伝いをする人募集」という項目を見て
旅行会社と思い面接に行く。ところが…

山崎努扮する葬儀会社の社長が「ああ、これ、誤植だね。
安らかな旅立ちのお手伝いの間違いだよ。」とあっさり言う。
結局、就職することに…。

妻には冠婚葬祭の仕事=結婚式場の仕事を
していると嘘をつく。
このあたりの妻との会話が面白い(^^)

納棺紹介ビデオのモデル(本木さんが遺体役)になる
シーンでは思わず噴出してしまった(^^;

地味ではあるが愛情をもって故人のお別れの支度をする
納棺師の姿をユーモラスに描いている。

妻役の広末涼子の透明感のある存在もいい。
当初、本木さんと釣り合うかなと
思ったが全く違和感がない。

ラストで主人公がある故人の納棺の儀
をつとめるシーンには思わず感情移入してしまい
目と鼻から流れるものを止められなかった(;。;)

監督:滝田洋二郎、音楽:久石譲

おすすめ☆☆☆☆☆です!

公開中

イントゥ・ザ・ワイルド

2008年10月06日

エンディングロールが流れている間
涙がずっと止まらなかった…。

裕福な家庭に育ち優秀な頭脳を持ち
将来を約束されながら全てを
投げ打って一人、アラスカの荒野に向かう青年クリス。

プライドと名誉しか持たない
表向きの顔と裏の顔を持つ両親。
外面はとても素敵なファミリーに見えて
実の所はそうじゃない。

息子に期待を持つのも
自分たちの名誉のため。

そんな中、彼は自分の居場所を
探す旅に出る。

荒野の誰も立ち入らない場所で
狩りや漁、木の実を採りながら
生活をする彼をみているうちに
<何故、ここまで自分を追い込むのだろう…>
という疑問が沸いてきた。

鹿は捕まえたらすぐに解体しなければならない。
何故ならばうじが沸いたら終わりなのだ。

木の実を採るときは本を持ちながら
毒のない実を探し採り集める。

食糧がなければ生きて行けない。
幾日も食糧がない日が続く…。

綺麗だった顔(イケメン)が
次第にやせ細り凄みのある
風貌に変わっていく(恐い程変わる)。

実話である。

妹に送った手紙がラストに読まれる。

何故…何故…何故…???<号泣>

監督・脚本・プロデューサー:ショーン・ペン

公開中

ハンコック

2008年10月06日

こんなヒーローがいたら悪はなくなる!

といっても市民には嫌われ者。
悪者をやっつけるのはいいが
ド派手過ぎて建物を壊すなど
街に被害をもたらすからだ(矛盾しているけど)。

そんなパワー全開のハンコックが
真面目な広告会社の社員レイを助けた事から
次第に変わっていく。
乱暴な言葉遣いも身なりもあらため、
まさに皆から尊敬される正義のヒーローになっていく。

とここまでは順調だったがレイの妻メアリーに会った事で
情勢が又もや変わる。何故かパワーがなくなってきたのだ。
実はメアリーが原因だった。

ハンコックが何故パワーを身につけるようになったか
メアリーとの出会いによって過去が明らかにされる。

痛快!爽快!
悪をばったばったと倒すのは気持ちがいい。
でも、ヒーローは孤独なのだ。

そんな外面と内面をウィル・スミスは
うまく表現している(「アリ」「幸せのちから」などで
演技力を高めてきたように思う)。

共演はシャーリーズ・セロン
監督はピーター・バーグ(「砂の惑星」の再映画化を着手予定)

公開中

シャカリキ

2008年10月03日

自転車ロードレースを描いた作品。
これが面白いんですよ!

主人公は無類の自転車好き。
それも空に向かって勾配のきつい坂を
シャカリキになって登るのが好きなのだ。

そんな主人公が高校の廃部寸前の自転車部に
入部したことから彼の自転車人生が変わる。

しかし、自転車レースのルールを全く無視して
勝手に走る主人公“輝”のおかげで
ついに自転車部は廃部。

ここから益々、面白くなってくる。
ライバルの登場もあり、“輝”の<シャカリキ>が
爆発する。

危険を伴う自転車ロードレース。
チームワークがいかに大切かを教えられる。
力を温存させるためにエースを助けたり(風除けのためのアシストとか…)
パンク対応用のスペアホイルを用意してすぐに変えたりと
サポーターの協力がなければ出来ないレースなのだ。

*風の抵抗力を抑えるため、足の毛も剃る。知らなかったあ…

キャストは遠藤雄弥をはじめとする若手俳優集団D-BOYS。
監督は初の長編作品となる大野伸介
(これまで今村昌平、北野武、三池崇史監督の助監督を務めてきた)。

原作は曽田正人のコミックス「シャカリキ」(’92~’95に連載)

10月3日まで上映

TOKYO!

2008年10月02日

東京を舞台に3人の外国人監督がメガホンを撮った。

<インテリア・デザイン>監督:ミシェル・ゴンドリー(エターナル・サンシャイン)
上京してきた若いカップル。
友人のアパートに転がり込みながら
仕事を探す二人。アキラはアルバイトが決まるが
ヒロコは中々見つからない。
アキラから「不器用だ」と言われ
腹をたてたヒロコは自分の居場所を探す。

主演の藤谷文子の自然な演技に好感がもてる。
彼女の体がある日空洞になり徐々にイスになっていく
過程が面白い。
彼女がイスになったのを知らずに置かれていた
イスを持っていったのは…。

<メルド>監督:レオス・カラックス<ボーイ・ミーツ・ガール、ポンヌフの恋人、ポーラX>
渋谷のマンホールから突然謎の人物が現れる。
緑色の服を着た赤ひげの下水道の怪人“メルド”と呼ばれた。
彼は一文字菊と紙幣を主食として生きている。
彼は突然現れ渋谷の街を早い速度で通り過ぎていく。

「ポンヌフの恋人」でもつかみどころのない役を演じていた
ドゥニ・ラヴァンがここでもその特異な容貌で殆ど台詞なしの
役をボディと表情で表現している。

監督はゴジラのファンでメルドをゴジラに置き換えた。
曲も「ゴジラ」だ。
又、監督は成瀬巳喜男のファンでもあり映画のに出てくる
ニュースキャスターの名前を高雲秀子にしたほどだ。
<成瀬監督・高峰秀子主演「浮雲」から合成した名前>

<シェイキング東京>監督ポンン・ジュノ(殺人の追憶、グエムルー漢江の怪物ー)
引きこもりの男とピザ配達の女の子の物語。
親の仕送りで生活している男。
部屋にはペットボトルとカップラーメンとピザの箱空き箱と弁当の殻だけが
うず高く積まれている。
そこにピザ配達の女の子が配達に来て急に倒れ、気を失った。
彼女の足と腕についている<ボタン>を押したところ
彼女は突然に目覚めた。

この日から彼女の事が気になり始めた…。

「シェイキング」は地震、揺れるという意味がある。
ここでは気持ちが揺れるという意味<日本は地震が多いのでその意味もある>。
キャストは監督が自から選んでオファー。
蒼井優のピザ配達の格好が可愛い!(スクーターに乗って)
引きこもり男の香川照之が久しぶりに外に出たときの
表情や行動に注目してください。

10月3日まで上映

たみおのしあわせ

2008年09月30日

距離をおきながらも
気をつかいながらも互いに
離れがたい存在となっている父と息子。

息子たみおを演じるオダギリジョーの
たんたんとした演技と何でも仕切ろうとする
父親、信男役の原田芳雄の図太さのある演技がいいなあ。

見合い相手の麻生久美子は地でいっているような
ほわ~んとした感じなのだけれど自分からたみおに
プロポーズする積極的な部分もある浴衣の似合う女性、瞳役を、
信男の会社の同僚(部下)の大竹しのぶは
信男と信男の義弟の透(小林薫)とも通じているしたたかな女性、雪江役を共に好演。

一番笑っちゃったのは義弟、透役の小林薫。
突然、アメリカから帰国して父子の家の
屋根裏に内緒でちゃっかり住んじゃうの。
<二人は気付かない>
この人、只者ではない!。

おまけに彼は医者だった亡き父(信男の義父)の
診療室を近所の老人たちの密会の場として
貸し出す。これが人気を呼ぶ。

とにかく芸達者な役者たちが勢ぞろいしているので
ずーーーっと笑いっぱなし(^○^)。
忌野清志郎もちょこっと出演している(変な男で)。

ダスティン・ホフマン主演「卒業」のパロディ?
シーンもあるよ。

監督は劇作家の岩松了。14年ぶりのメガホン。

10月3日まで上映。

シャッター

2008年09月23日

心霊写真を撮ったことがある。
というより写っていた…(__ )。

この映画は写っていただけではなく
怨念が込められた写真なのである。
恐!

プロのカメラマンのベンが新妻のジェーンを
連れて日本に仕事にやってくる。

夜の山道を車で走る二人。
そこに不意に女性の姿が…
キキキキキキーッ!
しかし、そこには轢いたはずの女性の姿はなかった。

もう、この時点から恐怖が全身を襲う。

モデルを撮りまくるベン、
現像した写真を見ると…。

ベンとジェーンの周りに次々と
不思議な現象が起る。

オール日本ロケのハリウッド作品。
「リング」など日本のホラー作品は
ハリウッドでリメイクされているが
これは最初からハリウッド作品。

主演のハリウッドデビューした
奥菜恵が台詞は少ないが
存在感のある演技をしている。
彼女の相手を捉える大きな目は
凄みがあって怖い。

監督は落合正幸(「感染」「催眠」)、
プロデューサーは一瀬隆重(「リング」「呪怨」)

今や日本のお家芸とも言えるホラーは
各国を席巻している。
確かに日本のホラーは恐い!!!

これからシャッターを押す手が震えそう…(;。;)

今週26日まで。

杉作J太郎映画祭

2008年09月13日

9月15日まで札幌のディノスシネマにて。

杉作J太郎(タモリ倶楽部に出てた方)監督作品
2本札幌初上映(DVDプロジェクター)

「任侠秘録人間狩り」
「怪奇!!幽霊スナック殴り込み!」

連日18時より!
13日と15日には18時~監督の舞台挨拶がある。
(13日には急遽J太郎監督の次回作「チョコレート・デリンジャー」
主演のグラドル松本さゆきさんが来て監督と舞台挨拶をする。
彼女は今月の映画秘宝の表紙を飾っている元レースクィーン)

かなりマニアックな作品だが面白い!
1本1000円。
2本セット前売り券1,500円。


パンダフルライフ

2008年09月06日

もう、可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い…!!!!!
抱きしめたくなっちゃう!!!!!

中国四川省成都にあるパンダ繁育研究基地。
緑が広がる広大な敷地に約60頭のパンダが暮らしている。
(年齢ごとに一緒に暮らしている)

4頭の育ち盛りのパンダはいつもお腹をすかしている
ことから「おとぼけカルテット」と呼ばれている。

「パンダ幼稚園」では子パンダたちが木にしがみついたり、
落っこたり、じゃれあったり、追いかけっこをして遊んでいる。

和歌山県白浜にあるレジャー施設アドベンチャーワールド
にはメイメイとエイメイの子供が6頭もいる。
4歳の双子のパンダ、リュウヒンとシュウヒンは父になる日に備え、
まもなく成都パンダ繁育研究所に行く。

別れの日、担当飼育員が涙する。
2頭もそれがわかるらしい。
不安な目をしている。

数時間かかってやっと研究基地に着いた。
檻に入れられた2頭。
やんちゃなシュウヒンが檻をよじ登り、
切ない声で泣く。それを普段は大人しい
リュウヒンが慰める。仲の良い双子の兄弟愛だ。

今年ここでは8頭の赤ちゃんパンダが誕生した。
母パンダたちも様々。面倒見の良いパンダや
子育ての苦手なパンダもいる。子育てを放棄するパンダもいる。
又、想像妊娠するパンダもいる(子供が欲しいのが行動でわかる)。

母パンダが生まれたばかりの赤ちゃんパンダを愛おしみながら
ギュッと抱いて頬ずりする様は人間と同じ。

子パンダの中には灰色の毛や足の弱いものもいる。
でも、灰色は黒く変わり、足の弱かった子パンダも
走れるほどにまでなった。

研究基地の職員たちが愛情を注ぎながら
世話をする姿にも感動する。

愛くるしいパンダを見ていると幸せな気分になる。
1時間40分が物凄く短く感じた。
もっと見ていたかったなぁ…(__ )

ナレーションは菅野美穂。
公開中

*パンダが現れたのは約800万年前。最初は黒だった。
 氷河期に入り白の保護色となったらしい。
 本来は肉食獣だが氷河期の食糧不足を乗り超えるために
 変化したと言われている。大きな身体を維持するために
 1日に竹を12~16㎏食べる。1日中寝て食べることで
 体力を消耗しないようにしている

SEX AND THE CITY

2008年09月06日

1998年から2004年に全米で放送され爆発的な
ブームとなったテレビシリーズの映画版。

主演のサラ・ジェシカ・パーカーはこの作品で
ゴールデングローブ賞ドラマ部門で主演女優賞受賞。

セレブな女性4人の恋や仕事や家庭の悩みを描いているのだが
イマイチ、ストーリーにインパクトがない。
はっきり言って映画より
テレビの方が良かったのでは…と思っちゃった(^^;。
(テレビは見ていないけど)

ただ、ファッションは抜群にいい!!!
4人合わせると300着とか。
(キャリー役のサラだけで80着)

サラ・ジェシカ・パーカーの着こなし方もいい。
(でも、彼女はちょっと顔が長いねぇ。細面だからかなぁ…)
衣装デザイナーは安室奈美恵を起用した
ヴィダルサスーンのファッションをプロデュースした
パトリシア・フィールド(SATCのテレビでも担当)。

クリスチャン・ラクロワ、クリスチャン・ディオール、ランバン、
オスカー・デ・ラ・レンタ、ヴェラ・ウォンなどの有名デザイナーの
ウエディングドレスも登場する(思わずため息が…)。

又、彼女らが住む家やアパートメントも素敵。
キャリーが婚約者のビッグと住む予定の高級アパートメントには
彼女の大好きな靴が収められる大きな棚も…
(イメルダ夫人も真っ青)。
ワードローブとこの棚だけで一つの部屋、凄い!
勿論インテリアも各々個性的。

音楽もいい!

別世界を楽しませてもらった。
セレブになれない私は
香りだけでもセレブ気分を味わおうと
サラ・ジェシカ・パーカーの香水を購入。

セ・レ・BUU(ぶぅ)(^^;

公開中

ハムナプトラ3<呪われた皇帝の秘宝>

2008年08月21日

7年ぶりに公開。

今回の舞台は中国。
相変わらずミイラが登場する(^^)。
それも2000年前の皇帝とその軍隊、
兵馬俑が蘇るのだ。

これが恐いのなんのって。
皇帝を演じるのはジェット・リー。
3つの頭を持つドラゴンに変身したりもする。

オコーネル夫妻の息子は22歳に成長し、
ハーバード大学の学生。
しかし、又もやこの息子、やらかしちゅうんですよ。
おかげで夫婦は危機に陥る。

皇帝の軍団と黄泉の世界から蘇った
(万里の長城の地下から)
皇帝の恨みを持つ者たちとの戦いは圧巻。

監督は「ワイルド・スピード」「トリプルX」の
ロブ・コーエン。
主演はブレンダン・フレイザー。
妻のエヴリン役はレイチェル・ワイズに代わり
マリア・ベロ、
そして2000年前に皇帝を封じ込めた
魔術師の役でミシェル・ヨーが優雅で
鋭い剣さばきを披露する。

ホッキョクグマとユキヒョウを合わせたような
雪男(イエティ)も登場する。
<CGIで作られているがまるで本物のよう>

公開中。


「ジャージの二人」

2008年08月18日

会社を辞め、グラビアカメラマンの
父と北軽井沢の別荘にやってきた32歳の息子。
毎年、夏になるとこうして二人は
やってくる。

息子の妻は別の男と恋愛中。
父親は3度目の結婚も黄色信号。

息子と父親は祖母の残したジャージを着るのが日課。
ジャージには和小や桶谷中などの学校の名前が
入っている。色も様々で息子はエンジ、父親は緑。

二人はジャージが良く似合っている。
全く不自然ではない(何でかな。細いから…)。

二人で別荘にいてもこれといって
することはない。
父親はファミコンで麻雀ゲーム。
息子は小説を書こうと机の前に座ること位。

携帯電話も通じない、ビデオデッキもない。

このなにもない、なにもしないのがいい。
心地よい風とゆったりとした時間。
立派な別荘ではないところが又、いい(^^)

ジャージを着ると心も身体も
本当にリラックスするよね
(実は私もジャージ派(^^;)

何かをするための夏休みではなく
何もしない夏休みもいいなあ…。

監督・脚本は「チーム・バチスタの栄光」の中村義洋。
主演は堺雅人とシーナ&ロケッツの鮎川誠(飄々とした演技がいい)。

公開中。

「同窓会」

2008年08月18日

30代半ばの映画製作会社社長。
映画の仕事も女優との不倫も
トントンといっていたが
妻との離婚をきっかけにどん底に落ちていく。

高校時代の初恋を実らせ結婚したにも
関らずこの男は…
身勝手と言うか、図に乗りすぎというか、
でも、実家に戻って高校時代の8ミリフィルムを
見てから彼は変わってくる。

妻へのある誤解が彼の心をずっと支配していたのだ。
その誤解がやっと解けたとき、別れた妻の
身体に異変が…。

その別れた妻のために高校時代の同窓会
を開こうとする彼だが思いも寄らない同窓生が
一人やってくる。
その同窓生とは…?

舞台となる長崎の美しい風景とそこに集まる旧友たちとの
ふれあい、故郷の温かさが画面からも伝わる。

監督・脚本:サタケミキオ
主演:宅間孝行(=サタケミキオ)、永作博美
サタケミキオ(宅間孝行)は劇団「東京セレソンデラックス」を主宰、
「アタックNO.1」「花より男子シリーズ」などの脚本担当、
「新撰組!」「タイガー&ドラゴン」「鹿男あをによし」「今週、妻が浮気します」
などに俳優として出演するなどたくさんの顔を持っている。

公開中。

「ダークナイト」

2008年08月16日

これまでの「バットマンシリーズ」の
中で一番面白い!
(やっとバットマン=クリスチャン・ベールになった。
私は彼のデビュー作「太陽の帝国」の
天才子役のイメージがずっとあった)。

今回ジョーカーを演じた
映画撮影後に急死したヒース・レジャーの
鬼気迫る演技に身体が震えた。

前回のジョーカー役のジャック・ニコルソンに
「おかしくなるぞ」と脅されたそうだが
その前から彼の中で何かが起っていた
に違いない。
それ位、インパクトが強い!

相手をのらせ悪をおもちゃにして
遊び狂う男を見事に演じきっている。
あらためて惜しい俳優を亡くしたと
残念でたまらない。

そしてもう一人、2つの顔を持つハービーと
呼ばれる地方検事ハービーを演じる
アーロン・エッカートの存在。

この二人がいたからこそ
今回のバットマンはより面白いものと
なったように思う。
何故トゥフェイス(2つの顔)と呼ばれるかは
ここでは明かさないでおくね(^^;。

監督は前作に続きクリストファー・ノーラン。
共演はマイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、
ゲイリー・ゴールドマン、マギー・ギレンホール、
エリック・ロバーツ。

新しいバッドスーツと武器、モービルに加え
バッドポット(重武装の二輪車)が登場する。
オートバイとは全く違う二輪車。
これが凄いのなんのって。
まずは見てね(^。-)

今回長編大作映画としては初めて
IMAXカメラで撮影(冒頭6分間を含め
た6つの一連のシーン)。
より鮮明で迫力ある映像を
楽しめるよ(^^)。

公開中。

「ハプニング」

2008年08月16日

ハリウッドの若き鬼才
M・ナイト・シャラマンが
新たな恐怖を提供。

その正体が又、何なのかわからない。
人が突然、訳のわからない事を言い始め、
方向感覚を失う。
そして“死”。

ビルの上で作業していた人たちが
上から降ってきたり(自ら飛び込む)、
動物園では自ら檻に入り、
ライオンに食いちぎられたり、
車を思いっきり大木にぶつけるドライバーがいたりと
あちこちで異変が起きる。

その見えない脅威に
立ち向かう科学教師
(マーク・ウォールバーグ)。
彼は兆候としてあるサインに気付く。

どこから来るのか予想不可能。
何故それが起きるのか?
原因が全くわからない。

今地球に起きている環境の変化が
原因なのか…。

そんな中で親子の絆、ぎくしゃくしていた
夫婦の絆が深まっていく。
“絆”が問われている世の中、
何かが起らないと深められないのか…
なんてうがった見方をしちゃった(^^;

確かにこのような事が起きても
不思議ではないかもしれない。

そう思うと“怖い”

ロケはシャラマン監督のオフィスもある
ペンシルバニアで行われた。
大好きな場所だそうだ(風景が美しい。
彼の殆どの作品はここで撮られている)

公開中。

「あの日の指輪を待つきみへ」

2008年08月14日

50年前に贈られた指輪が見つかったら…
それも二人の名前が刻まれたものだったら…

これは実話から生まれたラブ・ストーリー。

アメリカに暮らすアンは夫を亡くしたばかり。
そのアンのもとにアイルランドから
アンの名前が刻まれた指輪が見つかったと
いう報せが届く。

その指輪にはアンとテディの名前が
刻み込まれていた。
テディとは…?

夫が死んでも淡々としている
アンに娘のマリーは不満をぶつける。
アンは「私の人生は21歳で終ったのよ」
と言い放つ。

愛する人を亡くし自分の気持ちを
封印、別の男性と結婚したアン。

今、50年の封印が解かれる。

監督は名匠リチャード・アッテンボロー。
彼のたっての希望でシャーリー・マクレーン
がアンを演じる。
73歳になるシャーリー・マクレーンは美しい。

若いアンはミーシャ・バートン。
細身で瞳の美しい女性。
テディ役のスティーヴン・アメルは
若き日のロバート・レッドフォードを
彷彿させる。

家を建てているテディを訪ねる若きアンが
まだ枠組みしか出来ていない
建物の中で全裸になるシーンがある。
周りの緑の背景も相まって
まるでビーナスのように美しい!

1個の指輪が引き寄せる縁。
アンの知らなかった事実が
明らかになっていく…。

ラストは感動!!!

シャーリー・マクレーンは
やはり、素晴らしい女優だ。

公開中。

「闇の子供たち」

2008年08月14日

プレスの表紙の裏に小さく
「値札のついた命」と書かれてある。

2時間18分、私は何度顔を背けたく
なったことか…。「ああ、何て可愛そうな…」
なんていう憐れみの心ではない。
“怒り”“悔しさ”“不信感”
身体の中の<マグマ>が噴出しそうだった。

幼児売春、人身売買、臓器密買
テレビのドキュメントでも伝えない
シーンを脚本も手がけた阪本順治監督は
細かく描いている。

それも細心の注意を払って…。

オーディションに来た子供たちは
自分と同じ年頃の子供たちが
全く違う環境にいて虐待されているの
を知っていた。

彼らに何故、この映画を撮るのかなどを
きちんと説明し納得して貰った上で
撮影にのぞんだそうだ。

事実を隠さないため、
売春宿でのシーンも写している。

太ったペドファイル(幼児性愛者)の
醜い身体を見るだけでも
憎悪を感じた。

原作は梁石日。
映画化は難しいと言われていた作品だ。
「舞台がタイだったからこそ実現した。
日本ではありえなかった企画だった」と
監督は話している。

タイの今おかれている
社会的背景も如実に描かれている。

勿論、これはタイだけの問題ではない!

映画の趣旨に賛同した俳優たちが集結。
江口洋介、宮崎あおい、妻夫木聡、佐藤浩市、
鈴木砂羽、豊原功補。

主題歌『現代東京奇譚』は
桑田桂祐(作曲、作詞、編曲)。
曲は話が来てから作ったそうだ。

公開中。


「純喫茶磯辺」

2008年08月13日

こんな喫茶店あるある、
私の田舎にもあった(過去形)。

父親の遺産が入ったバツ一男、磯部裕次郎は
女にもてたいという不純な動機から
喫茶店を始める。

一人娘の高校生の咲子は嫌々手伝わされる。
内装も名前も“ダサイ”。
案の定、閑古鳥。

所が<素子>というアルバイト女性が来てから
客が来るようになった。
しかし、彼女には秘密があった…。

宮迫博之が地のままやっているのでは
ないかと思うくらいすっぽり嵌っている。
鼻の下の長い所やあいまいな態度など
(本人がそうというのではなくイメージが…(^^;)。

咲子役の仲里依沙(なか・りいさ)もいい。
純粋で可愛くしっかり者。

本当の親子のように見える。
二人が自転車に乗っているシーンが特に好きだ。
(咲子はお父さんが好きなんだ!)

素子役の麻生久美子のメイド・コスプレ
にも注目(ハリセンボンの近藤春菜の
コスプレも…(^^;)

「磯部」に集まる訳ありそうな客がユニーク。
斉藤洋介、ミッキー・カーチス、ダンカン…
が演じる客はめっちゃ“濃い!”(^^)ヾ

’06夕張国際ファンタスティック映画祭
<ファンタスティック・オフシアター・コンペティション
部門「なま夏」>でグランプリを受賞した
吉田恵輔監督の真骨頂とも言える作品。

テーマ曲「男の滑走路」はクレイジーケンバンドが
歌っている。

公開中。

「庭から昇ったロケット雲」

2008年08月11日

自分の農場から自分で作ったロケットで
宇宙へ行こうとする男の物語。

NASAで働いていた宇宙飛行士チャーリーは
父の急死で宇宙へ行く前に
実家の農場を継ぐことになった。

しかし、チャーリーは宇宙へ行くのを
諦めた訳ではなかった。

納屋でロケットを作っていたのだ。

周りから変人扱いされながらも
家族に支えられ、夢を実現させようとする
チャーリー。

莫大な借金と非難を受けながらも
彼は宇宙への夢を捨てなかった。

<夢は実現するもの、信じ続ければかなう>

子供たちに身をもって教えるチャーリー。

夫、父親を信じ、サポートする家族の姿に
ホロリとさせられる。

双子のポーリッシュ兄弟が監督、プロデユーサー、
脚本を務める初めてのメジャースタジオ作品。
弟のマーク・ポーリッシュはFBI捜査官役で出演。
チャーリーの二人の娘はポーリッシュ兄弟の愛娘たち。

チャーリー役はビリー・ボブ・ソーントン、
妻役はヴァージニア・マドセン。
そしてブルー・ス・ウィリスが同僚の
宇宙飛行士役で出演している。

エンドロールで流れてくる曲は
エルトン・ジョンの「ロケット・マン」。

夢を追うのをやめてしまうことは
犠牲を払いたくないからだ…と
ポーリッシュ兄弟は言っている。
岡本孝子の♪夢をあきらめないで♪の
メロディが頭の中に流れてきた。

うーん、やってみるか”(^^:???

今月22日まで上映。

「パリ、恋人たちの2日間」

2008年08月11日

フランス人女優、ジュリー・デルピーが
監督、脚本、製作、主演、音楽、編集を手がけた
ロマンティックコメディ。

付き合って2年のフランス人の女流写真家マリオンと
アメリカ人のインテリアデザイナー、ジャック。

このところしっくりいかない二人は
彼女の故郷、パリにやってくる。
マリオンの両親や妹、元カレに
会うジャック。
彼らの話を聞くたびに
マリオンへの不信感が募る。
さ、二人はどうなることやら…。

マリオンとジャックの会話の
やりとりが面白い。

フランス人とアメリカ人の相違かな?

東京の<おばさん>と
大阪の<おばさん>の
会話の違いに似ているかも(^^;

主演を務めた前作「ビフォア・サンセット」でも脚本を
書いたデルピー(アカデミー賞脚色賞ノミネート)、
この作品でもその才能が
発揮されている。

アメリカ在住の彼女ならではの
ウイットが所々に表れている。

パリの名所も楽しめるよ(^^)
<プレスには二人が訪れるスポットの
地図が載ってる>

そうそう、あのダニエル・ブリュールが
1シーンのみ登場している(^^)。

ジャック役はデルピーの元カレ、
アダム・ゴールドバーグ、
両親役はデルピーの実の両親である
俳優のアルベール・デルピーと
マリー・ピレ。

今月15日まで上映。

ふみ子の海

2008年07月31日

昭和の初め、貧しさゆえに4歳で光を奪われた女の子がいた。
その名は<ふみ子>。

新潟県の高田盲学校で教鞭をとり、生涯を視覚障害者教育に
捧げた粟津キヨさんの少女時代を描いた作品。

原作は児童福祉文化賞を受賞した市川信夫の同名小説。

病気がちな母親は何とかふみ子を盲学校に入れようと
本家にお金の無心にいくが大旦那に「女に学問はいらない」と反対され
幼いふみ子は按摩の修行に出される。

厳しい修行が続く。
ふみ子はそんな中でもへこたれずにいた。

なぜならば三重苦を乗り越え教育家となった
ヘレン・ケラーのようになりたいという夢を持っていたから。

ふみ子はヘレン・ケラーの自伝を点字で読むため
密かに点字の勉強をする…。

荒々しい日本海に臨むふみ子と母親。
目の見えないふみ子が「海って、綺麗だね…」と
叫ぶシーンがある。涙が溢れて止まらなかった。

ふみ子を見守る温かい人々の存在、
そして何よりハンディを背負いながらも
前向きに生きるふみ子に勇気付けられた。

オーディションで選ばれたふみ子役の鈴木理子が
健気なふみ子を好演している。
師匠役のベテラン高橋惠子の存在も大きい。

監督は15年ぶりに監督復帰した近藤明男。
新潟県オールロケで江戸時代から続く町家や
日本一の雁木通り、棚田など日本の原風景が
郷愁を誘う。

厚生労働省推薦、文部科学省選定作品。

札幌オープニング上映『バリアフリー上映(副音声・日本語字幕上映)』
8月5日(火) 道新ホール
①13:30~
②18:30~
何れも舞台挨拶あり(近藤明男監督、高橋惠子さん)

<劇場上映>
シアターキノ 9月6日~19日 モーニング上映(毎日1回のみ。10時から) 

<札幌かでる27ホール>
9月19日:①14:20~②16:40~③19:00~
9月20日:①10:00~

<札幌エルプラザ3階ホール>
10月9日:①10:30~②13:30~③16:00~④19:00~

<札幌ちえりあホール>
10月24日:①14:20~②16:40~③19:00~
10月25日:①10:00~

<共済ホール>
11月22日:①10:00~

前売券:大人1,000円、小・中・高校生800円
当日券:大人1,500円、大学生1,300円、小・中・高校生・シルバー・障害者1,000円

ドクガス

2008年07月30日

北海道の映像制作を応援する映像イベント
「第1回北海道インディペンデント映像フェスティバル」が
今年2月に札幌で行われた。

その時のグランプリ受賞作品「ドクガス」が8月2日から6日
(いずれも21時から)シアターキノで上映される。

監督は札幌出身、早稲田大学在学中の南出惇介(最新作、76分)。
オール札幌ロケ。

高校を卒業しても仕事に就かず、起きたい時に起きて
帰りたいときに帰ってくる青年シンヤ。
母親もあまりうるさく言わない、というか無関心。

何かをしたいとか目的を持っている訳でもない。
彼女が妊娠したらしいと知っても責任はとらない。

“札幌の空は汚い”と高校の先輩と
二人でガスマスクをつけて人を襲う。

彼らにとってガスマスクは社会との断絶(隠れ蓑)。

でも、暴漢から一人の女性を助けた事から
何かが吹っ切れ、マスクをはずし
街の空気を吸う。

本当はこの街が好きなのだ!

デビュー時のピーターに似た
主演の外久保雄太がとても
綺麗な顔立ちで印象に残る。

詳しくは公式サイトを。
http://film.artful.jp/dokugasu/

*来年の北海道インディペンデント映像フェスティバルエントリー募集
応募方法:http://www.a-yaneura.com/hicf/

歩いても 歩いても

2008年07月22日

「誰も知らない」の是枝裕和監督の最新作。

夏の終わりの1日(24時間)のお話。
主人公である良多(阿部寛)が
結婚した女性とその子供を連れて
帰郷するところから始まる。

兄の命日なのだ。

実家では開業医だった父親と母親が
良多一家と良多の姉一家を待っている。

母親役の樹木希林の作る料理が
美味しそう…。
大根のきんぴら、豚の角煮、枝豆と茗荷の
混ぜ寿司、そしてとうもろこしのかき揚げ…。
特にとうもろこしを揚げるときの音を
聞いただけで涎が出そうだった(^^;

希林さんの慣れた手つきが
よりそう見せる。

又、料理をしながらの樹木希林と
姉役のYOUとの
会話が面白い!(アドリブ?)

女どうしはよいが
男どうしの良多と父親(原田芳雄)は
全くそりが合わない。
なので空々しい二人の会話も可笑しい。

家族のそれぞれの思いを
自然に描いており、スクリーンと
客席との隔たりがなく見ていて
心地よかった。

家の中も、外の風景も…
とにかく、画が美しい。
(台所や風呂場、階段、玄関など細部にまで
気を配った画作り)。

(トウモロコシの実を皆でとるシーンが良かったなあ。
小さい頃を思い出しちゃった…)。

海や風の匂い、古い家の匂い、診察室の
薬の匂い、食卓に飾られた料理の匂いが
スクリーンから伝わってくる。
(私も家族の一員になっていたのかも…)

母親が良多に夫の過去の浮気の
話をするシーンがあるのだけど
その浮気相手の女の部屋から聞こえてきたのが
いしだあゆみの「ブルーライトヨコハマ」だった。

♪歩いても 歩いても…♪

それ以来母親はそのレコードをかけ
続けている…。

何故か何度も観たくなる映画です(^^)

上映中

ホートン~ふしぎな世界のダレダーレ~

2008年07月18日

心温まる物語。

ダレダーレという埃ほどの小さな国が
ある日大ピンチを迎える。
突風によって安定していた平和な
場所から風に流されてしまったのだ。

地面が傾く度に人々は「助けて」と
叫んだ。その声を聞いたのは
心優しいぞうのホートン。
クローバーの花の上にちょこんと乗っかった
埃の中からその声が聞こえてきた。

周りの動物たちにそれを伝えても
誰も信じてくれない。

ホートンはダレダーレの市長と
話をし、その小さな国を救う約束をする。
そして埃を安全な場所に運ぶため
山の頂上をめざす旅に出る。

原作はドクター・スースの絵本「ぞうのホートン ひとだすけ」

埃の中のミクロの世界を堪能して下さい(^^)

大切なのは”信じ抜くこと”

公開中

奇跡のシンフォニー

2008年07月18日

タイトルから「これは絶対泣く!」と
覚悟して見た。
案の定、泣いた(;。;)

(出来すぎの感があるかな…)。

生まれた時から音楽の才能を持った
11歳の少年の両親探し。

3人を結びつけるものは“音楽”。
さ、それがどのようにして
3人を引き寄せるのか…

天才子役、主演のフレディ・ハイモアの
「チャーリーとチョコレート工場」でも
見せたあのつぶらな瞳に魅了される。
指揮棒をとるシーンも立派!

子役と言えばジャマイア・シモーヌ・ナッシュ
(お下げ髪の黒人の女の子)の歌声に驚く。
この作品が映画デビューとなり、
第80回アカデミー主題歌賞にノミネートされた
「Raise It Up」をパンチの効いた声で披露している(凄い!)

父親役は美形のジョナサン・リース=マイヤーズ
(ベルベット・ゴールドマインでその美形振りを発揮)。

他にロビン・ウィリアムズ、テレンス・ハワードも出演
している。

ラストが感動的!

40曲以上の楽曲をフィーチャーした音楽も聴き所。
(ラストはオーガストのラプソディというオーケストラ曲)

監督はカーステン・シェリダン(「マイ・レフトフット」
「父の祈りを」の名匠ジム・シェリダンの娘)

今月25日まで上映

ミラクル7号

2008年07月17日

チャウ・シンチーがまたまた凄い映画を作った。
(監督・製作・脚本)
「少林サッカー」「カンフーハッスル」より
…感動する
といっても感動の意味がちょっと違う。
今度は心打たれて涙する“感動”なのだ。
(前作は笑って涙する)
馬鹿馬鹿しい可笑しさなんだけど
“やられた”という感じかな(^^;

超ビンボーな親子が主人公。
父親がゴミ捨て場で拾った穴だらけのスニーカーを
履いて登校する小学生の息子。

でも、学校はお金持ちが集まる名門校。
「一生懸命勉強すればビンボーでも尊敬される」が
父親の座右の銘なのだ。

今日もゴミ山に行き息子のためにスニーカーを探す父親。
そこで緑色のゴムボールを発見。
息子のプレゼントにと持って帰る。

ところがこの緑色のボールはUFOから
落とされたある生命体だったのだ。

息子を演じるのは実は女の子。
いじめっ子の男の子も女の子。
いじめっ子の用心棒を務めるパワフルな
男の子も実は23歳の女性。
巨漢少女は逆に男性レスラーと
奇をてらった配役。
(女の子とは全く気付かなかった)

息子のディッキーを演じるのは1万人から
選ばれた10歳のシュー・チャオ。
何とチャウ・シンチーと養子縁組もした。

シンチーが惚れるほどこの子の演技は素晴らしい!
まず、表情が豊か、感性もいい。

そして何よりも<ミラクル7号、ナナちゃん>が
すっごーく可愛い。手元に置きたい!
この愛くるしいナナちゃんがある奇跡を起こす(それは秘密)。

チャウ・シンチーはスピルバーグの「E.T.」を
見るために何度も映画館に足を運び、いつか
自分もこんな映画を作りたいと思ったそうだ。

なので「E.T.」「2001年宇宙の旅」「未知との遭遇」
そして「M:1-2」のパロディ他「少林サッカー」
「カンフーハッスル」のセルフパロディシーンも随所に登場する。

笑って泣いて又笑う。

貧しくとも希望を捨てない父子の姿に感動するはず。

今年の夕張映画祭でも上映された。
廃校になった幌南小学校の生徒25人が招待された。
チャウ・シンチーの温かい夕張市民へのメッセージもあった。

1996年に審査員で来夕し、2002年「少林サッカー」が
夕張映画祭で上映され日本における成功のきっかけと
なったことへのチャウ・リンチーの感謝の心である。

今月25日まで上映

告発のとき

2008年07月17日

イラク戦争に出兵した息子が突然、軍から姿を消した。
元アメリカ軍人である父親が
(トミー・リー・ジョーンズ→「逃亡者」でオスカー受賞)
その行方を捜す。

調べていくうちに息子の実態がわかってくる。
そして衝撃の事実が…。

父親も亡くなった兄も軍人という軍人一家に生まれた息子が
何を考えていたのか、何故軍に入ると言ったのか、
そしてイラク戦争に行くと言い出したのか、
そのイラクで何があったのか、解明していくうちに
息子の心の隙間が見えてくる。

一緒に息子を探す町(地元警察)の女刑事が
(シャーリーズ・セロン→「モンスター」でオスカー受賞)
署内の同僚にセクハラまがいの言動を受けながらも
無視して果敢に捜査していく。
その姿が実に潔い。

そして妻の(スーザン・サランドン→
(「デッドマン・ウォーキング」でオスカー受賞)
「せめてこの子だけは残して欲しかった…」という言葉が
重くのしかかる。

監督・脚本・製作:ポール・ハギス(「ミリオンダラー・ベイビー」「クラッシュ」の脚本家)

原作は2004年にジャーナリストのマーク・ボールが
「プレイボーイ」誌に発表した記事「死と不名誉」。
これは2003年7月に起った米兵による殺人事件のルポ。

戦場に送られた人々の心の状態が浮き彫りにされる。
彼らは犠牲者なのか…。

*2006年までにイラクとアフガニスタンに従軍した兵士の
10~15パーセントがPTSD(心的外傷ストレス障害)と診断されている。

今月18日まで上映

ゲゲゲの鬼太郎~千年呪い歌~

2008年07月16日

前作より面白い!
ウエンツ鬼太郎も、らしくなってきた。
今や映画、ドラマに引っ張りだこの
大泉洋の存在も大きい。

そして、今回は緒方拳と寺島しのぶが
加わったことで全体がしまった感じがする。

特に緒方拳は凄い迫力!!!

又、佐野史郎、上地雄輔、ブラザートム、笹野高史、
星野亜季、河本準一、中川翔子などが個性豊かな
妖怪たちを演じる(佐野史郎と上地雄輔はわからなかった)。

鬼太郎の出生の秘密、目玉親父が
何故出現したのかが明かされる。

主題歌もいいなあ…。
(中村中が歌う「風立ちぬ」)

公開中

俺たちダンクシューター

2008年07月16日

「俺たちフィギュアスケーター」のバスケット版。

舞台は70年代。実はアメリカにはNBAとABAの
2つのプロバスケットリーグがあった。
しかし、NBAはABAを吸収合併し、
事実上ABAは9年で消滅(1967-1976)。
(但し、ABAの上位4チームだけは残った)

ここではABAの架空のチーム「フリント・トロピックス」が登場。
これが呆れるほど“おバカなチーム”。

主演はサル顔で御馴染みウィル・フェレル。
(俺たちフィギュア~に続き)
ウィル演じる一発屋ミュージシャンが
ヒットした曲(たった1曲のみ)の
印税を元手にABAを買収。

オーナー兼監督・プレーヤーとして
毎回ド派手な衣装で登場し、試合前に必ず歌とダンスを披露する。
(歌謡ショーは実際にあったらしいよ)
何たってABAはNBAと違って“魅せてなんぼ”のエンタメリーグ。

時には観客を動員するため
人食い熊と戦ったり、ローラースケートで
仰向けにさせたチアリーダーの上を飛んだり、着ぐるみで
ダンスをしたりと必死でアピールする(これが笑えるのよ(^○^)。

それでも会場は閑古鳥。

ついに解散の声が…
生き残りをかけた試合が始まる…。

ブッブッブッ…の発言やモザイクが必要な映像など
相変わらず過激なシーンもある。

何も考えずに見られる“おバカな映画”。

グラミー賞受賞のヒップホップデュオ“アウトキャスト”の
アンドレ・ベンジャミンやウディ・ハレルソンも出演している。
悪役やキレル役が多いハレルソンですが
(「ナチュラル・ボーン・キラーズ」「ラリー・フリント」「ノーカントリー」)
ここでは皆をまとめるイイ男性(ひと)(^。-)。

因みにプレーヤーの一人、長身のヴァカイデス役の
ピーター・コーネルは元プロバスケットプレーヤー

70年代の曲やファッション、ABAの解散したチームの
ロゴやユニフォームも再現されているのでこちらも注目!。

こんなプレーはNBAでは絶対見られないよ(^○^)/
大いに笑って下さい!

追伸:3点シュート、スラムダンク、ダンクコンテストを生み出したのはABA

8月下旬公開

雲南の花嫁

2008年07月09日

中国の秘境、雲南省は
25の小数民族が暮らす地。
彼らは色鮮やかな民族衣装を身に纏い
古くからの伝統を受け継いでいる。

その伝統を重んずる地に
突拍子もない娘がいた。
赤ん坊の時に母親を亡くし父親の
男手ひとつで自由奔放に育った
イ族の娘、鳳美(フォンメイ)。
男の子のようなお転婆娘だ。

その鳳美が幼馴染の阿龍(アーロン)と
結婚する事になった。

しかし、イ族の夫婦は結婚後
3年間は同居してはならないという
しきたりがあった。

結婚式の後、実家に戻った鳳美は
阿龍に会いたくて会いたくてたまらない。

鳳美は伝統の龍舞を継承する阿龍が
娘龍舞隊の指導をする事を知り
こっそりその舞隊に潜り込むことにした。

これがとんでもない事件に発展する。

第2のチャン・ツィイーと言われる
チャン・チンチューが暴れまわる!?

“活きがいい”と言ったら失礼かな(^^;
事件を起こして皆を巻き込むけど憎めない。
愛くるしくて度胸が良くて強い!

温暖で風光明媚な雲南省。
のどかでいいなあ…
青い空、柔らかい陽射し、
そして純朴な人々…
歌と踊りで気持ちを表現する
シーンは感動!

民族の誇りを持ち、
伝統を守るイ族に敬服!

*1999年に全国龍舞大会でイ族の女性からなる龍舞チームが優勝。
 これまでは女性による龍舞はなかったそうだ。

Juno(ジュノ)

2008年06月21日

今年のアカデミー作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞
にノミネート。
主演のエレン・ペイジが媚びることのない演技で良い。

16歳のジュノが初体験で妊娠してしまう。
産む決意をしたものの…。

妊娠したことによって
彼女の周りでは様々なことが起きる。

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さよなら。いつかわかること

2008年06月21日

イラクから突然届いた妻の戦死。
夫は12歳と8歳の娘二人に
母親(グレイス)の死をすぐに伝えられない。

父親に隠れてイラク情勢を伝える
TVニュースをこっそり見る長女。
母親と毎日同じ時間に互いの事を
思うという約束をした次女。
そんな母親を恋しがっている娘二人に
どうやって伝えたら良いのか…。

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幸せになるための27のドレス

2008年06月06日

誰もが花嫁姿に憧れる…。
私だって未だに憧れてます(^^;

ヒロインのジェーンは他人の結婚式を
成功させることに喜びを感じている。

ワードローブには結婚式で
花嫁付添い人として着た27のドレスがぎっしり。

*この27のドレスを着こなす
キャサリン・ハイグルは綺麗!

なのに恋は成就しない。
思いを寄せている上司をわがままな妹に
とられてしまう。

じれったいのう!!!

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ラフマニノフ~ある愛の調べ~

2008年06月05日

天才ピアニスト&作曲家<セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)>。
裕福な家に生まれたが9歳の時家が破産、両親は離婚。

しかし、彼の音楽的才能を見出していたモスクワ音楽院の
ズヴェレフ教授は彼を自分の家に住まわせ音楽院に通わせた。

18歳で「ピアノ協奏曲第1番」を作曲。
それを機に次々と曲を作る。
28歳で日本でも馴染みが深い「ピアノ協奏曲第2番」を作曲。
(ドラマ「のだめカンタービレ」で使われた)

45歳でアメリカへ亡命。

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トゥヤーの結婚

2008年06月04日

足を怪我し、仕事が出来なくなった夫。
不自由な身体になった夫と3人の子供の
世話をしながらトゥヤーは駱駝や羊を
飼って生計をたてている。

朝から陽が落ちるまでトゥヤーは働く。
駱駝に乗って10キロも離れた井戸まで
水を汲みに行く。
過酷な日々だ…。

若く美しく逞しいトゥヤー。
でも、重労働のため限界にきていた。

そんな妻を見て夫は離婚を決意。
しかし、トゥヤーがとった行動は…。

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ジェイン・オースティンの読書会

2008年06月03日

この名前を聞いて“ああ~”とわかった方は凄い。
アメリカでも根強い人気の女性作家。
(18世紀から19世紀にかけて活躍。
映画にもなった「エマ」「プライドと偏見」などの著者)。

今、アメリカでは女性の間で読書会が大流行している。
美味しい料理とワインを楽しみながら本について語り合うのだ。
<映画「リトル・チルドレン」にも読書会のシーンがあった>

ここではタイトルのジェイン・オースティンの本6冊を6人の
男女が語り合う(各々1冊担当)。

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アフタースクール

2008年06月02日

面白い、面白い、もう一つ面白い!

大泉洋がとてもいい。
ジャージー姿の教師役がぴったり。
人気者の先生らしく「もじゃもじゃ」
というあだ名がつけられている(^^)。
彼のナチュラルな演技が好きだ。

怪しい探偵役の佐々木蔵之介もいい味を
出している(結構好み(^^;)。

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ランボー 最後の戦場

2008年05月30日

再びランボーが帰って来た。
20年の歳月が流れている。

年をとったとはいえ、ランボーはやはり強い!
(スタローンは61歳)

舞台はミャンマー。
ミャンマー軍事政権がキリスト教徒のカレン族を迫害、
女・子供も容赦なく虐殺。
(リアルすぎて思わず目を覆う)

村人に地雷を埋めた水田を走らせ、
誰が生き残るかを賭けるミャンマー軍、

ついにランボーの怒りが爆発する。

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ナルニア国物語~第2章カスピアン王子の角笛~

2008年05月26日

「ナルニア国物語」は魔法の国<ナルニア>の2555年にも及ぶ
誕生から滅亡までを描いた全7部作。

ということは今回悲劇の王子カスピアンを演じている
イケメンのベン・バーンズはどうなるのかな…。現在26歳。
すでに2年後の第3章にも出演が決まっているけど、28歳…。
7部作までだと36歳…。うーん、いいかも(^^)

ハリポタのダニエル・ラドクリフと違って最初から大人だから
そんなに変わることはない(とは思うのだけど…)。

どことなくキアヌ・リーブスに似ていて
繊細な感じで、舞台経験の豊富さからくるしっかりした演技。

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ひめゆり

2008年05月15日

オープニングからずっと泣いた。
(回りも泣いていた)

第二次世界大戦末期

3月23日沖縄第1高女(ひめゆり学徒)の
15歳から19歳の若き乙女たち211人は
戦場動員として怪我をした兵士たちの世話を
するため激戦地区に赴く。
2日後に卒業式を迎えていた…。

しかし、そこには彼女たちを守るべき
赤十字の旗はなかった…。
容赦なく砲弾を浴びさせられる。

そこはまさに地獄だった…。

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胡同(フートン)の理髪師

2008年05月14日

93歳のチン爺さんは現役の理髪師(本人)。

12歳から皆習いとして働き始めて81年。

朝6時に起きて入れ歯をはめ白髪に櫛を入れ
毎日5分遅れる時計の針を直し、常連客の
所に三輪自転車で出張サービスに行く。

常連客がチン爺さんを待っている。

寝たきりのミー老人、息子夫婦に半ば強引に
引き取られていったチャオ老人など。

皆、チン爺さんが来ると喜ぶ。

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リボルバー

2008年05月14日

罠にはまって投獄されたギャンブラーの復讐劇。

ギャンブラーにヒットマン、
詐欺の達人にチェスの天才…

そこに賭博を仕切る悪徳カジノ経営者、
中国マフィアが絡み、まさにゲームのよう。

しかし、待てよ…。

騙されてない?誰が?
見ている私たち…。

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つぐない

2008年05月13日

妹のついた嘘で引き離された姉とその恋人。

妹も同じ男を想っていた。
嫉妬…。

妹役のシーアシャ・ローナンが抜群の演技力。
13歳の演技とは思えない。
(今年の米アカデミー助演女優賞ノミネート)
海のように青い瞳が印象的。

その瞳が姉とその恋人を見つめる。
多感な思春期の女の子(妹)は
二人を好奇心を持ってみる。

そしてある事件が起きる。

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映画のマナー

2008年05月13日

以前、シネマフロンティアで
日本映画の特集があり、
ほぼ毎日通っていた。

観客はほぼ50代から70代の男女。
満席。

私の隣には70代らしき女性が二人座った。
始まる前からぺちゃくちゃおしゃべりし、
映画が始まっても変わらず。

映画の内容から出演している俳優についてなど
上映中、ずっとしゃべりっぱなし。

流石に注意しようかとも思ったが
堪えた(涙)。

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ヒトラーの贋札

2008年05月12日

2008年米アカデミー賞外国語映画賞受賞。
私の好きな映画館「蠍座」で見た。

このところ、外国映画賞はドイツ映画がとっている。
去年は「善き人のためのソナタ」(ドイツ映画)だった。

生き抜くために贋札(にせさつ)を作る収容所のユダヤ人たち。
何故、ドイツのために贋札を作らなきゃならないんだ、
と頑なに印刷を拒否する印刷工。

主人公は言う。
「皆を巻き添えにするな!生き抜くんだ!」と。

家族も捕らえられているのに
自分だけが生き残るなんて…

生きることは辛い事の方が多い。

映画の台詞かTVで誰かが発言していたのか忘れたが
「幸せと感じるときがあるから辛くても生きるんだ」
という言葉を思い出した。

秀作である。
是非、見て欲しい。

追伸:「蠍座」の何事にも媚びない姿勢が好き。

プロフィール

プロフィール

栗葉貴代子
上砂川町生まれのどさんこで~す。北海道テレビ放送アナウンサーを経てフリーとなり、司会業、講演、接遇マナー講師、シネマパーソナリティ、ナレーターでがんばっています。年間150本以上の映画を見るほど映画大好き! 更に島巡り(特に沖縄県の島々)と温泉(露天&野天風呂)もだ~いすき! 日本全国の島を制覇するのが夢です(出来れば世界の島も)。京都産業大学北海道支部長。

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