十勝ワイン講座 ワインと添加物
2007年05月24日
食品表示によくある「酸化防止剤」をご存じでしょうか。十勝ワインにも入っていますが、この酸化防止剤「亜硫酸」は、ワインを造るためには必要なものなのです。酸化防止剤をワインの瓶詰め後の保存料を連想するかもしれませんが、酸化防止剤はこれ以外にも、さまざまな使い方があります。
原料のブドウは、表面に野生酵母や細菌が付着しています。酸化防止剤を加えることで、微生物の繁殖を抑え、発酵を促進させます。また、ブドウの破砕時(つぶす時)の酸化を防ぎ、ブドウ果汁の変色と香味の変質を防止します。赤ワインでは、色素などのフェノール成分の溶出も促します。
発酵が終えた後に添加すると酵母の活動を抑え、速やかに次の作業を進めることができます。また、ワイン樽の殺菌用としても重要です。ワイン本来の「熟成」を楽しむには、酸化物や細菌の発生を抑えなければなりません。
多くの方が人体への影響を心配します。しかし、亜硫酸は少量であれば、人体に影響がありません。食品衛生法では、使用量を350ppm以下と定めています。十勝ワインでは、200ppm以下として、過度に添加していません。安心して皆さん、十勝ワインの「熟成感」をお楽しみ下さい。

1979年のビンテージ(生産年)から発売しているツバイゲルトは、ツバイゲルトレーベ種から造られた赤ワインです。「酸味」を特徴とした製品の中で、最も重厚感があり、ほどよいコクとやわらかなタンニン(渋み)が特徴の味わいとなっています。




































