【北竜町】三分一敬先生の黒千石品種改良の育種奮闘記

2018年05月14日

こんにちは、noboru & ikukoです。
満開だった桜も、ここ数日の雨で、儚くも散ってしまいそうなこの頃です。

先日、大豆研究における農学博士である三分一敬先生(北海道大学農学部卒・拓殖大学北海道短期大学名誉教授)より極小粒黒大豆「黒千石」との出逢いから新品種「竜系3号」育成に至るまでの大豆育種奮闘記についてのお話を伺いました。

黒千石事業協同組合(高田幸男 理事長・北竜町)の顧問である三分一先生は、10年前の2008年に、黒千石事業協同組合より正式に黒千石の品種改良の要請を受けて、「黒千石」における「早熟、耐倒伏性強、安定多収」の品種改良を目指した育種が本格的に開始されました。


竜系3号(左)と黒千石(右)
竜系3号(左)と黒千石(右)


「黒千石」を種子親(母本)とし、花粉親(父本)を「ユキシズカ」として交配。優良種を選抜し交配育成を繰り返し、雑種代八代「竜系3号」が誕生。

2014年には、町長を代表とする「北竜町コンソーシアム」が農林水産省の補助金(3か年)を受けて、規模拡大、現地調査、子実成分分析、加工適正性試験の実施。

2016年に農林水産省に品種出願(新品種の登録申請)が受理されました。2017年には、黒千石事業協同組合が生産する「黒千石」の60%以上が「竜系3号」に置き換わっています。


竜系3号成長記録
竜系3号成長記録

成熟期の竜系3号(左)とまだ青い黒千石(右)
成熟期の竜系3号(左)とまだ青い黒千石(右)

黒千石大豆と竜系3号の成分比較・ 一般財団法人 日本食品分析センターによる分析結果(2016年)
黒千石大豆と竜系3号の成分比較
 一般財団法人 日本食品分析センターによる分析結果(2016年)


「新品種『竜系3号』は、当初イメージした育種目標の90%は達成できたと思っています。

7か年という短期間は、私自身が期待していた以上の成果です。『竜系3号』を『黒千石』に置き換えて栽培することによって、約30%の反収増が期待され、倒伏や降雪による被害も心配ないので、品質面でも安定向上が期待できると思います」と、三分一先生。


三分一敬 先生
三分一敬 先生


「『大豆は世界の飢饉・貧困を救う』を心のテーマとして、心尽くして精一杯情熱を注ぎ込み、楽しみながら取り組んでいます。 大豆育種は、80歳になっても面白い!」と、誠実さが伝わってくる優しい笑顔で語ってくださった三分一先生です。


◆ 北竜町ポータル・特集記事

黒千石大豆の新品種「竜系3号」について拓殖大学北海道短期大学名誉教授・三分一 敬 先生にお話を伺いました(2018年5月14日)


◇ noboru & ikuko

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