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小沢征爾さんの思い出 (14・最終回) <世界のトップにおどり出た小沢さん>

2013年01月21日

「おい!ボストン響の次の音楽監督の候補になってるぞ!!」

「オレがそんなの、なれるわけねぇよ。」 彼は、僕の話を本気にしませんでした。

しかし、その3年後の1973年、彼は「ボストン響・音楽監督」に就任し、
2002年まで、29年の長きにわたって、この任務をつとめました。

& ボストン交響楽団、1969年。 音楽監督は、ウイリアム・スタインバーグ。

この「長期政権」は、「ボストン響・育ての親」と言われている、
巨匠、セルゲイ・クーセヴィッキーが、1924年音楽監督に就任し、
25年にわたって、一王国を築いたのを上回るもので、
これをみても小沢さんが、如何に偉大であるかが分かります。

1958年の1月下旬、僕は東京駅に彼を見送りに行きました。

新幹線がなかった頃なので、彼は夜行列車でゴトゴト神戸に向かい、
神戸港から貨物船でたった一人、世界に向けて武者修行の旅に出たのです。

「埠頭で見送りに立っていたのは、たった3人・・・
明石にいる友人とその母上・・それに兄貴だけ・・・
貨物船なので、よその見送り人もいない・・まことに、静かな船立ちだった。」

彼は、著書、「ボクの音楽武者修行」で、このように書いています。

当時、今日の「世界のマエストロ・小沢征爾」を、誰が想像したでしょうか・・・

おわり。

PS・・今後の公演スケジュールは、1月16日のブログでお知らせしています。

& 被災地の子どもたちのために、「じいたん子ども基金」を開設しました。

● 北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 
● 口座名 【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

● 基金の収支詳細は、12月31日のブログでお知らせしています。

ご支援、よろしくお願い申し上げます。



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コメント

これまでの小沢征爾さんシリーズ、毎回楽しみに拝読いたしました。
これからも、素敵なエッセイ楽しみにしています!

Kabuさん、コメントありがとう。

ブログ読んでくれて嬉しいです。これからも、いろんなお話をお伝えしますね。

小沢征爾さんのシリーズ、とっても楽しく読ませていただきました。英順さんの若い時代のことをまた書いてくださいね。

このみさん、コメントありがとう。
お久しぶりですね。これからも、いろいろなお話をお伝えしていきますね。
チャリティも頑張りますよ。

プロフィール

プロフィール

土田英順
つちだ・えいじゅん。日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任し、ボストン響およびボストン・ポップス響でも演奏。現在はソリストとして札幌を拠点に活躍するかたわら、2007年には役者デビュー。国内のみならず「春の夜想曲~菖蒲池の団欒~」では海外公演も果たす。73歳にして初めてパソコンを購入し、ブログの新世界で弓を引く。

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