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トルコ・一人旅(16)、<やっと平和が・・>

2011年02月28日

空港で、僕にすっぽかされた若いボーイ君・・・

イライラしながら、うだるような暑さのなかで40分・・・

怒る気持ちは、わからないでもありませんが、宿泊客に対してこの態度・・・

考えられません。

騒ぎに気づき、なんだ、、なんだ、、今度は何があったんだ?

またまた集まって来たヤジウマのようなボーイたち・・・

カッカと燃える若いボーイの言い分と、僕の言い分をじっと聞いていたボーイたちは、
僕が悪くない事がわかると、

「小さな問題だよ・・・」

「知らなかったんだから、しょうがないよ・・・」

「彼のせいじゃないよ・・・」

先程同様、味方になってくれました。

フロント・マンや、先輩のボーイ達になだめられたイライラ君は、
冷静さをとりもどしたようで、ホッとしました。

部屋にもどり、口直しに冷えた白ワインを一杯、また一杯・・・
イスタンブールに着いて、はじめて平和が訪れました。

さぁ、明日はどうしよう・・・

朝は眠りたいだけ寝て、午後からでも、
有名な「トプカプ宮殿」や、釣り人で賑わうという「ガラタ橋」・・・
両方共、ホテルの近くの筈だ・・・グルーズが楽しめる港も近そうだ・・・

あれも見よう、これも見ようと、ガツガツあちこち動き回るのは、性に合わん・・・
そんなことをしたって、思い出深い旅にはならないはずだ・・・

足の向くまま、気の向くまま・・・
腹がへったら、食いたいものを食い、酒が飲みたくなったら飲みゃいい・・・
ボォーっとしていたけりゃ、海を眺め、好きなようにするさ・・・

それが、一人旅のいいところなんだ・・・

つづく。

トルコ・一人旅(15)、<また怒られた・・>

2011年02月26日

「オレは空港で、お前を40分も待っていたんだ!」

宿泊先のホテルのロビーで、インチキ・シャトル・バス会社とのトラブルにケリをつけ、
部屋で一杯飲み直そうと、エレベーターに向おうとしたら、
外出先から帰って来た若いボーイは、怒り狂っていました。

何を怒っているのか、わかりませんでした。

「お前、ミスター・エイジュンだろ?」

「そうだよ。」

「空港で、お前をさがしていたんだ!40分もだぞ!。40分、、、40分、、、」

「えっ、空港へ来てくれたのかい?」

「お前、どうやってここへ来たんだ?」

「僕は、シャトル・バスで来たよ。」

「迎えに行くと、言っただろう!」

「え~~っ!僕は、迎えのことは誰からも聞いていないよ。」

エアコンが不備で、うだるような暑さの空港で40分・・・

余程、イライラしながら待っていたのでしょう。

なんだ、、、なんだ、、、今度は何があったんだ、、、

騒ぎに気づいて、近くにいたヤジウマのようなボーイ5~6人が、また集まって来ました。

僕は、イスタンブールのホテルは、旅行会社を通じて予約していました。
セキュリティの面で安心出来るからです。

しかし、空港にホテルの迎えがあることを、旅行会社は僕に言いませんでした。
だから、僕は本当に知らなかったのです。

何も悪いことをしていないのに、からまれたり、だまされたり、怒られたり・・・

もう疲れ果てて身体はグニャ・グニャ・・・日本時間では、午前3時を回っています。

つづく。

トルコ・一人旅(14)、<もはや、これまで> 

2011年02月25日

サインしてしまった、30ユーロと書かれた用紙・・・

ボーイ5~6人が、僕の味方になったため、ドライバーは焦っているようでした。

「これは、契約書だ!」

ボーイ達は、なんだ、、なんだ、、何だそれは・・・と、用紙を覗きこみました。

「ミスター・エイジュン!これはお前のサインか?」

トルコでは、ラスト・ネームが先なのに、「エイジュン・ツチダ」とサインしたため、
彼等は「ミスター・エイジュン」と呼んだのです。

ボーイのみなさんは、僕に同情的でしたが、

「サインしちゃったのかぁ~」

「じゃぁ、しょうがないなぁ~」

「30ユーロなんて、ひどいなぁ~」

ボーイ達は、口々にブツブツ言いながら、それぞれの担当場所へ、もどって行きました。

もはや、これまで・・・

ドライバーに30ユーロ支払うと、
彼は、サンキューも言わずに去って行きました。

初めてのイスタンブール・・・

到着した途端、ゴタゴタばっかり・・・

でも、これで一件落着だ・・・やっと、くつろげるな・・・

部屋に戻って飲み直そう・・・

エレベーターに向おうとしたら、

「お前が、ミスター・エイジュンか?!!」

外出先から帰って来た若いボーイは、カンカンに怒っていました。

つづく。

トルコ・一人旅(13)、<同じ穴のムジナ>

2011年02月23日

フロントに下りると、そこにいたのは先程のドライバーでした。

ドライバーは、空港からホテルまでの間を運転しながら、
片言の日本語でガイド役をしてくれ、感じのよい人でした。

しかし、この時の彼の表情は、怒りに燃えていました。

彼は、僕が30ユーロと書かれた用紙にサインした事を知らなかったようです。
だから、11ドルしか払わなかったのに、それを受け取り空港事務所に戻ったのでしょう。

しかし、事務所に戻った彼は、僕が30ユーロの用紙にサインしたことを知ると、
それが不当な料金であることを知りながら、
約束を守らない僕に怒り、再びホテルに来たのでしょう。

しょせん彼は、彼の悪い上司と、同じ穴のムジナなのです。

ドライバーは、11ドルを乱暴に突き返すと、
大声で「30ユーロ」と言いました。

僕は、料金が不当でも、サインしてしまった以上、
30ユーロは、支払わなければならないだろう・・・
そう思っていたので、冷静でした。

フロント近くにいたボーイ5~6人が、
騒ぎに気づき、なんだ、、なんだ、、何があったんだ・・・と、集まって来ました。

「空港からの、シャトル・バスの料金が30ユーロだってさ。
さっき10ドルと、チップを1ドル払ったんだけど・・・」

ボーイ達は、「30ユーロ!そりゃ、高いよ。11ドルでOKさ。」

心強い味方が現れてくれました。

ドライバーは、分が悪くなったとみて、右下のサイン欄にサインした用紙を取り出すと、

「これは、契約書だ!」

つづく。

トルコ・一人旅(12)、<無礼なボーイ> 

2011年02月22日

ホテルにチェック・インし、部屋で飲んでいると、けたたましい電話のベルが・・・

30ユーロと書かれた用紙にサインしてしまったのに、
ドライバーには、11ドルしか払っていません。

空港内の事務所にもどったドライバーは、
おそらく上司に怒られて、ホテルに押しかけて来たのでしょう。

予想した通りでした。

受話器をとると、ガーガーと、ひどい雑音が聞こえるだけで、人の声は全く聞こえません。

受話器を置くと、再びコールが・・・

やはり、雑音だけ・・・コールは、なくなりました。

2~3分すると、今度は部屋のドアをメッチャ乱暴に叩く音・・・

コイツ、相当怒っているな・・・

うかつにドアを開けたら、いきなり殴りかかってくるかも知れないぞ・・・

「who、are、you?」

それには答えず、再びドアが破れんばかりの、乱暴なノック・・・

身構えながらドアを開けると、若いボーイが、

「シャトル・バスの者がフロントに来ている!!!
約束した金を、オマエが払わない・・と、カンカンに怒っているぞ!!!
すぐフロントに下りて来い!!」

トルコの若僧め!
何たる態度だ・・・被害者はオレなんだ・・・
ホテルのボーイが、宿泊客に対して無礼ではないか・・・

悪党は、空港で最初に声をかけて来た、あの日本語がうまいヤツだ・・・

オレは、ホテルに着いた時、中年のボーイが教えてくれた通り、
ドライバーに、11ドル払ったんだ・・・正当な料金をだ・・・

少し怖いけど、ビクビクすることはない・・堂々としていよう・・・

3階の部屋から、フロントに下りると、そこにいたのは・・・

つづく。

トルコ・一人旅(11)、<やられた!>

2011年02月20日

空港から、ホテルへ向かうシャトル・バス・・・

ドライバーは感じがよい人で、
イスタンブールの夜景を眺めながら、片言の日本語でガイドをしてくれました。
15~20分ぐらいで、何事もなくホテルに・・・

人のよさそうな、中年のボーイが出迎えてくれ、
僕の大きなスーツ・ケースを車から降ろしてくれました。

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写真:白い建物が宿泊したホテル。僕が立っている所は、トラム(路面電車)の駅。

ホテルの前が駅なので、とても便利で毎日のように利用していました。


シャトル・バスの料金には疑問があったので、30ユーロ支払う前に、
ボーイにも聞こえるように、わざと大きな声で、
「how・much?」と、ドライバーに聞いてみました。

ドライバーは答えず、気味の悪い日本人は、終始無言で助手席に座ったままでした。

ボーイが、「ドルで払うなら、タクシーで15ドルか20ドルだから、
シャトル・バスなら10ドルとチップを1ドルあげればいいよ。」

やっぱり、だまされた・・・30ドルか30ユーロだとさ・・・

ボーイが言う通り、チップを含めて11ドルドライバーに渡すと、
彼は無言で受け取り、その場を去りました。

しかし、このまま収まるわけはありません。

30ユーロと書かれた用紙にサインしてしまったのですから・・・

ホテルにチェック・インして、「こうなっら、矢でも鉄砲でも持って来い!」

札幌から持って来たシャケトバと、ホタテの燻製などをツマミに、
ミニ・バーのビールを2本空け、白ワインのコルクを抜こうとした時、
けたたましい電話のベルが・・・

「ウフフ、悪党め!おいでなすったな・・・」

つづく。

トルコ・一人旅(10)、<ホテルへ>

2011年02月19日

空港内にある、シャトル・バス会社の事務所・・・

空港からホテルまでの料金が、ドルでも30、ユーロでも30・・・

当時のレートは、30ドル=3,600円ぐらい、
30ユーロ=4、200円ぐらいだったと記憶しています。

ドルでもユーロでも同じ額で、おかしいな・・・と思ったら、断ればよいのに、
僕は、疲れきっていて、差は少額だし、もうどうでもいいや・・・
早く、エアコンの効いた涼しいホテルの部屋で、
冷たいビールを飲みながらくつろぎたい・・・

グラスに注がれた、
真綿のようにやわらかな、キメの細かいビールの泡が目の前にチラツキました。


シャトル・バスの支払いは、
数ヶ月前のギリシャ旅行で、60ユーロ(当時¥8、400ぐらい)残っていたので、
ユーロで支払おうと思いました。

「ユーロで払うよ。」

「OK、では、これにサインして下さい。」

その用紙には、30ユーロと書かれていました。

サインすると、彼は再び「フォロー・ミー」と言い駐車場へ・・・

駐車場には、ライト・バンが駐車していて、
若いドライバーのほか、助手席には1人の男が乗っていましたが、
薄暗くて顔はわかりませんでした。

「こんばんわ」と言うと、

「こんばんわ」

発音で、この男は日本人だな・・・と、思いました。

この助手席の男、荷物を何も持っていないようです。
何者だろう・・・何のために、乗っているのだろう・・・

通訳か・・・トラブルになった時の用心棒か・・・

こんな、不安な思いをするなら、タクシーにすればよかった・・・

つづく。

トルコ・一人旅(9)、<インチキ会社?>

2011年02月17日

到着したばかりの、イスタンブール、「アタテュルク国際空港」・・・

若い日本人女性の、怒りのひと声に救われ、
不気味なトルコの男から、無事逃れることが出来ました。

空港→ホテルは、タクシーを利用出来ますが、ガイド・ブックには、
タクシー運転手の中には、悪い人がいるので「要注意」・・・と、あります。

メーターを倒さないで、不当な料金を請求する・・・

回り道をして、高い料金をとったりする・・・

タクシー乗り場に向かいながら、タクシーを利用するのが不安でした。


その時、「ハロー・ミスター、こんばんわ。」

またか・・と、警戒しました。

「私、シャトル・バス会社の者です。」

「ん?」

「ホテルまでお送りしますよ。そこの事務所までおいで下さい。」

「・・・」どうしたものか、迷っていると、

「フォロー・ミー」と、急に英語になり、先に歩きはじめました。

空港の職員と同じような制服を着ていて、
事務所は、手荷物の受け取り場所を出た所にあり、
これなら大丈夫だろう・・・と、思いました。

事務所に行き、宿泊先のホテル名と、住所を伝えると、
「支払いは、新トルコ・リラか、USドルか、ユーロか」と、聞かれました。

持っていたのは、円とUSドル、それとユーロを少し・・・

ドルで支払うか、ユーロで支払うか考えていると、

「ドルで30ドル。」

「ユーロではいくら?」

「30ユーロ。」

ドルでも、ユーロでも30・・・

おかしい・・・

つづく。

トルコ・一人旅(8)、<女性は強し>

2011年02月16日

「やめなさいっ!」

嫌らしいトルコの男に、痛烈な一撃を放ったのは、30才ぐらいの日本人女性で、
成田から同じ便に乗っていた、客室乗務員だったように思います。

彼女は、近くで一部始終、僕らの様子を見ていて、見るに見かねたのでしょう。


「この人は、日本からの旅行者です!
尋ねたい事があるなら、案内所へ行きなさい!」

しまった・・邪魔がはいったか・・・
嫌らしいトルコの男は、バツが悪そうに、どこかへ退散してしまいました。

イスタンブールの「アタテュルク国際空港」・・・

入国の際の手続きは、入国カードも、手荷物検査もなく、ゆるやかです。
この空港では、手荷物を受け取ることで、入国手続きは完了します。

しかし、あの男、どうやって手荷物受け取り場所に、入ってきたのでしょう・・・


「気をつけてくださいね。
トルコでは、気さくに話かけて来る人は下心があるので、相手にしない事です。」

イスタンブールに到着早々、騙される寸前・・・
この女性のおかげで被害を被らずにすみました。

それにしても、すごいなぁ~、この女性・・・
たった一人で、トルコの悪いオヤジを、追っ払っちゃたんだからなぁ~

女性は強し!

親切な女性に、丁重に謝意を伝え、
チッチャな車が付いた、おっきなスーツケースを、ゴロゴロ音をたてて引きずりながら、
タクシー乗り場に向かいました。

うだるような暑さから、早く逃れたい・・・

早くエアコンが効いたホテルの部屋で、
ミニ・バーの冷えたビールを、グイっと一杯やりたい・・・

しかし、事はすんなりとは、行きませんでした。


つづく。

トルコ・一人旅(7)、<怪しげなトルコの男>

2011年02月14日

イスタンブール空港到着後、到着ロビーに現れた、不気味な笑みを浮かべたトルコの男・・・

手荷物の受け取りを待っていると、その男は、僕に向かって近づいて来ました。

「こんばんわ。」

「こんばんわ。」

「日本人ですか?」

「はい。」

ここまでは日本語で、次からは英語になりました。

「私は、明日東京へ行きます。××へ行きます。(××は会社名)」

変だなぁ、、と思いました。
ここは、たった今、成田から到着したばかりの乗客が、手荷物を受け取る場所です。

明日、東京へ行く人が、何故ここにいるんだろう?

僕は、ガイドブックでトルコの事を少し勉強していました。

やたら、日本語や、英語で話しかけて来るトルコ人がいる・・・

その時は、言葉がわからないフリをするなり、相手にしないで無視すること・・・

彼等は、なんとかして、日本人からお金をだまし取ろうとする・・・

到着早々、その種のヤカラが現れたようです。

彼は、僕が警戒しているのもかまわず、英語で続けました。

「今、1ドルは日本円でいくらなんだい?」

「・・・」

「日本のお金はどんなの?色はついているのかい?ほら、このように・・・」
と、言いながら、彼は、ポケットから数種類の紙幣を取り出しました。
赤っぽい色の紙幣・・・
緑っぽいのも・・・
おもちゃのようでもありましたが、はじめて見る紙幣はトルコの紙幣だったのでしょう。

うっかり日本の紙幣を見せたら、ひったくって逃げるつもりだったのでしょうか・・・

無視していると、彼は身を寄せて来て、益々しつこくなって来ました。

手荷物を受け取るまでは、その場から離れる事が出来ません。

到着早々、イヤな奴に付きまとわれて、困り果ててしまいました。

その時です!

「やめなさいっ!」

いやらしいトルコの男を一喝したのは、若い日本人女性でした。

つづく。

トルコ・一人旅(6)、<イスタンブールに到着>

2011年02月12日

イスタンブール空港には、19:30に到着しました。

成田からの飛行時間、12時間40分。

日本との時差は、サマー・タイムで6時間。

到着時の日本時間は深夜1:30です。


機内では、トルコ人の客室乗務員が無愛想で、サービスも悪く、
ビールを頼んでも忘れてしまうのか、持って来ないので、自分で取りに行きました。

ツマミを頼むと、あの、間抜けな味の「ヘーゼルナッツ」をくれましたが、無言でした。

以前利用したイタリアのアリタリア航空では、昼食を運んできた男性乗務員にビールを頼むと、
ワインにしてくれ・・と言われた事があります。

ヨーロッパやアメリカへの旅は、長時間機内にいるので、
サービスが悪いと、疲れが倍増する感じです。

イタリアのお兄ちゃん!
オマエ、わかっとらんぞ、酒飲みを・・・
食事前は、まずビールで、<うがい>をして、それから酒やワインになるのが順序なのだ・・


さて、初めて降り立ったトルコの大地・・・

空港内は、エアコンが不備なのか、うだるような暑さ・・・

長時間座りっぱなしで、疲労困憊・・・

不快指数100%・・・

早く、エアコンの効いたホテルの部屋に落ちついて、
ミニ・バーの中の冷えたビールを、グイッと一杯飲みたいな・・・

到着ロビーで、不快感に耐えながら、手荷物の受け取りを待っていると、
怪しげな一人の男が、近づいてきました。

不気味な笑みを浮かべた、40才代のトルコの男・・・

その視線は、間違いなく僕に注がれていました。

つづく。

トルコ・一人旅(5)

2011年02月10日

2006、8、2、12:50・・・

さぁ、いよいよイスタンブールへ向けて出発です。

トルコ航空と、日本航空のコードシェア便・・・
機内で働いていた日本人は、客室乗務員の女性2人だけで、
あとは、みんなトルコ人でした。

以前は、客室乗務員のことを「スチュワーデス」と呼んでいましたが、
今は、「キャビン・クルー」または、「キャビン・アテンダント」
と、呼ぶようになりましたね。

言うまでもなく「スチュワーデス」は、
航空機内で、乗客の世話やサービスをする女性のことですが、
男性の場合は、「スチュワード」・・・

この「スチュワード」には、「豚小屋の番人」という意味があります。

となると、乗客は全員が豚に・・・

そんなことから、
「スチュワーデス」という言葉は、だんだん使われなくなってきたのでしょう。


離陸後まもなく、昼食になりました。

食前酒にお願いしたのは、缶ビール2缶と、白ワインのハーフ・ボトル1本・・・

ビールは、<エフェス>というトルコのビールで、very・goodでしたが、
トルコ・ワインは、まぁまぁ・・・
トルコのワインはおいしい筈なのに、
エコノミークラスでは、very・good・wineは用意していないようです。

ツマミは、トルコ産の「ヘーゼル・ナッツ」という、木の実のようなものでしたが、
塩味がなく、間抜けな味で、no・goodでした。

その袋には、コレストロールを下げる・・・

肌をつややかに保つ・・・

歯や骨を丈夫にする・・・

エレルギーを供給する・・・

料理やデザートのかくし味に・・・

など、よい事ばかり書いてありましたが、
ツマミは、酒の味を引き立てるもの・・・

第一、酒を飲む時に、コレストロールがどうの・・・肌艶がどうの・・・
歯や骨がどうの・・・そんなことを考えながら飲む、バカな酒飲みはいません。

食前酒のあとの、トルコ航空の機内食・・・期待に胸膨らませていました。
トルコ料理は、フランス、中国と共に「世界3大料理国」の一つだからです。

しかし・・・期待はずれでした。

機内食だから・・・まぁ、こんなもんか・・・

本物の味は、トルコの大地を踏みしめてから・・・
気をとり直して、白ワインをもう一本もらい、チビリチビリ飲み続けました。

つづく。

トルコ・一人旅(4)

2011年02月08日

成田空港内の銀行で、両替するため用紙に記入していると、

「お客さん!ラッキーですよ。ラッキー・・ラッキー・・」と、中年の銀行員・・・

「えっ!何が?」

「たった今レートが変わり、円が高くなりましたよ。」

「おお、そりゃラッキーだ。いくら上がったの?1円ぐらい上がったかい?」

「いえ、そこまではいきません。」

と言い、奥の席にいる若い行員に、

「お~い、〇△く~ん、今、いくらあがったんだぁ~?」

「23銭で~す。」

なぁ~んだ、たったの23銭かぁ~

しかし、まぁ、安くなることだってあるんだし、
23銭アップでも、ラッキー、ラッキー・・・

この旅行、飛行機の座席は希望通りになるし、両替直前に円は上がるし、ツキがあるぞ!


お金の話になりましたね。
トルコのお金の話も、しちゃいましょう。

トルコの通貨はトルコ・リラ(TL)と、クルシュでしたが、インフレが激しく、
小額通貨のクルシュは、通用しなくなり、桁数の多い通貨のみとなりました。


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写真:500万トルコ・リラ(TL)と、50万トルコ・リラ(TL)紙幣。

日常生活で ゼロの多い通貨・・・
こんなにゼロが多いんじゃ、国民の皆さんは、さぞ不便だったでしょう。
旅行者にとっても、わかりにくく困りますね。

経済にも深刻な打撃を及ぼして来たため、
トルコ政府は、2005年1月1日に、デノミネーションを行いました。

デノミ・・・

百万トルコ・リラ(TL)が、1新トルコ・リラ(YTL)に・・・
1千万トルコ・リラ(TL)が、10新トルコ・リラ(TL)に・・・
ゼロを、6つとるというデノミ・・・

022.jpg

写真:デノミ前のトルコの通貨。

上から、2千万トルコ・リラ、、1千万、、100万、、コインが25万、、10万、、

デノミが実施された2005年は、
新通貨への移行のため、旧通貨(TL)も流通していたそうですが、
翌2006年からは、新トルコ・リラ(YTL)のみとなりました。

1新トルコ・リラ=89円。(2005年12月7日現在)

(デノミについての一部は、
「地球の歩き方、トルコ、2006~2007年版」より引用しました。)

日常生活の中で、100万、500万、1千万・・・

数字や計算に弱い僕は、こんなに桁数の多いお金が、日常的にまかり通っていたら、
気が変になりそうです。

つづく。

トルコ・一人旅(3)

2011年02月06日

翌朝、空港には出発時刻の3時間前に行きました。

2年前、南フランスのニースで、不覚にも、左膝の半月版を痛めた苦い経験があります。

エコノミー・クラスの、座席と座席の間隔は狭く、
長時間、膝を曲げた状態で着席していると、膝に軽い痛みを感じることがあります。

前が、やや広くなっている座席をとるためには、
空港カウンターに、早めに行って事情を説明する必要があり、
海外旅行の際は、いつも出発時刻の3時間前に行くことにしているのです。


利用した便は、トルコ航空と日本航空のコード・シェア便(共同運航便)で、
航空機はトルコ航空のものでした。

トルコ航空のチェックイン・カウンターには、
トルコ人のほか、日本人女性が1人いたので、事情を説明すると、
彼女は即座に理解してくれ、前が広めになっている座席をとってくれました。

その上、彼女は、「ここから搭乗口まで、遠いですから手押し車をご用意しましょうか?」

「いえ、長時間、膝をまげっぱなしでいると、痛むことがあるのですが、
歩行には全く支障はないので大丈夫です。ご親切にありがとう。」

「それでは、お荷物をお預け下さい。」

・・・アレレ?手荷物検査はないの?

ガイド・ブックには、イスタンブール空港到着後、
一切がっさい手荷物検査はなく、荷物を受け取ったら、そのまま外に出られる・・・
と書いてあります。

出発時も、到着時も検査なし!

???

出発時間まで、余裕があったので、両替をしておく事にしました。

トルコの通貨は、”新トルコ・リラ(YTL)”

日本の、どこの銀行にもトルコの通貨はありません。

トルコでは、ドルもユーロも使えるそうなので、
とりあえず、ドルに替えようと銀行へ行き、用紙に記入していると、

「お客さん!ラッキーですよ!」

中年の銀行員が、笑顔でラッキー・・ラッキー・・を連発しました。

「ん?、、、何がラッキーなんですか?」

つづく。

トルコ・一人旅(2)

2011年02月04日

札幌からイスタンブールへの、直行便はないので、
出発日の前日、成田のホテルに宿泊しました。

あいにく、札幌→成田便は満席で、羽田経由で成田に行くしかありませんでした。

羽田→成田は、リムジン・バスを利用しましたが、
料金¥3,000~は、ちょっと高いですね。
おまけに時間がかかるし、こういう時は、直行便のありがたみがわかります。

海外へ行く際、成田のホテルは、いつも空港敷地内唯一のエアポート・ホテル、
「成田エアポート・レストハウス」に宿泊します。

第1ターミナルまで、徒歩6~7分・・・
シングル・ルームは広めで、朝食付¥8,000~・・・(2006年現在)

8月1日、ホテルに到着すると、フロント・マンがけげんな顔で、

「お客様、チェックインは8月10日になっていますが、、、」

「えっ、そんなバカな、、、」

「お待ち下さい。確認します。」

「おいおい、それより今夜部屋は空いているのかい?」

「お待ち下さい。今、調べます。」

何と言う事だ!
どこでこんな行き違いがあったんだろう・・・

今さら大きなスーツ・ケースをかかえて、他のホテルに移るのはイヤだよ・・・

出発前からこんな事じゃ、この旅行、先が思いやられるぞ・・・


「お客様、予約日の間違iいは、単なる打ち間違いでしょう。
お部屋は空いているので、お取り出来ます。」

どうして早くそれを言わないんだよ、、、こっちはヤキモキしてるのに・・・

まぁまぁ、これからトルコ旅行を楽しむんじゃないか・・・
イライラしたって何もいいことはないさ・・・


夕食はのんびり、自室でとりました。

成田空港、第1ターミナル内にある酒屋で、酒とビールを仕入れ、
寿司屋で「にぎり」を買い、札幌から持って来たシャケトバ、殻つきピーナッツ、
ホタテの燻製、ゴマせんべい、など豪華なツマミに、ガイド・ブックを開き、
トルコの下調べをしながら、チビリチビリ晩酌をはじめました。

つづく。

トルコ・一人旅(1)

2011年02月01日

「東洋と西洋の出会う街」・・・

「文明の交差点」・・・

そんなキャッチ・フレーズで紹介されるのがトルコ。

ヨーロッパとアジアにまたがる、日本の約2倍強という広大な大地。

人口、7、100万人。
首都、アンカラ。人口350万人。(2005年現在)
宗教、イスラム教99%。

東の国境は、グルジア、アゼルバイジャン、アルメニア、イラン・・・ 
西は、ギリシャ、ブルガリア・・・
南は、シリア、東南にイラク・・・

北は黒海、西はエーゲ海、南は地中海、三方を海に囲まれた国土・・・

イスタンブール市街の路地裏では、
のんびりチャイ(砂糖がたっぷりで、レモンやミルクは使わないトルコの紅茶)を飲み、
水タバコをふかしている、立派な顎鬚をはやしたおじいちゃん・・・

メイン・ストリートでは、近代的でおしゃれなトラム(路面電車)が走る街並み・・・
その街並みをファッショナブルなイデタチで、カッポする若者たち・・・

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写真:後方の電車が、イスタンブール市街を走るトラム。
路面電車ですが、かなりのスピードで走り、次々来るので待たずに乗れます。


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写真:トラムの駅。


ヨーロッパからの旅人は、そこにアジアを見、
アジアから行く我々は、そこにヨーロッパを感じます。

まさに、「東洋と西洋の出会う街」です。

そのトルコへの初訪問は、2006年8月でした。

往復の航空運賃はタダで・・・

航空会社のマイレージ・バンクに加入し、
日常生活では、なるべくクレジット・カードを利用して、
貯まったマイル・ポイントが5万マイルに達すると、ヨーロッパ往復が無料で出来ます。

手続きは簡単・・・

航空会社のマイレージ担当に電話をして、
氏名、生年月日のほか、クレジット・カードの番号、行先の国名、
出発日と帰国日を伝えると、その場で予約が出来、数日後に、航空券が自宅に送られて来ます。

あとは、滞在先のホテルです。
セキュリティの面を考えると、旅行会社に相談するのがよいと思います。

旅行会社では、
高級ホテルから、中級、エコノミーまで3ランクのホテルを紹介してくれますが、
僕は、いつもエコノミー・クラスを予約します。

部屋が清潔で、静かで、お風呂があり、
セキュリティが、しっかりしていれば、部屋は狭くてもよいのです。

お金は、宿泊費に使うより、おいしい料理を食べたり、観光に使った方がよいと思うからです。

そそっかしい僕の一人旅は、どこへ行ってもハプニングやトラブルがつきもの・・・

真夏のイスタンブール、カッパドキアで、一体何が待ち受けているのでしょうか・・・

つづく。


プロフィール

プロフィール

土田英順
つちだ・えいじゅん。日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任し、ボストン響およびボストン・ポップス響でも演奏。現在はソリストとして札幌を拠点に活躍するかたわら、2007年には役者デビュー。国内のみならず「春の夜想曲~菖蒲池の団欒~」では海外公演も果たす。73歳にして初めてパソコンを購入し、ブログの新世界で弓を引く。

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