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チェロを弾く役者「その6」

2010年06月12日

今回は、最初にお詫びと訂正をさせていただきます。

先日、チェロを弾く役者「その4」の中で、
韓国の文化予算は、5、000億円とお伝えしましたが、
調べ直した結果、正しくは2、500億円でした。
(2010年度)

あいまいな記憶でお伝えしてしまい、
大変失礼致しました。
お詫びして、訂正させていただきます。


「TPS」、韓国旅公演の続編です。

旅の最大の楽しみは、飲むこと、食うことです。
その土地の酒、料理を楽しむために、仕事をしているようなところがあります。

かつて、オーケストラの演奏旅行中、たいくつなリハーサルにうんざりして、
「今夜の酒の肴は、何にしようか、、、」
などと考えたこともありました。

リハーサルとはいえ、ベートーベンのシンフォニーを弾きながら、
その日の酒の肴を考えている、、、とんでもないチェロ弾きだ!

僕は、芝居の中の「次郎さん」の、はるか上を行く、
「風のように適当な男」なのかも知れません。

さて、ソウルでの何回目かの公演が終ったある日、
役者・スタッフ一同で、居酒屋に行きました。

121.jpg

ソウルの居酒屋で。
右、山本菜穂さん。ソウル公演を最後に、TPSを退団しました。
左、韓国の劇団「青羽(チョンウ)」の役者、キム・エリさん。

撮影:高橋克己


小上がりに席を取り、店が用意してあった料理は、鉄板焼きとナベでした。
鉄板焼きは、キムチ焼きで、魚介類や野菜などが、
赤いキムチに味付けされていました。

火がつけられてしばらくすると、鉄板の中の魚介類、野菜にまざって、
なんと!
大きな太いミミズが、うごめいているではありませんか!!!

「うっひゃ~、韓国の人はミミズを食うのか!」

僕が驚いて、すっとんきょうな声をあげたものですから、
「なんだ、なんだ、、、」と、みんなが鉄板の上をよく見ると、
ミミズと思ったのは生きたタコの足だったのです。
タコの足は、キムチで見事、赤っぽい色に着色されていました。

かわいそうに、タコは生きたまま、ハサミで胴体から足を切り離され、
キムチ鉄板の中でうごめいていたわけです。

僕は、気持ちが悪くて食べられませんでした。

ナベは、お湯が沸騰してくると、
店員が水槽の中の生きた小ダコを、数匹アミですくって来て、
ナベに放り込みました。
小ダコは、すぐゆでダコになり、あっけなくあの世に行ってしまいました。

店員は、ゆでダコを食べやすいように、ハサミでチョキチョキ切って、
またナベに放り込みました。
韓国の人は、タコをよく食べるようですね。

なんであれ、目の前で命を断たれた生き物を食べるのは苦手です。

つづく。


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コメント

先生こんばんは。
初めてコメントします。
先日の公演は本当に感動しました。
これから先生の役者さん姿を見せて頂く事が
チェロのコンサートに行くくらい楽しみになりました。
応援してま〜すo(^▽^)o
ブログも楽しみにしてます。
タコのハサミ…痛そうですね。

私も目の前で生きたものを料理されたものを食べるのは苦手です(*_*)
新鮮できっとおいしいのでしょうけれど(・_・|
韓国に行った事がありますが、色々な料理があるのですね。
タコキムチ焼きは知りませんでした(^^ゞ

「くーちゃん」さん。
コメントありがとう。

芝居は楽し、チェロも楽し、
ブログは、もっと楽し、
僕は幸せだぁ~。

えみさん、ありがとう。

生き物は、
他の生き物の命を頂戴して
生きていますが、
魚の生き造りなど、
人間が一番残酷ですね。

あぁ、嫌だぁ~

英順さんこんにちは☆

たこ!かわいそうですね(;O;)
でもからいの大好きな私にとっては
とっても魅力的☆

英順さんが前にお話ししてくれた
闘牛の話を思い出しました。

あやこさん、ありがとう。

ホント、タコちゃん、かわいそう。

マドリードで観た闘牛も、
人間がよってたかって、
牛をなぶり殺しにしてしまう。
残酷な事をするなぁ~、人間は。

子供の頃に食べさせられそうになった、白魚のオドリ食いを思い出しました。
生きたまま動いてる物を口の中に入れるなんて、怖くてウルウルでした。
(T^T)

生きづくりは嫌ってか
実はお店で買ってきても魚をさばくの、苦手です。
長年主婦してるのに、見られると…ダメ…

貝類だけは
 ごめんね~
 ちゃんときれいに食べるからね~
と言いながら、殻をこすり蓋して酒蒸しにします。
でも砂抜きしている台所から音が聞こえると…
躊躇します。

ずるいですよね、食べるくせに。
でも菜食でも、生命をいただいて生きている。


いただきます

そんな気持ちで、心をこめて無駄なくおいしく
生きていたいなぁ。
身勝手なのはわかっているけれど
目の前じゃなきゃいいの?って言われたら
なにも言えないけれど

言葉ないものに対しても
誠実でありたいと思うのは偽善的でしょうか?
食いしん坊の私が言うと、ダメかな?

魚にも神経があるらしいですよ。
寿司屋の板前さんの話ですが、、、

切り刻んで、生きたまま、、、
それを楽しんで食べる、、

僕は、食べられません。

ふみさん、ありがとう。

白魚のオドリ食い。
大きなオチョコに、酒を注ぎ、
生きた4~5cmの白魚を泳がせて、
苦しんでいるのを見ながら、
楽しんで飲むんですよね。

これも、残酷ですね。

こんにちは!
ちょっと油断しているうちに、ブログがいっぱい更新されてました

ミミズのようなタコ・・・想像するだけでダメです~~
でも春に韓国へ行きましたが、味にあんまりハズレがなくて美味しかったです

美佳さん、ありがとう。

ミミズのようなタコちゃん、気持ち悪くて、
ダメですよね。
でも、韓国料理、お好きなようで、
よかったです。
今日、僕はチェロの練習2時間、
芝居の稽古6時間。やっぱり疲れるなぁ。
でも、コメントで、元気がでますよ。
サンキュー。

プロフィール

プロフィール

土田英順
つちだ・えいじゅん。日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任し、ボストン響およびボストン・ポップス響でも演奏。現在はソリストとして札幌を拠点に活躍するかたわら、2007年には役者デビュー。国内のみならず「春の夜想曲~菖蒲池の団欒~」では海外公演も果たす。73歳にして初めてパソコンを購入し、ブログの新世界で弓を引く。

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