<清流は洞の中>

2018年04月10日

菅野さんは沢に連れていく、と言い車を走らせ、車が1台やっと通れるぐらいの細い山道を進みました。   " この先に家が15軒あり、道はそこで行き止まりです。  どの家にも車があります。  1軒に1台ではなく、家族1人に1台です。 "

そして・・・・  " ほら、あそこに沢があります。 "   彼が指差したところには、けやきの木が1本立っていました。

DSCN1627.JPG沢。  辞書を引くと、① 草の茂った湿地。  ② 小さな谷川。  ③ 山あいの谷。   小生がイメージしていた沢は ② でしたが、菅野さんが指差した先は ① でも ② でも ③ でもありませんでした。

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けやきの木の根元をご覧ください。   古くなった板と、トタンの蓋の下は洞になっていて、ここに水が流れているそうです。

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ここから坂道を少し上ったところに住んでいる15世帯の人たちは、この洞からポリバケツか何かで水を汲んでいくのでしょうか。   中は真っ暗闇。   手を入れて水をすくって見ようと思いましたが、臆病な小生は怖くてできませんでした。

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山に降った雨は地中にしみていき、地中を回っているうちに ろ過されてここへ出てくるのです。   坂を下りたら川あり田んぼありですから、水はそこへ流れていくのでしょう。

しかし、原発事故現場から飛んできた放射能は山にぶつかるとそこに留まり、山林は除染が出来ないそうですから、この水、飲んでも大丈夫なのでしょうか。

イメージしていたのとは全く違った 「沢の清流」 をあとにして、菅野さんと小生は山を下り、 「帰還困難区域」 に指定された道を通って浜通りへむかいました。

つづく。

● 東日本大震災復興支援のために、 2012年12月10日に、「じいたん子ども基金」を開設しました。

● 北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660    ● 口座名 【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

 

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