対馬・烏帽子岳からの眺め

2019年05月18日

リアス式海岸といえば宮城の「松島」が有名だが対馬の烏帽子岳(176m)から観た切り込んだ溺れ谷海岸の景色も素晴らしい。

DSC_0134.jpg島の中間部にある「神話の里公園」にテントを張って、そこから自転車で緩やかな坂を30分ほど走ると烏帽子岳展望台入り口があった。

145段あるという階段を登ると360度の大パノラマが広がっていた。南には前日に訪ねた防人の「金田城址」のある城山、北側には翌日渡ることにしていた釜山が薄く浮かんでいた。

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壱岐・対馬は長崎県に所属している。明治新政府の廃藩置県では対馬藩の領地がある佐賀県に所属したが、不平士族による明治7年の「佐賀の乱」で佐賀県そのものが消滅し、長崎県に編入された歴史がある。7年後に佐賀県は復活したが対馬は長崎県にそのまま残った。

対馬と長崎を結ぶ船も飛行機も無く、昼食で寄った雑貨店のおばさんは長崎に行くには福岡経由で大変だと話していた。北九州と下関に疑惑の橋を架けるより重要な行政課題のように思える。

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「対馬が対でない」のは古代中国の人が遠く海に浮かぶ姿が二つに見え、支配下に置こうと卑下する時に使う『馬』の字を充てたという説がある。

古代日本人と大陸文化の通り道だった対馬は白村江の戦いから、元寇、日露戦争まで、戦の防波堤でもあった。旅をして、どこか琉球、沖縄に通じるものを感じた。

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