統計は予算の基礎

2019年03月03日

統計不正に関して、"ご飯論法"の命名者、法政大上西充子教授が2月26日の衆議院予算委員会中央公聴会などで〝疑惑の2015年9月14日のことに触れている。

この日の午後、総理秘書官が厚労省統計部長を呼んだのは次の調査サンプル入れ替え時期である2018年1月から過去データの"遡及改定"は行わないようにするのが狙いだったのではないかという内容だ。

 過去、サンプル入れ替え時に行う賃金の遡及改定は下振れするのが常だったという。アベノミクスの一番嫌うところだった。

上振れであれ下振れであり、事実とすれば統計的に必要とされる遡及改定を専門家の検討も経ずに官邸サイドが一方的に止めさせたことになる。

統計はあらゆる政策に結びき予算化される。国情を世界に発信するものでもある。

政治による行政の毀損、予算の妥当性、国の信用度を損ないかねない深刻な事態なのだが総じて報道は「何がそんなに問題なのか。」に答えていない気がする。

何年ぶりかで聴いたNHK日曜討論(3/3)では、自民党の出席者が統計疑惑でシドロモドロになった途端、司会者が「え~次に移ります。」と引き取ってしまった。

参院での究明が進むかどうかはメディアの姿勢にもかかっている。

 

 

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