ボゼ祭り

2018年11月30日


DSC_0110.jpg

 

 2016年の4月に自転車旅で鹿児島県沖のトカラ列島・中之島を訪れた。人口200人ほどの島の牧場で天然記念物のトカラ馬の自然放牧を眺めた帰りに博物館で"ボゼ"という不思議な仮面を被った祭りの写真を見た。中之島から奄美大島寄りの悪石島の伝統行事「ボゼ祭り」だった。

数日前、 秋田の「ナマハゲ」などの「来訪神」(仮面・仮装の神々)がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを伝えるニュースに"ボゼ"の姿を見た。

毎年お盆の最終日に現れて悪霊払いをしてくれるという。ボゼが持ち歩く棒には赤い泥水が付いていて、子供や女性を追い回わして塗りつけるというのは今回指定された奇祭に共通しているものがあるようだ

中之島では赤道付近からの渡り鳥を観察をしている研究者にも出会った。 毎年、ひと月ほどワゴン車に寝泊まりして海上からトカラ富士(御岳980m)めがけて飛んでくる個体を数え生態の変化を探るのだという。

"ボゼ"もその風貌から赤道付近から伝来し、男鹿半島ではナマハゲとなったのかもしれないとユネスコのニュースを聞いて空想している。

トカラ列島にはキャプテンクックが財宝を隠したという伝説のあるズバリ"宝島"もあるロマン列島だが、戦後、アメリカ軍政下に置かれ、完全に日本に復帰したのは1952(昭和27)年のことだったという歴史も旅をして知ったことだった。

 

 

DSC_0158.jpg

 



 

 

 

トラックバック

トラックバックURL: http://blog.hokkaido-np.co.jp/mt/mt-tb.cgi/10086

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

(公開されません)

(HTMLタグ(b,i,br/,p,strong,em,ul,ol,li,blockquote,pre)が使えます)