震源の山肌に見たもの

2018年09月11日

自民党の二階幹事長が訪韓していた8月初旬のことになる。旅先の宿で夕方のTVのスイッチを入れると在京民放局のニュース番組で幹事長に総裁選についてインタビューするところだった。

違和感があったので良く覚えている。こんな具合だった。

コメンテータの「幹事長、宜しくお願いします。」に「・・・・(無言)」スタジオの気まずい空気が伝わってきた。

総裁選の意義、安倍総裁を支持する理由、竹下派の乱れ、モリカケ問題等々ひと通りやり取りがあって、コメンテータの「有り難うございました。」で終わったかに見えた。

ところが、女性アナがご丁寧に「これからの日本を考えるということでした。」との総括。そうかな、と思った。

そして更に、男性、女性のアナとコメンテータの3名が声を揃えて「改めまして二階幹事長、有り難うございました!」と深々と頭を垂れた。

インタビューをさせて頂いている〟としか思えない姿勢に、巷間言われている政治の圧力を見た思いがした。

あれからひと月。総裁選が始まっている。台風21号、北海道の地震が続き、普通に考えれば投票日の延期だが大きな声にはならなかった。

そして、関西空港の再開と北海道の停電解消に関して、必死で頑張っている現場を飛び越えた総理大臣、所管大臣の意識的な発言が繰り返えし流れる。

西日本豪雨からの一連の自然災害は、政治権力とチェックする報道機関の関係性の危うさを一気に顕在化させたのではないか。

長いことかけて築いた平穏な生活を一瞬にして奪った震源地域の崩れた山肌を写真で見るにつけそう思う。

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