十勝農業生産額の想い出 -1-

2017年12月30日

十勝24農協の2017年度取扱高 麦好調で最高3,388億円』の道新記事(12/26朝刊)を読んで、帯広に転勤した平成5年の想い出が蘇った。

その年は春先の異常低温と夏の長雨で歴史的な凶作だった。前年までは農業粗生産額2,000億円突破が9年続いていて、"十勝10勝"となるかどうか、地域は気を揉んでいた。

十勝は農業が良ければ経済は安泰と言われていて、その辺りはタクシーの運転手さんが客足から正確に状況を把握していたものだった。

農業粗生産額は畑作と畜産の作目毎の推定生産量に政府価格や市場価格を掛けて合計するという単純なものだが、豆や野菜の一部は農協を通さないものもあり、その把握が精度を左右した。

赴任する9年前の十勝支庁(現在は振興局)の農務課の先輩達が、その年を振り返りつつ、若手職員に流通の勉強をさせる意味合いと遊び心もあって、独自に計算して発表することを始めていた。

計算方法が若干異なる農水省の公式発表は翌年の夏になる。前年のクリスマスの頃の十勝支庁の発表にはそれなりの緊張感があった。 (つづく)

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