軍師

2017年11月17日

朝刊のテレビ欄を見ていたら「総理大臣所信表明演説」とあった。あぁ、いたんだぁ-と思うくらい長いこと国会が開かれず国民の前から姿を消していた。

加計学園の獣医学部開学の認可を待っての登場である。残るは森友疑惑だが、三権から独立しているはずの会計検査院の院長がNHKのインタビューで、「書類が無くて調査に限界がある。」旨の発言。既に幕引きの布石が打たれている。

6月に通常国会が閉じられて、この間、「ヨーロッパ外遊」、「北朝鮮脅威」、「国難解散・選挙」、「トランプ大統領来日」、「東南アジア諸会議」「質問時間見直し」と、次々に巧みな国会逃れの政治日程が繰り出された。

「北朝鮮の脅威を考えると、今しか無い。」"国難選挙"にも拘わらず当の北朝鮮の沈黙と暢気なゴルフは不思議な出来事だ。あまりに鮮やかな一連のシナリオは、一体、どこで誰が立案して総理大臣に振り付けしているのだろうかと妙な興味が湧く。

巨大な政権のディフェンス網に立ち向かうためには、野党も敵方に引けを取らない"軍師"を抱えないと勝負にさえならない。総理大臣の演説は珍しく高揚感に乏しく、いつになく短かい振り付けだった。

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