下北半島、自転車"湯巡り" -薬研(やげん)温泉-

2017年06月24日

下北は鄙びた温泉が多かった。大間から時計と逆回りに200Kmほどの半島一周自転車旅で入浴した温泉は、「川内」「恐山」「薬研」「下風呂」「大間」だった。

産地表示ではないが、湯元が近くにあって源泉掛け流しで提供されているという感じがある。別府の鉄輪温泉のような地元の人が集まる公衆温泉にもいくつか巡りあった。時々、方言が聞き取れないこともあるが、世間話に入って素朴な時間が流れる。

中でもキャンプ地の国設野営場から"奥入瀬"を思わせる大畑川渓谷を2Kmほど上がったところにある「薬研温泉」の"カッパの湯"は一昨年訪れた北上市の秘湯・夏油温泉に匹敵する名湯に思えた。浴槽の岩の割れ目から湧き、熱くて、透明で、無味であるが最後に苦みを僅かに感じるところもそっくりである。

三度の改修工事を経てちょっとした温泉旅館の露天風呂の風情だが無料。地元の人の話では湯だまりは分かっているがそのお湯がどこから来ているのか、薬研温泉郷の中では未だ謎なのだそうである。

名前の由来はその昔、温泉の湧き出る場所が漢方薬をすりつぶす器具「薬研台」によく似ていたことからと言われ、「かっぱの湯」と呼ばれるのは恐山を開いた慈覚大師がこの地でケガをした際に河童に運ばれて傷を癒したという伝説に基づく。紅葉の季節には、湯に浸かりながら川音を聞き、色鮮やかな景色を楽しめそうだ。

朝7時以降、男女別に入浴時間が決められていて、夕方5時に浴槽掃除のために終了となる。とても綺麗だ。すぐ向かいの"夫婦かっぱの湯"は有料で230円。お湯の温度が適度に調整されていて男女別。食事も出来るレストハウスが併設されている。

『薬研温泉』、秘湯好きの方にお奨めだ。宿はふんだんなお湯を誇る民宿Aなど数軒がある。

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薬研温泉 河童の湯.jpg

                   カッパが鎮座  手前が熱い

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                                4Kmの渓流散策路がある

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                                  道は青森ヒバのフィトンチットが充満  

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            国設野営場 緊急避難小屋があり安心 29.6.16-17

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