旅のつづき

2017年05月13日

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普段住んでいる処から離れるほど同郷の人を懐かしく思うことがある。確か6〜7万年前にアフリカから出て世界に広がって住んでいる人間。離れれば離れるほど故郷への帰巣本能が強くなる遺伝子を秘めているのだろうか。

4月14日、車旅で和歌山から徳島へフェリーで渡り、瀬戸内沿岸を今治に向かう途中、天気も良かったので東かがわ市にある「大池オートキャンプ場」に泊まることにした。

播磨灘に突き出した陸地をくりぬいたような名のとおりの大きな池があり、桜が満開だった。〝貸し切り〟の広々としたキャンプサイトにタープを張って、ひと足早い"夏キャンプ"を楽しんだ。

翌朝、靄の中を泳ぐ水鳥を眺めて管理棟に行くと、「先ほど確か同じ街からオートバイの人が来て、貴方たちの話をするとまた戻るとのことでした。」と伝言があった。

近くの讃岐うどんの店で朝食を摂って後片付けをしながら待っていると、40才台のDさんが現れた。

勤めて初めて長期の休暇が取れて、苫小牧から仙台までフェリーで渡り、似たようなコースを一日400Kmのペースで走ってきたとのこと。

私たちがこれから次の場所へ移動すると聞いてとても残念そうな顔をしたので「恵庭に戻ったら安着祝いの酒を飲みましょう!」と別れた。

昨晩、近くのヤキトリ屋で痛飲した。ほんの一瞬の出会い、管理人さんのひと声が遠く四国で初対面同士の付き合いの始まりになった。

「旅には人同士の引力を強める不思議な力がある。」と何度も乾杯した。

DSC_0004.jpg           夜も更けて・・・ 29.5.12

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