常滑

2017年04月11日
IMG_20170408_193819.JPG ―明治時代の常滑焼き煙筒―

星野道夫著『旅する木』に、本のタイトルとなったエッセイがある。鳥が落としたトウヒの種が育ち、その木がやがて狐のランドマークとなりユーコン川を下り、最後は薪の煙となって空に昇るという物語だ。

名古屋港から渥美半島の突端の伊良湖岬に向かう途中に寄った常滑の『焼き物散歩道』で古い煙突から木が生えている光景を見た。

道すがら寄った醤油団子屋のお婆さんによると、江戸時代に土管造りで隆盛を極めた常滑焼きも釜に用いる石炭の煙りが環境に影響を及ぼすことから閉鎖され、地震対応で地煙筒に土を詰めたとのこと。常滑の鳥は煤で黒いというジョークがあったとか。

茶色の急須でしか知らなかった常滑焼が田畑の改良と石炭に結びついていた歴史を知り、産炭地の生まれとして急に身近になった。そう言えば炭鉱の雀も黒かった。

DSC_0018.jpg DSC_0014.jpg 29.4.8 常滑『土管坂』

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