学校法人と森友学園

2017年03月07日

高校と大学を運営する学校法人に監事という立場で関わりを持たせていただいている。先日、高校の卒業式があった。

学校運営はもし行き詰まると学生・生徒、父母、教職員はもとより、社会に対しても大きな影響を及ぼす。こちらも気が引き締まる式だった。

学校法人森友学園(大阪府豊中市)の国有地取得を巡って不自然な経過が国会で取り上げられている。そもそも森友学園の幼稚園経営がどうだったのだろうか。

今年4月の小学校開校に向けて2年前には"仮"の設置認可を受けている。全ての問題はこの"見込み発車"に端を発しているのではないか。大阪府が仮認可という聞いたことのない対応をした経過と理由は明らかでない。

今になって大阪府知事がゴミの搬出計画と収支計画の提出を求めている。国と法人の用地交渉を巡る不可解さ以上に基本的なところで不可解なことだ。

運営に関わることになって知ったことだが、学校法人会計の特徴として、設立のために寄附された資金、財産が経費として流出してしまわないよう、一定の基準で『基本金』というものを繰り入れして安定的な教育施設整備の投資が続けられるような仕組みを持っている。

万が一にも学校が潰れないようにするための安全対策であり、逆に言えば健全、堅実な運営でなければこの仕組みは成り立たない。森友学園の幼稚園運営の実績はどうだったのか。用地交渉の経過から疑問である。募集定員に満たないことが続けば先行きは厳しい。

少子化がどんどん進む中で、国の学校法人への補助金も削減されてきている。運営に四苦八苦している多くの学校法人のためにも大阪府と国は強引とも言える手法で今日に至った経過と理由を明らかにし、適確な判断をする責任がある。

 

 

 

 

 

 

 

トラックバック

トラックバックURL: http://blog.hokkaido-np.co.jp/mt/mt-tb.cgi/7677

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

(公開されません)

(HTMLタグ(b,i,br/,p,strong,em,ul,ol,li,blockquote,pre)が使えます)