"Bar " 山崎達郎さん

2016年11月07日

作家の吉村昭氏のエッセイで『Bar やまざき』を知った。札幌に来ると必らず行く店が、

『あるラーメン店』と

『居酒つる』と

『Barやまざき』

だったという。

やまざきさん2013.11.30.jpg

ラーメン店主は競馬で店を畳んでしまったらしい。『つる』は知人と探しあてたが山男の集う違う店だった。

Bar『やまざき』は薄野交差点近くのビルの4階にあるのを見つけて知人と何度か訪ねた。上質だけど堅苦しくなくサラリーマンが小遣いで行ける店だ。

3年前の私の特別な日、いつもは健康維持のためにご自宅に帰っている時間に山崎達郎さんがいた。"現役バーテンダー"が手を休めた時、突然、「横を向いていて。」と言って"切り絵"を始めた。No47969と書かれている。

「若い頃からの趣味でお客さんへのサービスなんです。ひとり一人覚えていて同じ人には切らないのですよ。」バーテンさんが帰りがけにそっと教えてくれた。

今日の道新朝刊で亡くなられたことを知った。数万というお客さんひとり一人を大事にした今年で58年の「Bar やまざき」は山崎達郎さんそのもののようだ。

店には吉村昭氏の飲みかけのニッカのボトルが置かれている。合掌。

Bar やまざき.JPG

 

 

 

 

 

 

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コメント

いい話ですね。

ご冥福をお祈りします。

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