刻を忘れる島

2016年04月03日
この時期の北海道には無いジリジリとした日射しを背中に受け、海岸線から2kmの急な坂を自転車で登って行くとトカラウマがいた。45年目にして遂に会いに来たという実感。学生時代に初めて教科書の写真を見た時の小柄で黒光りして鬣に素朴さと忍耐力を秘めた姿がそこにあった。時間が戻ったような不思議な感覚だった。管理人さんはホンジュラス人がご主人で、1年半前にネットで募集を知り、コスタリカから真っ直ぐ中之島に来たという若い日本人女性だった。アメリカで文化人類学と環境学を学んだという。悠久の草を食む日本在来のトカラウマと行動的な若者のコントラストを蒼い海に浮かぶトカラ列島の島島に見ていた。最近は子供のいる家庭が増えてきたという。島も次の45年でまた変貌していることだろうけれど、そのためにもトカラウマが育って行って欲しい。 DSC_0089.jpg 28.4.2 晴

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