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夕張廃線ツアー〈夕張鉄道編〉

2011年06月22日

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今年はシューパロ湖のかさ上げにより、ダムに沈む大夕張地区を旧国道から見ることができる最後の年となりました。そこで野幌から夕張本町を走っていた北炭の「夕張鉄道」と、清水沢から大夕張まで延びていた三菱の「大夕張鉄道」の2本の廃線跡を辿るバスツアーを企画しました。
このツアーは本来は6月25日でしたが、大好評でキャンセル待ちが増え、18日にも増設することになりました。
今回はそんな夕張廃線ツアーの夕鉄編をご紹介します。

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今回の講師を務めてくれるのは三菱大夕張鉄道保存会事務局長の今井さん。ご自身も夕張の炭鉱や、鉄道でも働いた経験のある方です。ツアーと言えどもちゃんとした講座なので、鉄道の歴史などもお話していただきましたが、今回の受講生はかなり詳しい方もいるようで手ごわそうです(笑)

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さて、今回辿るのは「野幌駅」-「北海綱機前駅」-「上江別駅」-「下の月駅」-「晩翠駅」-「南幌向駅」-「北長沼駅」-「中央農試前駅」-「栗山駅」-「角田駅」-「継立駅」-「新二股駅」-「錦沢駅」-「平和駅」-「礦業所前駅」-「夕製前駅」-「若菜駅」-「営林署前駅」-「鹿ノ谷駅」-「夕張本町駅」と続きます。

夕鉄の出発地点はなぜ野幌なのかと思いますが、札幌駅に乗り入れをしたかった夕鉄は車両寄贈を条件に国鉄に伺いを立てていたのですが、ついに列車での乗り入れが叶わず、軟弱地盤だった江別ではなく野幌に接続したそうです。
その時にどうしても札幌駅に接続したかった夕鉄は、この北海綱機前からバス接続で札幌駅乗り入れを果たしたということです。
ここには現在夕鉄の腕木式信号機とモニュメントが残っています。

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バスは夕鉄の軌道跡を道路にした「きらら街道」を走ります。新緑眩しい農業地帯の中に、ポツンとあるのは晩翠駅があったことを示す看板。後ろの大きな倉庫が、ここの駅があったんだな・・・と思わせます。

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そして次は「南幌向(南幌)」です。ここは元々「幌向」という地名だったらしいのですが、JR函館線に同名の駅があるため「南幌向」となりそれが短縮されて「南幌」になったそうです。町の区画に対して駅跡地には軌道に沿って斜め向きに建っている倉庫がありますね。

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その次の北長沼駅は所在場所が良く分からなかったのか、受講生から「ここだったのか!」という声が上がりました。最近駅所在地跡を示す看板も立ったようです。

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栗山では途中ちょっと栗山公園に寄って保存してある夕鉄21号機(国鉄の9600型蒸気機関車)を見ます。久ぶりに見るテンダー機はやっぱりデカイですね!
サイドには夕鉄のマークが誇らしげについています。

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これが機関士のコックピット!視界不良でなんとも無骨な職場です(笑)。
そういえば子どもの頃、SL汽笛が鳴る天井から下がったチェーン引っ張らせてもらったな~!

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栗山では国鉄と軌道が交差するため、高架がありましたがその橋げたの一部が残っていました。

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そしてここは次の角田駅に向かう途中の陸橋です。ここに何があるのかというと・・・

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天井には真っ黒な跡が!そうこれはSLの煙の跡なんです。さすがに参加した皆さんも驚きで、ここまでくるとオタク度満点ですね!(笑)

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現在夕鉄線で駅舎が残っているのが、継立駅とこの新二股駅。ここは角田炭鉱まで電車が走っていた起点駅でもあります。

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新二股駅からは有名な三段スイッチバックの途中にある錦沢駅を通ります。今回のツアーでは時間の関係でここは寄りませんでしたが、遊園地などの娯楽施設があった錦沢にみなさんずいぶん執着があったみたいです。きっと楽しい思い出がいっぱいだったんでしょうね。
錦沢からはオメガループを通りこの若菜駅へ。ここはまだ駅の感じが少し残っています。

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国鉄と平行して走っていた夕鉄線のホームがあった辺りに行ってみると、夏草に覆われながらもホームの一部が顔を覗かせていました。
帰りがけに地元の懐かしい友人と偶然出会う人もいて、昔話に花が咲いていたようです。

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夕鉄の車両基地があった鹿ノ谷駅は、手前の緑に引き込み線などがびっしりと張り巡らされ、転車台などもあったそうです。

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現在は1日数本のJR列車が行き来する小さな無人駅となっています。

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そしていよいよ終着の夕張本町駅です。現在はホテルマウントレースイ前までしかない路線ですが、昔は市役所の隣が駅になっていました。現在は建物だけがその名残を留めています。

駆け足で巡ってきた夕鉄軌道跡ですが、皆さんそれぞれに思い入れがあるようですね。今井さんが夕鉄の線路ってJRより短くて、乗ったときの音がガタンゴトン~ではなくガタガタ~ゴトゴトと忙しなかったというと、みなさんそうそうと頷いていました。

次回は清水沢~大夕張までの大夕張鉄道跡を巡る旅をレポートします。

(びーた)

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SL館見学できなく残念。来月31日のツアーに参加させていただきます。

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