6月11日西岡のホーマックスーパーデポさんで
「手彫りガラス工芸 グラス・グリプティ」の一日講座が行われました。
「何でホーマックで講座?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
会場となっているホーマックスーパーデポさんの2階には陶芸教室があったり、講座用の教室があるのです。
このホーマック、とにかく広い!そしてとてもきれいです。
私もそこにお邪魔し、ガラス工芸を体験してきました!
「グラス・グリプティ」
この言葉を初めて耳にする方も多いのではないでしょうか?
「グラス・ぐりぷ・・・???」私もこの言葉を初めて聞いたときは発音さえうまくできませんでした。
それもそのはず、「グラス・グリプティ」は、古い歴史を持つガラス工芸の中でも
新しい技法なのだそうです。
そしてその技術を生み出したのが、北海道は小樽にアトリエをかまえる山田セツさん。
今回私がお世話になった講師の木村陽子先生も、
このアトリエ・セツ所属のガラス作家さんです。
世界広しと言えども、この技術の使い手はほとんどいないそうです。
ダイアモンドの粒が先端についた、ダイアモンド・ポイント針という道具でガラスの表面に傷をつける事により、傷の部分が白い痕跡となって見えます。
そうしてガラスに模様を刻み込んでいくのです。
ルーターという電動の機械を使って彫ることもあるそうです。
木村先生の作品を見せていただくと、どれも繊細な模様が彫りこまれた素晴らしい芸術品ばかり。

これを全て手だけで彫ったなんて信じられないほどです。
どうしよう・・・手先が不器用な私に作れるわけが無い!
出だし早々、腰が引けてしまいました。
でも先生の説明を聞くと・・・
「まずは今回の作品となるガラスのトレイに、カーボン紙を使って刻み込む模様を写していきます。」
「ガラスに模様が写ったら、あとはその模様からはみ出ないように、ダイアモンド・ポイント針でガラスに傷をつけていくだけ!」
あれ?やり方はシンプルなんだ!模様もそんなに複雑ではないし、これなら不器用な私にも上手くできそう♪
気を取り直して、体験スタート!
早速、カーボン紙を使って、ガラスに先生が用意してくれた模様を写します。

この線に沿ってガラスを削っていくので、曲がったり途切れたりしないよう、丁寧に模様をなぞります。
ガラスのトレイが平らではないので、線を引くのもなかなか集中力が必要な作業でした。
さて、模様を写し終えたらいよいよガラスを削っていきます。
ダイアモンド・ポイント針は、先端にダイアモンドの粒がつけられているシャープペンのようなもの。
これでガラスをなぞると、細かい傷がつきます。
傷が、あんなにきれいな模様になるんですね。
「あまり手に力を入れなくても削れるんですよ。」と木村先生。
しかし、ダイアモンドと聞いただけで手に力が入ってしまう私。
他の生徒さんの手元からは、「シャリッ、シャリッ」と小気味のいい音が聞こえてきますが・・・
私はというと「ガリガリ・・・キィーッ」と不気味な音を出し続けていました。
うーん、難しい・・・。

特に、柔らかなカーブを描こうとすると、元の模様をはみ出してしまうのです。
曲線の美しいお花の模様は、私の手にかかると見る見るうちにギザギザになって行きます。
そんな私の作品を見ても、木村先生は優しく「上手く彫れてますよ。もう少しペンを倒すと削りやすいですよ。」とアドバイスしてくれます。

やっていくうちに、何となく自分なりにコツもつかめて来ました。
他の生徒さんも皆さん作品作りに集中していて、ふと気づくと、教室がシーンと静まり返っているという瞬間が何度も訪れます。
私も気づくと黙々とガラスと向き合っていました。
ほかの事は一切忘れて作品作りに没頭する。これぞ物づくりの醍醐味であり、楽しさですよね。
思い返してみれば、高校を卒業してから腰をすえて何かを作る機会なんてありませんでした。
久々の物づくり体験、そして初めてのグラス・グリプティ体験、本当に楽しかったです!
木村先生のグラス・グリプティ講座は、西岡のホーマックスーパーデポさんで7月から
スタートします。
物づくりにはぴったりの、暖かい日差しの差し込む教室で、「グラス・グリプティ」始めてみませんか?
ガラスを削る独特の感触、きっとヤミツキになるはずです!
さて、私がガリガリ、キィーキィー言いながら削り上げた作品は、こちらです!!

先生の作品とは比べ物になるはずもありませんが、自分で作った物には何だか愛着がわいてしまいます。
おうちに持って帰って、大切に使いますよ♪
(いこま)
■講座データ
【手彫りガラス工芸 グラス・グリプティ】
講師/アトリエ・セツ所属インストラクター
木村 陽子
曜日・時間/第2・第4水曜 10:30~12:30
受講料/7月~9月(6回)12,600円
用具代/初心者用ペンセット3,000円~、テキスト630円
教材費/初回525円程度、以降作品ごと実費
持参品/はさみ、セロテープ、ティシュペーパー、鉛筆またはシャープペン、黒い布(フェルト40×40)
会場:ホーマック「スーパーデポ」西岡店2階
札幌市豊平区西岡1-8
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もうひとつお知らせを・・・。
道新ぎゃらりーでは、文化センターの中の講座の展覧会など色々な展示を開催しています。
今回ご紹介したグラス・グリプティのアトリエ・セツさんの展覧会も、7月3日より開催されます。
繊細な技を駆使したガラス作品の数々を、入場無料で見れてしまいます!!
ぜひぜひ、この機会に足をお運び下さい。
◇展覧会名 アトリエ・セツ ガラス工芸Glass Glypty100人展
◇日 時 7月3日~7月8日
10:00~19:00(最終日は搬出作業のため17:00まで)
◇場 所 道新ぎゃらりー(札幌市中央区大通西3丁目6 北海道新聞社1F 道新プラザ内)
◇お問い合わせ 道新文化センター Tel:011-241-0125
中世ヨーロッパから伝わるガラス彫刻「ダイヤモンド・ポイント」をベースに生まれた新しいガラス工芸「グラス・グリプティ」。
ダイヤモンドの粉末のついた専用のペンでガラスの表面に手彫りする従来の技法に、ホビールーターを用いた独自の技法を加味することで、表現の幅が大きく広がりました。
一つ一つの作品の中にガラス彫刻の可能性を感じていただければと思います。
アトリエ・セツ主宰 山田セツ
■講座データ
手彫りガラス工芸 グラス・グリプティ(グラスリッツェン)
ひとつひとつ、心を込めて彫り上げたガラスの彫刻です。どうぞご覧ください!!
◆道新文化センター
札幌市中央区大通西3丁目6道新ビル大通館7F
TEL011―241―0123
◆道新文化センター 札幌市中央区大通西3丁目6道新ビル大通館7F
TEL011―241―0123