5/21 豊羽鉱山専用線跡をたどる

2016年05月23日

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5月の廃線講座は定鉄から枝分かれしていた豊羽鉱山専用線にスポットを当て、14日の座学、21日の実地と2日間で行いました。

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日本鉱業(株)が経営する豊羽鉱山は北海道では珍しい金属鉱山で、銀、銅、亜鉛、イリジウムなどを産出していました。戦前の昭和14年に操業が盛況になり、定山渓の錦橋からオンコノ沢までの間6.2kmを鉱石の運搬専用鉄道として貨物専用線を開通したのが始まりです。

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今回の講座の仕込みは、まだ雪深い1月に始めました。オンコノ沢が一体今どうなっているのか、先生と現地を視察しに行って確認です。鉱山のあった豊羽の町は、もうすで誰もいない廃墟というか更地になっています。施設が残っていればそちらも見学したかったのですが、そちらは何もないので、オンコノ沢にある豊羽鉱山水松沢変電所からのスタートです

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5月だというのに気温は30度近くまで上がりましたが、歩く距離はオンコノ沢から道の合流点、錦橋から昼食会場のホテルまでの約5km。廃線ツアーの平均的な距離です。

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気温が上がる前にいよいよウォーキングスタートです!豊羽鉱山に続く道は工事のためか意外とクルマ通りが激しいのですが、クマなどが出る危険を考えるとこちらの方がいいですね(笑)

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オンコノ沢から定山渓に向かって歩くと最初は左手側に専用線が通っていました。川が流れている所にはまだその時の橋脚跡が残っています。

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橋脚跡が見える部分で渡辺先生が専用線の説明を行います。熱心な受講生はお話を聞き逃すまいと一生懸命メモを取っていました。

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道路の脇にはこんな感じで土手が盛り上がっている場所があります。当時は道路と並行してここの上を専用線が走っていたんですね。

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まだ路線があった当時はこんな風景だったんですね。廃線講座は在りし日の姿を想像する"心の目"を持たないといけません。

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ここの橋脚後は道路からも近く、木も生い茂っていないので比較的見やすい場所ですね。

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受講生の中にはかなり詳しい方もいらっしゃって、先生に鋭い質問を投げかけてくることも!お話を聞きながら皆さん盛り上がっていました。

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しばらく歩いていくと道路と線路が交差する場所が出てきます。道路右手の雑草が茶色くなっている部部が線路跡です。

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朝里に抜ける定山渓レイクラインの合流地点が近づいてきました。線路はまた右手側から左手に移ります。道路に踏み切りと左の平らになっている所に線路が見えませんか?心の目で見てくださいよ~(笑)

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そしてレイクラインとの合流地点に到着です。気温もぐんぐん上がり5月だというのに真夏並み!そしてここには今回一番の見どころ、橋脚跡に近づける場所があります。

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今は水を流す管が通っていますが、昔はここを鉱物を山のように積載した貨車を引いた列車が走り抜けていたんですね。

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川の中に立つコンクリートの支柱が当時の橋脚跡です。こんな柱が何十トンもの重さを支えてきたんですね。

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最後は錦橋からの眺望。ここも橋梁跡があるのですが、木の葉が生い茂ってわかりません。

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葉の落ちている冬場に見るとこんな感じで見えるんですね。廃線は木々の緑も大きな敵!本当は桜の咲く前くらいが一番いいのですが、まだまだ寒い季節です。

そんなこんなで予定の時間よりちょっと早く講座は終了。皆さん暑い中お疲れ様でした。この後は定山渓の森の謌で美味しいランチバイキングを食べて解散となりました。

次回はどこに行くの?という問い合わせもたくさんいただきました。また渡辺先生と相談しながら楽しい講座を行っていきたいと思います。

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