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コサイン~伝えたい匠の技~

2008年01月14日

 さて、先日の予告記事でも書きましたが、コサインさんを訪ねたのは11月下旬。朝9時すぎにJR北見駅を出発し、一両編成の「特別快速きたみ」に揺られ、旭川にたどり着いたのはお昼を回っていました。

 雪が舞う旭川・永山の工場地帯にある小さなオフィスの扉を開けると、ほのかに木の香りが漂いました。事務所のショールームで紙面で使う星社長の写真を撮らせてもらおうと思ったのですが、事務所はクリスマスにちなんだ催しの準備でごった返しており、向かいのカンディーハウスさんにあるショールームで撮りました。休館日のところを、わざわざ電気をつけてもらって…恐縮しました。背後の木製品はすべて、コサインさんの商品です。

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さすが社長。笑顔が一発で決まりました

 ちなみに、コサインさんのサイトのドメイン「http://www.cosine.com」は、ネットが普及した当初から取得していたため、後に似た名前の会社や組織から「ドメインを譲ってくれ」というオファーが後を絶たなかったとか。昔、「投資」目的でドメインを取得し、高く転売していた人の話がニュースになったことがありましたが、それを思い出しました。

 コサインさんのサイトを見るとわかるのですが、かなり詳細に紹介された商品は、直売によるネット通販をしていません。これは「写真だけでは伝わらない質感がある。いくら文章で表現しても限りがある。やはり最後は手に触れて、それで買っていただきたい」という考えからだとか。サイトを見てどうしてもほしくなった方には、最寄りの販売店を紹介するといいます。星社長は「お客さまには納得して買っていただけるし、小売店の方にもお客さまを紹介できる。自分たちだけが商売をするのではなく、小売店の手伝いもしたいのです」と説明します。

 その思想は、同社で発行している季刊カタログ冊子「といる」にも反映されています。「といる」は自社製品のユーザーに1年間無料送付し、その後は有料で通信販売していますが(一冊80円、総合版は420円)、商品の細かい解説だけでなく、巻末に「ちかくのコサイン」というコーナーを設け、販売店を写真+一言コメントで紹介しています。販売店には星社長らが足を運び、販促作戦をともに考えることもあるそうです。

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小冊子「といる」。大きさははがきより少し小さいA6判。
かばんに入れていつでも持ち歩けるカタログを目指したそう。

 星社長のブログ「シャッター日誌」もそんなお店紹介を惜しみなくやってます。「ブログでお店紹介をすることで、そのお店がサイトを持っていなくても検索エンジンを介して情報を得、お店に足を運ぶお客さんがいるかもしれない。DMなどを使わずともできる『お店支援』の一つです」と星社長。

 最後に工場を少し見学させていただきました。

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写真奥が事務所、右側が工場です。

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職人さんが木材を一つ一つ手で機械に入れ、削って部品を作っています。

 あくまで「ものつくり」にこだわる。販売はパートナーの小売店にすべて任せる。そして、作り手として伝えたいことを積極的に発信する。そんな職人のこだわりを感じた取材でした。

(メディア局・米林 千晴)

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