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四季折々温泉旅に出掛けましょう

2009年03月18日

 北海道の四季を楽しむ温泉の旅に出掛けましょう。私が宿を選んでみました。料金は1泊2食が1万円前後で、高くても2万円以内を目安にしてみました。人気宿が多いので、ゴールデンウイークや観光シーズン、年末年始などは、早めに予約をしないと、すぐ満室になってしまいますのでご注意を。

①桜を楽しむ
 桜の名所はたくさんありますが、道南の私のお薦めは、函館市の函館公園や五稜郭(ごりょうかく)公園、そして松前町の松前公園でしょう。函館市内なら、ベイエリアの新しいホテル、ラビスタ函館ベイ。
 松前まで足をのばすのであれば、知内温泉・ユートピア和楽園か、松前町の温泉旅館・矢野ですね。松前は桜の季節が長く、4月下旬から5月中旬まで美しく咲き誇ります。

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ラビスタ函館ベイ

②ツツジを楽しむ
 5月から6月にかけて山を彩るのはツツジです。道南の恵山はツツジの名所です。恵山温泉にある恵山温泉旅館と石田温泉がお薦め。
 北見市留辺蘂の温根湯温泉もツツジの名所です。老舗の大江本家が代表格ですが、湯の質にこだわりたいなら、少し旭川寄りにある、塩別つるつる温泉や、北見寄りにある、ポンユ三光荘がいいですね。

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ポンユ三光荘

③新緑を訪ねる
 北海道の新緑は5月です。どこにいっても美しいのですが、残雪と新緑のコントラストが美しい大雪山系はいかがでしょう。黒岳のふもとにある層雲峡温泉なら銀泉閣。

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新緑の層雲峡・銀河の滝

④湖を訪ねる
 北海道の湖はカルデラ湖が多く、その周囲は温泉の宝庫です。洞爺湖、支笏湖、然別湖、阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖と代表的なものだけでもこれだけあります。私が好きなのは、チップ(ヒメマス)釣りが解禁される初夏なら支笏湖の北側、丸駒温泉のすぐ側にある、いとう温泉ですね。ここの露天風呂が好きです。
 また、屈斜路湖のコタン温泉には、アイヌ詞曲舞踏団「モシリ」の運営する温泉民宿の丸木船があります。
 神秘の湖といわれるオンネトーの側にある雌阿寒温泉・野中温泉別館も大好きです。

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野中温泉別館の内風呂

⑤自然体験を楽しむ
 四季折々、さまざまな自然体験ができる温泉地があります。一押しは、東大雪の、ぬかびら源泉郷です。山湖荘や中村屋が人気ですが。リーズナブルにという方には、ひがし大雪ぬかびらユースホステルがあります。いろいろな宿の風呂に入れる「湯めぐり手形」など、ユニークな取り組みもあって楽しめます。

⑥山を楽しむ
 本格的な登山とまではいかなくても、高山の景観と温泉を楽しみたいという方には、旭岳温泉がいいでしょう。ロープウエーで7合目まで登ることができますし、温泉もいい。私なら、湯の質が抜群の湯本湧駒荘ですね。翌日は、天人峡の羽衣の滝や十勝岳の望岳台などを訪ね、美瑛の丘などを楽しんで富良野へドライブします。
 もう一つお薦めはニセコです。ニセコ五色温泉・五色温泉旅館が好きですね。お勧めはイワオヌプリのお花畑の散策です。また、本格的な登山になりますが、ニセコアンヌプリの登山口もすぐ近くです。

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旭岳・姿見の池から眺める噴気

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湧駒荘

⑦海を楽しむ
 道南の恵山岬にある水無海浜温泉は、海水浴場にもなっています。ただ、潮の満ち引きで、海中に没したり、湯がなかったりするときもありますので、ご注意を。入浴可能時間は、下記の、函館市椴法華(とどほっけ)支所のホームページで確認できます。
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/todohokke/

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水無海浜温泉

 桧山管内・乙部町の乙部温泉・光林荘もお薦めです。乙部町の元和台海浜公園には波の荒いときでも海水浴ができる「海のプール」があります。

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光林荘の男性内風呂

 積丹半島の先端にある、温泉旅館北都は目の前が海です。釣り船もあって、釣り道具の貸し出しもあります。

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温泉旅館北都の男性内風呂

⑧湿原を楽しむ
 釧路湿原の周囲にはいい温泉がいっぱいあります。私のお薦めは、標茶町の茅沼温泉・憩いの家かや沼と、カヌーツアーなどが体験できるシラルトロ湖温泉・ロッジシラルトロ。

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憩いの家かや沼の男性露天風呂

⑨花火を楽しむ
 洞爺湖温泉のロングラン花火大会が有名ですが、もっと盛大に、間近で打ち上げられる花火を楽しむなら、8月中旬に道南の鹿部町で開かれる「しかべ海と温泉(いでゆ)の祭り&花火大会」でしょう。花火は、たいてい第3土曜日です。雨天の場合は翌日に順延されます。今年の日程は、まだ発表されていないので、同町のホームページなどで、ご確認ください。お薦め宿は、会場となる鹿部漁港のすぐ側にある温泉旅館鹿の湯と温泉旅館吉の湯です。

⑩紅葉を楽しむ
 紅葉が早いのは大雪山系です。9月下旬、大雪高原温泉を拠点にした沼巡りは大人気です。大雪高原温泉・高原山荘は大好きな宿です。
 定山渓温泉から中山峠も紅葉の見どころです。北海道の紅葉は「黄葉」と書かれることもあるほど、黄色が支配的ですが、スケールの大きさが感動を呼びます。

⑪夕焼けを楽しむ
 日本海の夕焼けはスケールが大きく感動的です。特に、道北の豊富町のサロベツ原野から眺める夕日は、利尻山の美しいシルエットが印象的です。豊富温泉の個性的な湯は、ぜひ、一度、お試しください。泊まるなら、ニューホテルサロベツ、日帰り入浴なら、ふれあいセンターがいいでしょう。石油成分が浮く濃い食塩泉は肌当たりが柔らかく、よく温まります。

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サロベツ原野から眺める夕焼け

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ニューホテルサロベツ

⑫冬の道東観光を楽しむ
 北海道の冬は、積雪や吹雪で道路事情が不安定なため、ドライブは敬遠したくなりますが、道東は穴場です。雪は少ないし、晴れの日が多く、見どころもいっぱいです。
 タンチョウを見るなら鶴居村の鶴居温泉・グリーンパークつるい、ホテルTAITOがお薦め。冬の摩周湖を見るなら川湯温泉・湯の閣や御園ホテルです。

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タンチョウ

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グリーンパークつるい

⑬ウインタースポーツを楽しむ
 スキーやスノーボードを豪快に楽しみたいというなら、ニセコでしょう。「ニセコグラン・ヒラフ」のゲレンデ下にあるのがホテルスコット。となりに、連絡通路でつながった「ぽぽろの湯」があります。
 
⑭宿の滞在を楽しむ
 道内にも、1泊2食が3万円以上するような高級温泉宿が増えています。値段の高いところは、それなりにサービスも施設も整っていますから、あえて、ここでご紹介するまでもないでしょう。
 2万円以内で泊まれるお薦めは、中標津町の養老牛温泉・湯宿だいいち。八雲町の温泉旅館銀婚湯です。温泉ファンにはよく知られていますが、滞在することが楽しいいい宿だと思います。

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青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表

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