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プチ湯治のすすめ

2009年03月04日

■お知らせ
 私がこのコーナーで、温泉のご案内を担当して、ちょうど4年が経過しました。「温泉インフォ」の企画記事からブログに衣替えして2年です。このたび、4月からのサイトリニューアルを機に、卒業させていただくことになりました。ご愛読いただきました皆さんや、取材にご協力いただいた皆さんに、心から感謝申し上げます。
 今月は、いままでの温泉取材のまとめのようなものになるかもしれません。お薦めの温泉の紹介も盛り込みますので、どうか、お付き合いください。

■プチ湯治のすすめ
 温泉取材をしていると、湯治のお客さんに出会います。
 戦後、国民全員を対象にした健康保険制度ができるまでは、入院はとてもお金のかかることでしたから、温泉が慢性病の治療の場でした。いわゆる「湯治」です。長期滞在する人は、自炊をします。現在も、自炊ができる湯治場が北海道にもたくさんあります。
 さまざまな症状に悩む人々が湯治に訪れています。神経痛やリウマチ、腰痛、交通事故の後遺症、糖尿病、胃腸病、脳梗塞(こうそく)などの神経まひのリハビリなどいろいろです。

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湯治の伝統を受け継ぐ見市温泉の男性露天風呂

●何が効くのか
 湯治の伝統がありながら、温泉を利用する病気治療についての研究はなかなか実を結んでいませんが、最近になって、いろいろなことが分かってきました。
 湯で温まることによって、体内のヒート・ショック・プロテイン(熱ショックタンパク)が増えるのだそうです。この物質は、あらゆる生物が持っているもので、細胞を保護したり、傷ついた細胞を修復したりして、体を元気にしてくれるものです。
 普段、健康な人は、2泊3日のプチ湯治で、この数値がピークになり、数ヶ月、抵抗力がアップするそうです。
 また、新鮮な温泉は、皮膚の汚れを落とすだけでなく、殺菌し、若返らせるように働きます。気分をリラックスさせ、ストレスを解放する効果もあります。

 このプチ湯治では、ごちそうの食べ過ぎやお酒の飲み過ぎはいけません。食事を通常のものにします。湯治プランのある宿では、1泊3食で、症状に合わせた献立を工夫してくれます。1日に3回の入浴が目安だそうで、長湯はいけません。年に、2、3回が理想だそうです。
 どうです、健康維持のためにやってみませんか。

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美人の湯で知られる十勝川温泉・はにゅうの宿

●女性はお友達どうしで
 プチ湯治は家族や友人らと出掛けて行ってもいいのですが、男性の場合は、やはり、のんびりした一人旅が基本でしょう。私は、施設が古くて安っぽい造りでも、衛生的で掃除が行き届いているなら気になりません。いつでも、新鮮な源泉が豊富に掛け流されている風呂があることが一番大事だと思っています。
 ただ、女性の場合は、気の合うお友達と一緒のほうが、何かと安全だと思います。

●どんな宿がおすすめか
 では、どんな温泉宿が湯治にむいているのでしょうか。
 湯治料金の設定がない値段が高い宿は、施設は整っていますが、多くの場合、料理が豪華過ぎてカロリーオーバーになります。そういう宿のスタッフは、サービスには気を配りますが、湯治についての知識はほとんど持ち合わせていないのが普通です。泉質についての知識すらない場合もあります。
 湯治の伝統がある宿は、施設は簡素でも、湯の質には定評があります。また、湯の入り方や症状に応じた食事などについて、ノウハウが蓄積されています。値段も安めです。
 割安な湯治料金の適用は3泊以上が普通ですが、探してみるとプチ湯治に最適の、2泊からの宿もありますし、ビジネスプランというのも利用できます。

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八雲温泉・おぼこ荘

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源泉が豊富にかけ流される、おぼこ荘の男性内風呂

 私のお薦めする宿をピックアップしてみました。プチ湯治ですので、自炊の温泉宿は含めていません。同じ宿で、他のプランより値段が安いのは、基本的に料理の違いだけですが、部屋が古かったり、日当たりが悪かったりする場合もありますから、予約の際に確認するといいでしょう。また、下記の金額には入湯税150円が含まれているものと、いないものがあります。おおよその見当だと考えてください。

●プチ湯治にお薦めのリーズナブルな宿
<6000円以下>
 見市温泉旅館…湯治プラン2泊以上1泊3食5500円
 カルルス温泉・鈴木旅館…1泊2食5400円~
 洞爺湖温泉・大和旅館…ビジネスプラン1泊2食5000円
 十勝川温泉・はにゅうの宿…1泊2食5700円~
<7000円以下>
 鹿部温泉・吉の湯…1泊2食6450円~
 八雲温泉・おぼこ荘…1泊2食6980円~、湯治で三連泊なら1泊3食5500円
 北見温泉・ポンユ三光荘…ビジネスプラン1泊2食6825円
 北見市・塩別つるつる温泉…くつろぎコース1泊2食6500円
 雌阿寒温泉・野中温泉別館…1泊2食6975円~

 *3泊以上だと、ニセコ新見温泉・新見本館や同・新見温泉ホテルなども1泊3食が6500円ほどになります。

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コメント

ご無沙汰しています。

「お知らせ」を拝見しましたが
今月いっぱいで青さんのプログには
お邪魔できなくなってしまうのでしょうか?

そうだとしたら、とっても残念です・・・^_^;

沢山の温泉情報、本当に楽しみに
読ませていただいてました。


kanaさん
そうなんです、今月で終わります。
皆さんのおかげで、私も、温泉について、いっぱい勉強ができました。大変感謝しています。

また、どこかの媒体でお会いすることができるかもしれません。そのときは、また、よろしくお願いいたします。

青さん

ここにお邪魔できなくなり、とっても残念です。

今まで温泉などの貴重な情報をUPしていただきとっても感謝してます。

どうもありがとうございました。

お体に気を付けて、これからも、ご活躍下さい。


もうこのブログは終わってしまうのですね。

読みながら、帰省したときには行って見たい!と楽しませて頂いていたのでとても残念です。

4年間お疲れ様でした。
また新しい企画を担当されるのでしょうか?
そのときにはまた教えてください!

kanaさん
ありがとうございます。
私のブログは終わりますが、これからも、この温泉サイトをどうぞよろしくお願いします。

紫さん
はい、今月で、このブログは終了します。
新しく担当する連載記事が、サイトに掲載されるのかどうかは、わかりませんが、読めるようでしたら、ご案内のメールを差し上げようと思います。
よろしく、お願いいたします。

青さん、お疲れ様です。

このブログがなくなるのは大変寂しい限りです。

是非今度温泉へご一緒下さい。
日帰りで・・・(笑)

そうですね、ぜひ、温泉、一緒に行きましょう。
楽しみです。

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プロフィール

プロフィール

青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表

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