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北湯沢温泉・河原の露天風呂-御宿かわせみ-①

2009年01月17日

 雪景色を眺めながら河原の露天風呂に入りたくて、伊達市の北湯沢温泉に出掛けました。
 札幌から国道230号で中山峠を越え、喜茂別町で支笏湖・苫小牧方面に向かう国道276号に入り、広島峠を越えて間もなく右折して国道453号を10キロほど行くと、川向こうに大型ホテルの「湯元名水亭」が見えてきます。北湯沢温泉です。

 今回の目的地は、さらに国道を400メートルほど進んだ左手にある「御宿かわせみ」(伊達市大滝区北湯沢温泉町39、電話0142-68-6665)。

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御宿かわせみは大正時代の料亭の伝統を継ぐ

 北湯沢温泉は、明治時代に開湯した歴史ある温泉地で、1957年(昭和32年)に国から国民保養温泉地の指定を受けています。

 「御宿かわせみ」は、1916年(大正5年)創業の料亭の伝統を引き継いでいて、食事をする広間にある透かし彫りの欄間や、立派な床の間などが、往時の繁栄をしのばせます。歴史を感じることのできる貴重な宿といえるでしょう。

 建物が古いうえ、長く設備投資がされず、修繕も自前の手仕事に頼っていたため、施設のあらが目立つのですが、昨年3月から、新しいご夫婦が切り盛りするようになって、全般的に改善が図られてきています。和食職人のご主人と、さわやかなおかみさんが、一生懸命応対している姿には好感がもてます。
 館内は掃除が行き届いています。以前は雑然としていた露天風呂に向かう通路も、だいぶ整頓されています。

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深さのある屋根付きの露天風呂(混浴)

 さて、目的のお風呂です。
 ここの湯は無色透明で、泉質は硫化水素泉です。高温のため若干加水して掛け流しています。溶け込んでいる成分量は少ないのですが、肌触りが優しく、よく温まります。
 浴室は、男女別の小さな内風呂と、混浴の、屋根のある深い露天風呂と河原の大きな露天風呂、女性専用の屋根のある小さな露天風呂があります。

 何と言っても、長流川(おさるがわ)の河原にある大きな露天風呂が気持ちいいんです。川面と同じ高さで、川の水に手が届く所にあります。
 少しぬるめの湯は長湯ができます。温まったら岩に腰掛け、冷めたらまた湯につかります。ぼーとしながら流れを見つめていると、知らぬ間に時間がたっていました。
 初夏の新緑も、秋の紅葉も、冬の雪景色も実に風情があります。

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河原の露天風呂が気持ちいい

 北湯沢温泉には、このほか、野口観光の大型ホテル「湯元名水亭 」「湯元第二名水亭」や「湯元ホロホロ山荘」、「温泉旅館たかはし」、「北湯沢ユースホステル」、「鯉の里なかむら」などの温泉宿があります。
 北湯沢山荘は配管破損のため、08年4月13日で「閉店」、休業しています。

 札幌市内中心部からだと、車で2時間半ぐらい。公共交通を利用する場合は、JR室蘭本線伊達紋別駅前から道南バス「倶知安行き」で約50分。「北湯沢温泉」下車です。

 北湯沢温泉の歴史は、1897年(明治30年)に原野の区画選定実測調査の際に道庁の吏員・藤原兵衛氏によって発見され、福島県人の上野梅吉氏が1901年(明治34年)2月に設立した梅吉温泉(後の横山温泉)の開業が始まりとされています。
 また、藤原氏は1913年(大正2年)に藤原温泉(後の観光ホテル)を経営、その後、次々温泉宿が開業します。1940年には伊達紋別-徳瞬瞥(とくしゅんべつ=後の新大滝)間に鉄道が開通。同年には、硫黄を生産した日鉄鉱業徳瞬瞥鉱山も開山(1971年閉山)しています。
 しかし、1883年(明治16年)に、上野氏が鉱泉を発見したという記述があるようで、また、上野氏の出身が宮城県人という記載もあります。開湯も、藤原氏が、発見後すぐに営業を開始したという話もあり、確認整理すべきことがあるようです。

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コメント

北湯沢温泉の「ホロホロ山荘」「名水亭」「第二名水亭」には泊まったことがあります。
「第二名水亭」には昨年10月知人の娘さんの結婚式があり一泊で行っ来たばかりですが
御宿かわせみは知りませんでした。
江別からは千歳経由で車で2時間もかからないで行けると思うので、雪が
融けたら行ってみたいです。

kanaさん
御宿かわせみは、施設はかなり傷んでいるのですが、河原の露天風呂はいいですよ。
ただ、混浴になりますので、女性はバスタオルを巻いて入られるといいでしょう。ふだんはあまり混んでいませんので、何人かで固まって訪れれば、占領可能かも…。

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青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表

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