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雌阿寒温泉・野中温泉別館-2

2009年01月10日

 十勝管内足寄町の雌阿寒温泉・野中温泉別館(足寄町茂足寄、電話0156-29-7321)の温泉成分が豊富なことは前回ご紹介しました。

 この温泉は、雌阿寒岳の火山活動に由来するものです。雨や雪などの天水が地中にしみ込み、火山の熱を受け、火山性のガスを溶かし込んで自然ゆう出しています。

 野中温泉別館の内風呂は、くぎを一本も使わず、アカエゾマツやトドマツ材で手作りしたもので、湯の肌当たりと、木の柔らかな感触が調和し、名湯にふさわしい満足感をもたらします。

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野中温泉別館の男性内風呂

 透明な湯につかると、沈殿した白い湯の花が舞い上がって、白濁するように見えますが、また、すぐに沈んでいきます。
 おかみさんに話をうかがうと、湯口から注がれる湯は、実は、情緒を演出する「見せ湯」で、加温も加水もしない源泉は、浴槽の中へ直接、流し込まれています。

 浴室にはシャワーもカランもありません。石けんも置いていません。体の汚れは、湯を浴びて少しこすれば十分落とすことができます。髪を洗いたい場合は、洗面所を利用するといいでしょう。

 露天風呂は男女それぞれありますが、加温をしていませんから冬は少し温度が下がります。でも、寒風をほおに受けながら入る露天は最高です。

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男性露天風呂

 ただ、冬季の露天、特に夜間は注意が必要です。内風呂から外に出る戸が凍り付くのです。まるで鍵を掛けられたようにびくともしないことがあります。大人なら下部をドンドンとたたいて、エイッと引けば開きますが、子どもだと無理な場合もありそうです。子どもだけでは露天に出さないほうがいいでしょう。

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戸が凍り付きやすいので注意を

 アカエゾマツの原生林に囲まれた、この宿は、四季折々、魅力にあふれています。質素ですが、山の幸がていねいに調理された食事も好感がもてます。湯に調和した木の湯殿、最高の湯を、ぜひ堪能してください。

 幻の湖・オンネトーへはスノーシューやスキーがあれば便利ですが、長靴でも行くことができます。少し車で足を伸ばせば、タンチョウの訪れる釧路市阿寒町の「丹頂観察センター」(電話0154-66-3460)もあります。

 ここ、雌阿寒温泉には、ほかに2軒の宿があります。野中温泉別館と同じ経営の「野中温泉ユースホステル」と、「オンネトー温泉・景福」です。景福は、冬季は休業し、2009年は1月13日から3月7日までがお休みです。

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コメント

あけまして おめでとうございます。今年も有益な温泉情報をお願い致します。雌阿寒方面に旅をされたのですね。平成19年の夏に摩周湖まで行きましたので、想像つく地方であります。私の仕事の先輩が足寄に居ますので、この季節は、『最低気温がー15℃…寒すぎる』なんて朝から思っています。前回の家族旅行では、十勝川温泉を起点にしましたが、川湯温泉の御園ホテルあたりでもう一泊したかったです。北海道の温泉地は、奥が深い。これからも凍結路面とかあると思います、安全運転で、帰宅して下さい。

吉田さん
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

冬の道東は、気温は低いのですが、好天が多く、雪も少ないのでねらい目なんです。

タンチョウや摩周湖の冬景色は圧巻です。
温泉も安くていい宿がたくさんあります。

釧路まで列車を使い、周遊はレンタカーというのがお勧めです。取材の場合は、経費の関係で、そうもいかず、ロングドライブになるのですが…。

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青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表

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