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ニセコの湯巡り-①「五色の里 ニセコ山の家」

2008年08月31日

 なんだか、急に涼しくなって、私の住む、札幌市南区では、ナナカマドの街路樹が赤い実を付け、紅葉を始めています。
 ちょっと早い気がしますが、一雨ごと秋に近づき、山も里も緑が朽ちて、暖色に彩られていきます。
まさに、これからが温泉の季節です。

 ぶらりと、ニセコの湯巡りに出掛けました。
 札幌市内から小樽-倶知安経由でニセコ五色温泉をめざしました。倶知安町から道々58号(倶知安ニセコ線)を行きますが、ここは道が狭く、すれ違いに気を遣います。紅葉シーズンの週末は、あまり通りたくない道ですね。冬季は閉鎖されます。

 今回は、ニセコ五色温泉の「五色の里 ニセコ山の家」(ニセコ町ニセコ510番地、電話0136-58-2611)を訪ねました。以前、「国鉄山の家」として、長く愛されてきた山宿です。

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五色の里 ニセコ山の家

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とうとうと源泉が注がれる内風呂

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あふれ流れる浴槽の湯

 お湯は、「酸性・含硫黄―マグネシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)」で、pH2.8という酸っぱいお湯です。
 イワオヌプリ(標高1116m)の火口跡からわき出て、蒸発残留成分が温泉水1㎏中に4.865gも含まれている、成分の濃い温泉です。

 道路の向かい側にある「ニセコ五色温泉旅館」のお湯とは、成分表を比べると、少し違うのですが、まあ、ほとんど同じです。

 山の家のお風呂は、男女とも内風呂と露天風呂が1つずつあります。硫黄の香りがただよい、浴槽に注がれる湯は無色透明ですが、時間がたつと白濁して青みを帯びてきます。
肌あたりは柔らかく、満足感の得られるお湯です。

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開放的な露天風呂

 ニセコ五色温泉の湯の由来については、2007年12月14日付のブログ記事「ニセコ五色温泉に行ってきました-3」で説明しています。ご興味のある方は、過去記事を見てください。

野趣たっぷりの渓流を楽しむ温泉-然別峡・鹿の湯

2008年08月11日

 十勝管内鹿追町から車で約40分。30キロほど山の中に入ると、国設然別峡野営場があります。そこから約100メートルのところに、ユウヤンベツ川の中に突き出すようにつくられた無料の露天風呂、「鹿の湯」があります。
 手つかずの大自然と、木々に覆われた渓流を眺めながら湯につかると、長時間ドライブの疲れもどこかに飛んでいきました。

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鹿の湯

 川の流れにたとえて、人生のはかなさを書きつづった古典文学がありますが、確かに、川には、自分の内面と対座させ、感慨にひたらせるところがあります。

 この川をさかのぼると、さらに、テムジンの湯、イスゲンの湯、ピラの湯、チニカの湯などの天然露天風呂があります。石を積み上げた手作りの湯船は、一冬越すと、様相も変わります。

 夏は、全国各地から訪れるキャンパーでにぎわいますから、彼らが引き揚げた秋がねらい目です。
 ここは混浴です。女性はバスタオルなどを身に付けて入っています。

 すぐ側に、菅野温泉「七福の湯 かんの温泉」(鹿追町然別峡、電話01566-6-2848)があります。
 1913年(大正2年)開業の湯治宿で、「菅野の湯で治らない病気はない」と言われるほど、効能が知られる湯です。菅野温泉の話は、またの機会にしたいと思います。

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菅野温泉「七福の湯 かんの温泉」

野趣たっぷりの渓流を楽しむ宿-2 雷電湯元・朝日温泉

2008年08月01日

 朝日温泉(岩内町敷島内117-3、札幌予約センター電話011-281-5333、宿の衛星電話080-1870-1867)は、江戸時代の1844年(弘化元年)に開湯した歴史ある温泉です。
 電気も通じないし、無線もダメ。地上波テレビも映らない。もちろん携帯電話は「圏外」です。でも、自家発電と衛星電話で、どうにか現代社会との接点は確保できているという温泉宿です。もちろん部屋にテレビはありません。
 冬季(11月~5月初旬)は休業で、宿泊は、素泊まりか朝食付きのみで、夕食はありません。

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山道を3キロほど行くと朝日温泉に着く

 内風呂は硫黄の香りが漂い、注ぎ口の岩に透明な結晶や白い粉のような析出物が付着しています。湯は、注ぎ口では透明ですが、時間がたつと白く濁ってきます。内風呂も、混浴の露天風呂も源泉かけ流しのいい湯で、泉名は、含硫黄・カルシウム-硫酸塩泉(旧泉名:石こう硫化水素泉)です。

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女性内風呂

 沢筋に造られた混浴露天風呂は野趣たっぷりで、都会の喧噪(けんそう)を逃れてくる人々を癒やしてくれます。
 ただ、内風呂から露天風呂へは行けません。服を着て、玄関を出て、建物の裏側にまわると、沢に丸太橋が架かっていて、露天風呂があります。簡易な脱衣場もあります。
 沢の音や野鳥のさえずりを聞きながら緑に包まれて露天につかっていると、時間がたつのも忘れてしまいます。

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丸太を組んだ橋を渡って露天風呂へ

 朝日温泉へ行くには、車で国道229号を岩内町から寿都町方面へ進み、全長が3570メートルの雷電トンネルを抜け、弁慶の刀掛け岩が見えると、間もなく案内表示があり、左側に雷電温泉の入り口があります。そこから細い未舗装の山道で、3キロほど進んで、沢筋へ少し下ると、朝日温泉があります。
 天気が良くて路面が乾燥していれば、軽自動車でも大丈夫ですが、雨が降ったら、ぬかるんだり滑ったりしそうで、乗用車では危険な感じです。走行には、十分注意してください。

プロフィール

プロフィール

青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表

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