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海遊びを楽しむ温泉-5 ちはせ川温泉、モッタ海岸温泉

2008年06月30日

 後志管内島牧村には、泉質のくっきり異なる3つの温泉宿がありますが、今回、お薦めするのは、「ちはせ川温泉旅館」と「モッタ海岸温泉旅館」です。

 島牧村には、砂浜の、大平海岸や江ノ島海岸に海水浴場があり、毎年、家族連れでにぎわいます。宿まで、多少距離はありますが、値段が安く、温泉も上質。食事は、近海の生きのいい魚介を味わうことができます。

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ちはせ川温泉旅館の外観と露天風呂

 ちはせ川温泉旅館(島牧村江ノ島、電話0136-74-5409)は、国道229号から約6キロ山側に入ります。
 温泉は、鉄分を含む、赤茶けた色の湯で、源泉を若干加温し、かけ流ししています。泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(旧泉名:含食塩-重曹泉)です。
 道南の名峰・狩場山(標高1520m)の登山口でもあり、登山客にも人気の宿です。
 食事はウニやアワビなど、地場の旬の魚介を使った海鮮料理が自慢です。

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モッタ海岸温泉旅館の外観と露天風呂

 モッタ海岸温泉旅館(島牧村栄浜362-1、電話0136-74-5336)は、開湯からまだ33年ですが、腰痛や骨折などのリハビリに効果が顕著だと、評価が年々高まっています。
 温泉は源泉かけ流しで、泉質は食塩硫化水素泉。天然ラジウム含有量は、鳥取県の三朝温泉なみで、道内随一。海を見渡せる内風呂と露天風呂があります。
 食事は、近海の旬の魚介が多彩に食卓を飾り、施設も新しく、温泉ファンの人気宿にもなっています。

海遊びを楽しむ温泉-4 雷電温泉・ホテル観光加藤

2008年06月26日

 海に沈む夕日の美しさを満喫するなら、雷電温泉の「ホテル観光かとう」(岩内町雷電温泉、電話0135-62-1425)がお薦めです。
 見晴らしのいい露天風呂から「弁慶の刀掛け岩」を眺め、海風に吹かれながら、輝くように透明で美しい湯を楽しんでください。

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見晴らしのいい露天風呂から眺める「弁慶の刀掛け岩」

 泉質は、カルシウム-硫酸塩泉(旧泉名:石膏泉)です。肌当たりは軽いのですが、しっかり温まります。石膏泉は、精神の鎮静効果がありますから、のんびりリラックスしたい人にはぴったりですね。

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湯船からは源泉がとうとうとあふれ流れている

 近くには、雷電海水浴場があり、岩場ではカニ釣りなど、磯遊びを楽しめます。キャンプ場は、岩内町市街の山側、ニセコいわない国際スキー場の西側に、設備の整った「いわないオートキャンプ場Marine View(マリン・ビュー)」(岩内町野束350-8、電話0135-61-2200)があり、コテージもあります。

海遊びを楽しめる温泉-3 「リフレッシュプラザ温泉998」の2

2008年06月21日

 ここの源泉は、あまりに、濃くて、パイプが1カ月ほどで詰まってしまうのと、温度が60.6℃と高いため、地下水を少し加水し、「スケール除去剤」という薬剤を使っています。そのため、実際に湯船に注がれている湯は、ほぼ、海水なみの濃度になっています。それでも、十分に濃いです。

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リフレッシュプラザ温泉998の露天風呂

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露天風呂の湯船に付着した析出物

 ちなみに、家庭用浴槽(200リットル)に、海水並みの湯をつくるには、7キログラムの塩を投入しなければなりません。大変な量が溶け込んでいることがわかります。

 脱衣場には、源泉と湯船に投入している湯の、両方の成分分析表が、きちんと掲示されています。
少し、残念なのは、源泉には二酸化炭素(炭酸)が、温泉水1キログラム中に412ミリグラムも含まれているのに、42.2ミリグラムまで減少していることです。

 この濃い源泉の由来を考えてみましょう。現海水の影響が強いと、当然、海水と組成が似てきます。海岸に近くても、天然ガスや石油を伴うような化石海水なら、硫酸成分が消え、マグネシウム、カルシウムもかなり減少します。
 リフレッシュプラザ温泉998の場合は、マグネシウムが5分の1に減り、硫酸も半減していますが、ナトリウムは1.5倍に、カルシウムも若干増えています。化石海水とまではいえないものの、地層中で岩石とのイオン交換がかなり行われているとみられますから、現海水の影響を強く受ける古い海水といったところでしょうか。

海遊びを楽しめる温泉-3 「リフレッシュプラザ温泉998」の1

2008年06月20日

 海水の1.3倍の濃さという源泉をもつのが、後志管内神恵内村にある「リフレッシュプラザ温泉998」(神恵内村大川116-1、電話0135-76-5100)です。

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海水浴シーズンにはにぎわいをみせる前浜海水浴場

 神恵内村には、「前浜海水浴場」があります。キャンプができる「青少年旅行村」(電話0135-76-5148)も近くにあり、ロッジやバンガローが整っています。
 ただ、残念なことに、同旅行村の入り口にあった温泉施設「竜神荘」が、温泉の湯量が減って、昨年11月から休館しています。再開の見通しは立っていません。
 でも、同旅行村からリフレッシュプラザ温泉998までの距離は、約4キロ。車でならすぐです。

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休館中の竜神荘

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リフレッシュプラザ温泉998

 浴室には、サウナや気泡湯などもありますが、温泉水を使っているのは主浴槽と露天風呂です。鉄分の影響で、黄土色に濁った、塩分の濃いお湯です。重曹成分も多く含まれ、肌当たりがなめらかで、つるつるします。

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黄土色をした濃い温泉=男性露天風呂

海遊びを楽しめる温泉-2 シララ温泉 温泉旅館北都

2008年06月19日

  シララ温泉・温泉旅館北都(積丹町西河町14-2、電話0135-46-5800)は、積丹半島の先端、積丹岬と神威岬の中間付近の、国道229号沿いにある一軒宿です。
 温泉ファンと、海釣りの愛好者には知られた穴場といえる温泉宿です。
 釣り船プランや用具のレンタルもあり、手ぶらで訪れても船釣りが楽しめます。前浜の新鮮な魚介料理が食べられるレストランも併設していて、温泉同様に日帰りでも利用できます。

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神威岬もすぐそばにある

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温泉旅館北都の外観

 海水浴は、道立の野塚キャンプ場(問い合わせ先:0135-44-2111積丹町商工観光課)が2㎞ほど積丹岬側にあり、にぎわっています。ただ、正式な海水浴場ではないため、監視員などはいませんので、安全管理は自己責任ということになります。設備は、水洗トイレなどが整っています。

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温泉旅館北都の男性浴室からは日本海が望める

 シララ温泉は、海辺にあるのに、食塩成分が少ない、ナトリウム-炭酸水素塩泉(旧泉名:重曹泉)で、二酸化炭素(炭酸)を、たくさん含んだ湯です。源泉を、そのまま湯船に注いで、かけ流しにしています。鉄分を含むため、少し赤みをおびています。

 浴室はこぢんまりした内風呂だけですが、温泉水1㎏中に652.5㎎も炭酸を含んでいるため、全身に気泡がまとわり付き、血行を促進してくれます。重曹泉特有の、肌当たりが柔らかで、疲れない湯です。

■海遊びを楽しめる温泉-1 日本海ふるびら温泉「一望館」

2008年06月17日

 心地よい初夏の日差しが戻ってきました。北海道神宮祭も終わり、中学、高校の制服も夏服に衣替えです。
 そこで、夏を先取りして、海遊びを楽しめる、お薦めの温泉を紹介しましょう。

 最初は、後志管内古平町の歌棄(うたすて)海水浴場と「日本海ふるびら温泉 一望館」(電話0135-42-2290)です。温泉に宿泊施設はありませんが、歌棄海水浴場の山側には、キャンプ場の「家族旅行村」(電話0135-42-4200)があり、5人用「ケビン」が10000円+入村料(大人500円、高校生以下300円)で借りられます。
 家族旅行村から海水浴場までは、徒歩で5分くらい。温泉の「一望館」まで、車で5分ほどです。家族連れにお薦めですね。

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高校の校舎を利用してつくられた「一望館」

 そこで、一望館のお湯ですが、泉名はナトリウム-塩化物泉(旧泉名:食塩泉)です。鉄さび色をした、濃い食塩泉で、若干の加水と塩素消毒をしていますが、循環ろ過はしておらず、かけ流しています。露天風呂はありません。
 内風呂は四角い浴槽が2つに仕切られ、42度と40度に調整されています。

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鉄さび色の濃い食塩泉がかけ流されている

 一望館は、旧古平高校の校舎を利用してつくられ、見晴らしのいい、高台にあります。

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一望館のある高台からの眺め

プロフィール

プロフィール

青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表

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