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名湯・ニセコ薬師温泉旅館-1

2008年05月02日

 きょう、ニセコ薬師温泉旅館(蘭越町日の出370、電話0136-58-3057)に行ってきました。一年半ほど前に訪れたときには、おじいちゃんと、客に「いらっしゃい」の一言もない、やる気の見られない若者一人が応対していました。施設内は雑然としていて汚らしく、脱衣所も浴室も、まったく掃除が行き届かず不潔でした。
 いくら名湯といわれる温泉でも、これでは、とてもお薦めはできない、という思いを抱いていました。

 ところが、どういうわけか、きょうの朝、突然、「薬師温泉に行きたい」と思ったのです。なぜだかは、まったくわかりません。
 風邪は、まだ鼻のまわりに残っているのですが、体力は回復しつつあります。こういうときは、行くしかありませんね。さっそく、車で、札幌から中山峠を越え、留寿都村からニセコ方面を目指しました。

 定山渓付近は、新緑の中に満開のサクラが咲き、のどかで、柔らかな色彩に包まれています。中山峠の緑はまだこれからですが、天気がよく、少しかすんだ羊蹄山をながめながらのドライブは快適でした。

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ぬる湯の名湯・ニセコ薬師温泉旅館

 蘭越町にあるニセコ薬師温泉旅館は山あいの一軒宿です。
 施設の向かいに設置してある自動販売機で入浴札を購入します。大人300円という安さです。

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自動販売機は宿の玄関の向かいにある

 のれんをくぐると、施設は古いままですが、なんと、きれいに片づいているではありませんか。管理する人が変わっていました。
 脱衣場も浴室もこれならOKといえる状態です。部屋もきれいになったそうです。今度は、泊まりに来ようと決めました。

 薬師温泉には内風呂が2つあります。両方とも泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(旧泉名:含重曹-食塩泉)ですが、一つは「透明湯」、もう一つは「濁り湯」と呼ばれています。
 「透明湯」は、もともとは一つの浴槽を、いまは、しっかり湯船の底まで男女に仕切っていますが、「濁り湯」は混浴です。いずれも、浴槽の底から温泉がぷくぷくとわき出ていて、かけ流しです。これ以上新鮮な湯はありませんね。

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「透明湯」は男女半分ずつ完璧に仕切られている=男湯

 最初に入ったのは「透明湯」です。こちらは、湯船の底まで見える澄んだ湯で、深さが120センチくらいあります。深いです。小さな子どもは背が立ちません。プールのように、はしごで出入りします。
 湯に炭酸が含まれていて、全身に気泡がつきます。少し、甘いような、しゅわっとした味がし、金気臭があります。温度は37℃くらいでしょうか、ぬるいです。でも、長湯をしているうちに、額に汗が伝わってきました。

 いったん、脱衣所で服を着て、「濁湯」に移りました。こちらは、赤茶けた色に濁っていましたが、この色は、日によって変化するのだそうです。こちらは混浴ですが、私のほかに客はいません。ぜいたくな独り占めです。

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湯の色が日ごとに変わるという「濁湯」は混浴

 こちらも、けっこう深いのですが、足をかけたり座ったりできる段差があるので、はしごはついていません。平成18年11月の成分分析書によると温度は36.3℃となっていますが、それよりだいぶん温かく、たぶん、39℃くらいはあるのではないでしょうか。ぬるめですが、温まれます。気温が上がってくると、湯の温度も上がってくるのだそうです。

 「濁湯」に先に入ると、「透明湯」が冷たく感じてしまいますから、ぜひ、「透明湯」から入ってください。ただ、濁湯は混浴なので、苦手な方は、透明湯で、汗がしたたるまで長湯をしてください。湯冷めはしないはずです。

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コメント

青さん こんばんは!
風邪も回復に向かっているようで、大事に至らず良かったですね。
ニセコは何度か泊りがけで行ってますが
薬師温泉には行った事がありません。
写真を拝見した限りでは、湯治場のイメージ
ですが・・・・
しかも中には混浴風呂もあるんですね~
入るには、ちょっと勇気がいりますね。

私は昨年の紅葉の時期、昆布温泉郷の
「ホテルあしりニセコ」に一泊しました。
食事も良かったし、紅葉を見ながら、ゆっくり露天風呂にも入れて
大満足でした。
そうそう今日函館から戻ったのですが、函館では青さんお薦めの「日之出湯」に行って来ましたよ。
やはりメインのお風呂は、かなり熱くて何度か挑戦してみたのですが、とうとう入れず諦めて水を入れてぬるく出来る浅い方の浴槽にゆっくり入って来ました。
来ているのは殆んどが近所の人のようで、皆さん和気あいあいで入ってました。
年配の方が気さくに声をかけて来てくれて温泉の効能とか教えてくれて、「温泉は飲めるから、フーフーしながら飲んでごらん。」って
勧められ飲んでみましたが、かなり塩分がきつかったです。冷めるともっと、しょっぱくなるそうです。
体の芯から温まれそうな温泉でした。
今度は冬に行ってみたいです。
教えていただき、ありがとうございました。

ただドライヤーが無かったことと、入浴後飲んだフルーツ牛乳が
ぬるかった事が残念でした。

kanaさん、おかえりなさい。
日乃出湯、熱かったですか。主浴槽は私でも10秒ですからね。気さくな常連さんに乗せられて、2回も主浴槽に入るはめになり、全身真っ赤になりました。

ドライヤーとフルーツ牛乳はチェックしていませんでした。特に、ドライヤー情報は心がけるようにしますね。

薬師温泉旅館は、典型的な湯治宿です。リゾートタイプではありませんから、最初は、日帰り利用がいいと思います。好みが分かれるタイプです。

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プロフィール

プロフィール

青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表

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