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十勝岳温泉へ向かう

2008年03月28日

 ポンユ三光荘ですっかりツルツルになったほっぺをなでながら、快適なドライブです。向かう先は、十勝岳温泉の凌雲閣です。

 私のカーナビは、地図データが少々古いうえ、冬季閉鎖の道路情報にはまったく関心がないらしく、真夏と同じ、白金温泉経由のルートを教えてくれます。美しい女性の声で、「300メートル先、左折です」「ここ、左です」「2時間たちました、休憩しましょう」などと語りかけながら、私のドライブに付き合ってくれるわけです。そのうち、「眠たくなりましたね、歌を一緒に歌いましょう」などと言い出しかねませんね。

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白金温泉に向かう道から十勝岳を望む

 この季節、十勝岳の望岳台方面から「吹き上げ温泉」や「十勝岳温泉」に抜ける道が開いているはずはないのですが、冬の白金温泉街は久しぶりなので、立ち寄ってみました。

 でも、温泉街に人の姿はありません。車も通りません。いったいどうしたのだろう。誰もいないぞ。ええっ、ひょっとしたら…、みんないなくなってしまったのだろうか…、などという空想が、一瞬、脳裏をかすめたのですが、そんなことはあるはずもなく、高級な四輪駆動車が一台、のろのろ運転の私の車を、さっそうと追い越して行きました。

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青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表

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