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北広島市の竹山高原温泉

2008年01月27日

 この冬、降雪の少なかった札幌にもドカ、ドカっと大雪が降って、まあ、いつもの感じかな、という雪の積もりようです。でも、急に積もったため、道路除雪が追いつかず、車線が減少して、あちこちで交通渋滞を引き起こしています。
 昨日は、石狩市に住む叔母たちと法事のため北広島市に向かったのですが、高速道路が吹雪のため通行止め。札幌新道は渋滞で、2時間以上かかってしまいました。

 大雪になると除雪が大変ですし、いろいろ生活に支障をきたすのですが、実は、私、子どものころから、大雪になると、なぜかウキウキしてしまうのです。特に、初雪の日の朝など、うれしくなって、いつもより早く家を飛び出し、学校へ出掛けたものです。
 こんな話を、りんご園農家の友人にすると、変なヤツだと言われたものです。
 ただ、吹雪の中を運転するのはいやですね。本当にこれだけは怖い。

 で、北広島市には竹山高原温泉(北広島市富ヶ岡896、電話011-373-2827)がありますね。
 ここの温泉水はコーヒーのような色をした湯で、肌がツルツルします。泉質はアルカリ単純泉なのですが、地下の亜炭層を通過してくるため、植物性の有機物をたっぷり溶かし込んでいて、褐色透明という、独特な色をおびています。その中のフミン酸には、肌の保湿性を高める美容効果があるとされています。

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コーヒー色の美人の湯、竹山高原温泉

 湯は、源泉の温度が27℃と低いため、加温し、循環ろ過・殺菌していますが、大きな岩組みの露天風呂はたっぷり積もった新雪に囲まれ、とても風情がありました。内風呂から露天風呂までの通路に湯を掛ける装置が備えられ、足の裏が冷えるのを防ぐ工夫があります。こんな気配りはうれしいですね。

 週明けから道東の旅に出ようと思っています。どんなお湯とどんな人々に会えるか楽しみです。

名湯・川湯温泉の魅力-4

2008年01月22日

 川湯の湯がよく似ているといわれるのが群馬県の草津温泉です。
 日本温泉協会のデータによると、草津温泉は、温泉の自噴ゆう出量日本一で、その量は毎分23300リットルです。一般的な家庭浴槽(200リットル)で、およそ117杯分に相当します。すごいです。登別温泉の3.3倍にもなります。

 温泉街の中心にある有名な「湯畑(ゆばたけ)」の泉質は、酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)で、pH2.1です。ここにも活発な火山活動を続けている草津白根山が近くにあります。
 成分もpHも、たしかに川湯温泉の湯とよく似ていますね。

 酸性度が高い湯は殺菌力が強く、傷によく効くといわれます。熱い湯につかると肌がぴりぴりするほどです。ですから、肌の弱い人は長湯を避け、上がる前に真湯につかるといいでしょう。草津温泉では、酸性度の強い湯のため、歯を蝕む人が多いのが悩みなのだそうです。

川湯温泉の魅力-3

2008年01月21日

 川湯温泉は硫黄山の火山活動に関係していると書きましたが、その温泉水の起源について調べてみました。
 川湯温泉の湯は、天然ゆう出ないしは30メートルよりも浅いボーリング井戸から得られています。これより少し深く掘ると、出てくるのはただの井戸水になるのだそうです。

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川湯温泉・湯の閣の露天風呂「草原の湯」

 一般的に火山性の温泉水は、地下の深い所では中性の食塩泉で、これが、地層の割れ目を上昇してくる際に圧力が低下してガスと液体に分離し、それらが地下水に混入して温泉水になるようです。

 硫黄山から川湯温泉にかけての地下温度測定などによって、硫黄山付近から、地下の浅いところを北に向かって狭い温泉水の流れがあり、これが川湯温泉の湯の川で地表に流れ出ていることがわかっています。
 硫黄山の地下深くから地層の割れ目を伝わって熱水が上昇し、ガスや水蒸気の一部は硫黄山の噴気となり、地下水と混ざりあった成分は温泉水となって地下を流れているのです。

 川湯温泉の湯は「高塩濃度の硫酸塩泉」で「酸性度がきわめて高い」のが特徴です。
 また、マグマに含まれる揮発性物質を非常に多く含んでいることがわかっています。

 先日、書き忘れましたが、北海道を代表する温泉地、登別温泉の代表的な湯もpH2.1と強酸性です。噴気を上げる有名な地獄谷がすぐ側にありますね。

名湯・川湯温泉の魅力-2

2008年01月17日

 川湯温泉は各宿が独自の泉源を持っていて、成分は微妙に異なります。
 たとえば、川湯を代表する宿の一つ、御園ホテルは「酸性・含イオウ-ナトリウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉」。温泉浪漫の宿・湯の閣の場合は「酸性・含イオウ・鉄(Ⅱ)-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)」です。
 源泉の温度は、ほとんどが42~56℃で、温泉水1キログラム中の蒸発残留成分は、おおむね2500ミリグラム程度です。

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川湯温泉の源は硫黄山の火山活動にある

 火山の噴気口付近からわく温泉には強い酸性を示すものがあります。道南の、恵山の火口から引湯する恵山温泉旅館はpH2.14、十勝岳の安政火口に近い十勝岳温泉・凌雲閣がpH2.3、ニセコのイワオヌプリの旧噴火口に泉源のあるニセコ五色温泉旅館はpH3.2です。
 川湯温泉は、屈斜路カルデラの中央に位置して噴気を上げる硫黄山(アトサヌプリ=標高512m)の北側3キロほどの所にあって、この火山活動と密接に関係しています。

名湯・川湯温泉の魅力-1

2008年01月17日

 道東を代表する温泉地・川湯温泉の歴史については、さまざまなところに書かれていますから、ここでは、群馬県の名湯・草津温泉とよく似ているといわれる、湯の特徴とその起源の話から始めましょう。ぜひ、一度は体験してほしいお湯です。

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もうもうと湯気を上げる川湯温泉街にある足湯

 川湯温泉の湯は、無色透明で、少しイオウの臭いがし、たいへん酸っぱく、酸性・アルカリ性を示すpH(ペーハー)が2以下という強酸性です。最もpHが高い井戸は0.93という調査結果があります。
 ちなみに、日本で一番酸性度が高いとされているのは、秋田県の玉川温泉で、pH1.05ですから、それ以上です。これほど酸性度が高いと危険ですから、他の源泉と混合しないと使えませんね。

 pHは、通常0~14までの数字で表し、7が中性、7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性になります。温泉分析書では、次のように分類することになっています。
pH3未満は強酸性
pH3~6未満は弱酸性
pH6~7.5未満は中性
pH7.5~8.5未満は弱アルカリ性
pH8.5以上はアルカリ性

明けましておめでとうございます

2008年01月14日

 明けましておめでとうございます。
 新年早々、記憶を失いました。
 何というか…、まあ、飲み過ぎなのですが。

 その日は、新年会とその二次会の後、ススキノにある美人女将(おかみ)の居酒屋に、19時ごろから常連が集まるというので、顔を出しました。
 私の記憶によれば、升の振る舞い酒をいただき、紅白なますに箸(はし)を付け、友人らと談笑して、午後10時半ごろタクシーで、さっと帰宅したわけです。
 切り上げが早かったせいか、翌日は、二日酔いもなく朝から快調です。

 で、夕方。
 「スーパーでワインに合うチーズ買ってくるわ」と私。
 「昨日、買ってきたでしょう」と妻。
 「………?」
 「ほら」と冷蔵庫から取り出したのは、デパートの小さなビニール袋に入った、手のひらサイズの丸く平べったいチーズです。
 「…俺、そういえば、チーズ買ったような気がしてきた…」

 数日後、女将によると、私は上機嫌で店に現れ、升酒と日本酒をいただき、お土産だといって持参した、猛烈に臭い大きなチーズを皆に勧め、友人の背中をポンポンたたきながらワインをがぶ飲みし、各席をにぎやかに巡り、お雑煮を一気に食べ、お金を払って帰ったそうです。
 「つむじ風のようだった」とか。
 はあ、そうでしたか、まったく覚えていません。

 こうなると心配なのは、大きな迷惑をかけやしなかったか、という一点です。
 「いいのよ、楽しかったんだから」と女将。
 「………」
 「○○さんにだけメールしといたらいいかも」とカウンター席に居合わせた常連のY嬢。
 「はい、そうします」
 で、まあ、その他いろいろ。
 とりあえず「モッチャン、タカスギ先生 悪かった」

 でも、正直なところ、いまだ、他人のことのようで信じられません。
 どんな年になることやら。

 前置きが長くなりましたが、2008年の最初は、道東の弟子屈町にある川湯温泉です。
 阿寒国立公園の東側、屈斜路湖や摩周湖近い温泉地です。湯量が豊富で、大型ホテルが林立し、お土産店や飲食店が立ち並ぶ温泉街を形成しています。

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川湯の温泉街を流れる湯の川

 観光客が多いのは夏ですが、冬の寒さを売り込もうと、ダイヤモンドダストをテーマにしたイベントや星空ウォッチング、かんじきツアーなど冬の体験型観光にも力を入れています。
 ここは、世界遺産の知床や、タンチョウの舞う釧路湿原にも近いことから、全国各地はもとより、中国や韓国などからの団体客も多数訪れます。
 草津温泉とよく似た泉質を持つ川湯温泉は魅力いっぱいです。

プロフィール

プロフィール

青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表

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