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温泉の長期休業や廃業

2007年10月11日

 温泉の取材をしていると、長期休業や廃業になる宿に行き当たります。最近では「万字温泉」、ニセコ湯本温泉の「ロッジチセハウス」や、本別町の「山渓閣」、定山渓温泉の「豊林荘」などが目につきます。
 宿の跡継ぎがいない場合「私の代でおしまいですから、いまさら設備投資はできません」と、施設の補修もままならず、館主が健康を害したらそこでおしまいというお話はよく耳にします。湯の温度が高く、ゆう出量が豊富であれば売却しやすいのですが、水温の低い冷鉱泉の場合、燃料代が経営を圧迫するため、なかなか難しいようです。

 「山渓閣」の場合、自然ゆう出する冷鉱泉を加温して使っていましたが、道有地の河川敷に建っているため、施設が老朽化しても大規模な建て替えができず、70代を迎えた館主らが年齢を考えて廃業を決めたそうです。

 「豊林荘(07年3月末営業終了)」や「層雲峡簡易保険保養センター(06年3月末営業終了)」のように、官庁の組織改編や合理化の際、不採算部門として切り捨てられる場合もあります。

 すでに営業終了が決まっている宿もあります。北海道都市職員共済組合(札幌)が所有する旭岳温泉の「こまくさ荘」が08年3月末まで、同じく白老町虎杖浜温泉の「ビュラメール」が09年3月末までです。これらの施設は売却の予定です。
 また、長い歴史のある温泉宿がラブホテルに変わって、気軽に入浴できなくなってしまう例もあり、残念に思います。

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コメント

本別町の「山渓閣」、廃業されるんですね。
残念な事ですが経営上の事を考えればやむを得ないですね。

層雲峡かんぽの宿は移転新築後何年も営業しないうちに閉館となりまたね。仕事で2回宿泊しましたが、それなりにいい所でしたので残念です。

ビュラメールについてはそのうち過去に訪ねた思い出記事を書きたいと思います。

ところで、”長い歴史のある温泉宿がラブホテルに変わって”・・・は、360年以上の歴史を持つ江差にあるあの温泉の事でしょうか。

そうです、360年の歴史というのは、すごいですよね。「江差で唯一の天然温泉」というような宣伝をしていましたよね。
聞いてはいたのですが、実際に行ってみたら、あっ、ただのラブホ…。
なんだか、すごく残念な気持ちになりました。
それでも源泉かけ流しの良質の湯を提供しているようですね。
ただ、温泉を使っている「ラブホ」は道内にはたくさんありますね。
札幌市内にも、ホテル側はラブホとは名乗っていませんが、中央区北15条西19丁目にあるブルーホテルオクタが札幌市保健所に温泉利用の届け出をしています。加温かけ流しだそうです。

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青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表

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