秋色の支笏湖・いとう温泉-3
2007年10月27日
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2007年10月27日
2007年10月26日
いとう温泉は、道々730号の終点である丸駒温泉の500メートルほど手前にあります。看板が出ているのですぐわかります。湖に降りるように急な坂道を下ると行き止まりがそうです。
いとう温泉の今シーズンの営業は11月10日までです。
レストランを兼ねた建物の1階にフロントがあり、自動販売機で入浴券を販売しています。大人は700円です。内風呂もありますが、ここは何と言っても湖畔の露天風呂でしょう。
露天風呂入り口は外です。階段を下りると右が男性、左が女性。そこに缶ビールの自販機があるのですが、運転する身にはちょっぴり恨めしい。
さっさと服を脱ぎ、たっぷり深さのある、ちょっぴりぬるめの湯に肩までつかると、冷えた体に心地よい熱が、じわーっとしみ込んで最高の気分です。露天風呂から眺める広々とした支笏湖は、少し波立っていましたが、湖面を渡る秋風は、ほおにひんやりして、ついつい長湯になってしまいました。
2007年10月25日
2007年10月22日
この前、定山渓の紅葉が1週間から10日ほど遅れていますとご報告しましたが、その通り、今がピークです。
もう一度「白樺(しらかば)の湯」と「ホテル山水」に行ってきました。土曜は、ホテル山水の日帰り入浴が午後3時で終わるため、白樺の湯に行きました。この日は、前回と浴室が男女入れ替えになっていました。浴槽の配置は壁を挟んで左右対称の造りです。露天風呂からの紅葉が実にきれいでした。
日曜日はホテル山水です。露天風呂につかって眺めると、渓谷側に植えられた桜はきれに紅葉しているのですが、露天風呂を被うように枝を張る桜はまだ青々としています。湯の熱で紅葉が遅れているのでしょうね。でも、吹き寄せる秋風に心地よくそよいでいました。
2007年10月15日
ここは温泉教授・松田忠徳先生も絶賛する名湯です。館主のお湯に対するこだわりには定評があって、源泉を最高の状態で提供しています。
客室数が23室というこぢんまりしたホテルですから、経営者とお客さんの距離が近く、なんと言っても、おかみさんの、笑顔の接客が素敵です。
この日は、定年退職後17年目の同期会に参加する皆さんと露天風呂でご一緒しました。「ここの湯は熱かんだろ」
岩に腰掛け、涼みながらおっしゃいます。
年に2回、この宿に集まるそうで、今回で34回目だそうです。
「落ち着いていて湯がいいね」と露天風呂からの眺めを満喫されていました。
湯は緑黄色をおびたにごり湯で、泉質はナトリウム-塩化物泉(旧泉名:食塩泉)。温泉水1キログラム中の総成分は約3グラム。「白樺の湯」とほぼ同じですが、色はかなり濃いようです。浴室にも少し熱めの湯がかけ流されています。湯につかると肌がすべすべし、とても満足感が得られます。
ここは飲泉もできます。飲みごろの温度で、ほのかな塩味があって体に優しい感じです。
2007年10月14日
定山渓温泉で、露天風呂からの眺めが好きな「白樺(しらかば)の湯」を訪ねました。
ここは日帰り温泉施設で、内風呂には源泉の湯と半身浴用の薬湯、水風呂の3つの浴槽があります。外にサウナと露天風呂があります。露天風呂から眺める木々や、涼みながら見渡す渓谷の風景が野趣に富んでいて癒やされます。
ここの湯は源泉かけ流しのナトリウム-塩化物泉(旧泉名:食塩泉)で、緑黄色をおびています。湯口の湯をなめてみると、ほんのり塩味がします。湯口に真っ白な塩がこびり付いています。温泉水1キログラム中の総成分は3グラムを少し超えます。
入浴料は大人700円、子ども400円です。平日の午後5時以降は大人500円、子ども300円になります。
白樺の湯は、札幌市内から国道230号で定山渓温方面に進み、温泉街に入る手前の錦トンネルを抜けてすぐの信号機のある交差点を朝里峠方面に右折し、豊平川にかかる錦橋を渡ってすぐ左折するとあります。
2007年10月13日
2007年10月11日
温泉の取材をしていると、長期休業や廃業になる宿に行き当たります。最近では「万字温泉」、ニセコ湯本温泉の「ロッジチセハウス」や、本別町の「山渓閣」、定山渓温泉の「豊林荘」などが目につきます。
宿の跡継ぎがいない場合「私の代でおしまいですから、いまさら設備投資はできません」と、施設の補修もままならず、館主が健康を害したらそこでおしまいというお話はよく耳にします。湯の温度が高く、ゆう出量が豊富であれば売却しやすいのですが、水温の低い冷鉱泉の場合、燃料代が経営を圧迫するため、なかなか難しいようです。
「山渓閣」の場合、自然ゆう出する冷鉱泉を加温して使っていましたが、道有地の河川敷に建っているため、施設が老朽化しても大規模な建て替えができず、70代を迎えた館主らが年齢を考えて廃業を決めたそうです。
「豊林荘(07年3月末営業終了)」や「層雲峡簡易保険保養センター(06年3月末営業終了)」のように、官庁の組織改編や合理化の際、不採算部門として切り捨てられる場合もあります。
すでに営業終了が決まっている宿もあります。北海道都市職員共済組合(札幌)が所有する旭岳温泉の「こまくさ荘」が08年3月末まで、同じく白老町虎杖浜温泉の「ビュラメール」が09年3月末までです。これらの施設は売却の予定です。
また、長い歴史のある温泉宿がラブホテルに変わって、気軽に入浴できなくなってしまう例もあり、残念に思います。
2007年10月10日
営業譲渡で新しい施設に生まれ変わるところがあります。
5月末に営業を終了した札幌市南区の小金湯温泉「黄金湯温泉旅館」は、隣接する小金湯パークホテルを運営する工藤産業(本社・札幌市)に売却され、すでに取り壊され、その跡地では新しい浴場施設の建設工事が始まっています=写真。
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新しい施設は、隣接する小金湯パークホテルとつながり、旧黄金湯温泉旅館側が日帰り入浴施設になります。小金湯パークホテルは今年5月から改修工事のため休業していますが、宿泊者専用の棟になります。工藤産業によると、来年3月中旬に、両施設の名称も新しくなってオープンする予定です。
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樹齢700年というカツラの大木と小金湯桂不動はそのまま
このほか、昨年9月に営業をやめた「湯本いわみざわ温泉」は、施設が一新され、「湯本岩見沢温泉なごみ」という日帰り温泉施設に変わり、今年7月17日から再スタートしました。
ニセコ湯本温泉の「ちせの湯」は、06年5月から「月見の宿 紅葉音(あかはね)」という高級旅館になっています。
2007年10月09日
私が最近、ロッジチセハウスを訪ねたのは05年12月5日で、温泉仲間たちと日帰り入浴をしました。まだ、宿主の夫人が健在で、「ごゆっくりどうぞ」と品のある口調で応対されていました。ただ、人手が足りないのか、ホールが雑然としていて、掃除が行き届いていない印象がありました。でも、お風呂は清潔に保たれていました。
男性浴室には4つの浴槽があり、3つが白濁した酸性硫化水素泉で、湯の温度が違います。入り口に一番近い小さめの浴槽だけが単純泉です。女性浴室には湯船が2つですが、当時、掲示されていた成分分析表は酸性硫化水素泉だけでした。
露天風呂は真ん中に仕切りがあって一応男女に分かれていましたが、行き来ができるので半混浴という感じです。露天風呂の底には泥がたまっていて、それを肌に塗りつけて泥パックができました。白濁したお湯なので、同行メンバーの一人、愛子嬢に男性側に出てきてもらい、泥パックを実演してもらいました=写真。
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露天風呂の女性側の奥に、名物の「泥湯」があって、全身泥パックができたそうです。深さが30センチほどで、湯というよりも、泥そのものだとか。残念ながら私は見たことがありません。
2007年10月08日
ニセコの登山基地として愛されてきたロッジチセハウスが9月いっぱいで廃業しました。創業者の織笠巌さんが亡くなられた以降、夫人と息子さんで切り盛りしていましたが、高齢の夫人が体調を崩されて入院後は、手のかかる泥湯をやめ、常連のお客さまだけを相手に、細々維持されていました。夫人が昨冬他界されてからは、事実上休業状態でした。
1951(昭和26)年創業のロッジチセハウスは、現存する宿としては湯本温泉で一番歴史がありました。ニセコの山をこよなく愛した織笠夫妻を慕って、全国各地から登山客が訪れ、一年中にぎわっていました。
ここには、酸性硫化水素泉と単純泉の2種類の湯があり、露天風呂の奥にある泥湯が名物でした。また一つ名湯が消え、寂しい気持ちになります。
2007年10月07日
その日、万字温泉の湯船には、20個ほどのリンゴを入れた網の袋が浮かんでいました。
「たしか、リンゴがぷかぷか浮いていましたよね」
「それがね、昨日、団体に、食べられちゃったのよ。きれいに食べるならいいんだけど、湯の中で割るものだから、リンゴのかけらだらけになるの。だから袋に入れて、しばっちゃった」
ちなみに、浴室にこんな注意書きがありました。
「リンゴを食べたり、割ったり、投げたりしないでください」
そうか、投げつける人もいるんだ。
その後、のんびり湯を楽しませていただきました。透明なきれいな湯でした。ただ、またヘビが出てきたらどうしようと、きょろきょろしながらですが。
泉質は単純硫化水素泉で、冷鉱泉を加温していました。においは特にありません。
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万字温泉の男湯
大広間では、ポットやお弁当を持参してきた老夫婦が一組、一日をのんびり過ごしていました。リハビリのために通っているようで、夫が妻の背中をさかんにマッサージしていました。
湯治という温泉の原点を見たような気がしたものです。
2007年10月06日
岩見沢市栗沢町の万字温泉は昨年の4月末から長期休業しています。
2年前の秋、フルーツと温泉の特集を組もうと、私が考えたのが、栗沢温泉から美流渡(みると)温泉、毛陽(もうよう)温泉のスパ・イン・メープルロッジを経て、リンゴ湯で知られる万字温泉を巡る旅でした。
当時の取材メモによると、05年9月14日でした。
万字温泉の玄関に入ると、いきなり
「ねえ、へびが女湯にいるのよ捕ってくれない」
「えっ あ~、わたし、へび苦手なんですよ」
「小さいから大丈夫よ、割りばしくらいだから」
「いや、そういうことではなくて…」
これが、おかみさんとの出会いでした。そのとき、顔色が悪く、ずいぶん厚着をされていたので、体調を崩されているのかな、と思いました。その後、間もなく入院されたようです。
で、ヘビは、湯船の中で動かなくなっていました。浴室にあった、柄の長い虫取り網のようなもので、どうにかすくって、裏山に放り投げました。
いえ、私ではなく、間もなく現れたお手伝いのおじさんがです。
私は、ウナギとアナゴとハモの料理以外、長くてにょろにょろしたものは本当にダメなんです。おかみさんごめんなさい
2007年10月05日
2007年10月03日
2007年10月01日
ここには、日帰り施設の「ふれあいセンター」以外に、「ニューホテルサロベツ」や「川島旅館」など現在6軒の温泉宿が営業しています。
このほか、自炊宿泊施設が2軒あり、そのうちの1軒が町営の宿泊所「湯快宿(ゆかいじゅく)」です。ここは、皮膚疾患患者と付き添い者用施設で、1人1泊大人1800円~、小人1500円~と、長期滞在者が格安で泊まれるよう配慮された施設です。
私はニューホテルサロベツにしか宿泊したことがありませんが、いちばん施設が整っていて、スキー場に近いので、冬のファミリーレジャーにも便利です。
温泉通のMさんは、どういうときに豊富温泉に泊まるのかというと、冬道がふぶきで通れないときだそうです。
「もう、昼間から一杯やりながら温泉ですよ。油臭くなるけど、いい湯ですよ」と、スコッチのロックグラスを手にしたまま、うっとりしています。
たしかに、道北はよくふぶきます。20年ほど前、私も、1300㏄の白のシビックで、前を行くトラックの尾灯だけをたよりに走った、怖い経験があります。乗用車は運転席が低いので、地をはうように吹き付ける雪に視界がすっかり閉ざされてしまうのです。

青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表