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名湯・豊富温泉と利尻-2

2007年09月29日

 この温泉、とても個性的です。なんせ石油の温泉なのですから。
 そう、湯が油まじりなのです。町営の日帰り温泉施設「ふれあいセンター」の湯治用浴室の浴槽など、湯口の周りにオイルフェンスが張られていて、その中には、どろっとした油が手ですくえるくらい浮いています。一般浴室のお風呂は、ごく薄い油膜が漂っている程度です。

 湯の肌触りは意外にさらりとしていて、べとべとするわけではありません。実によく温まり、満足感が得られる濃い湯です。
 皮膚病には、たいへん効能があって、全国から患者さんが湯治に訪れます。
 ただ、身体に染みついた油のにおいは2、3日とれません。

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油分の多い湯治用浴室がある「ふれあいセンター」

名湯・豊富温泉と利尻-1

2007年09月28日

 ススキノの「ガラ」という、きっぷがよくて美人ママのいるお店で飲んでいると、すごい温泉通に出会いました。
 ベテラン営業マンのMさんです。
 日本海から突き出すようにそそり立つ利尻島の美しさについて会話が弾み、どこから、いつ見るのがいい、などと語り合ううち、で、泊まるのは? ということになったわけです。
 Mさんの口から迷わず出たのが、豊富温泉です。
 こう、断言する人は、なかなかいません。少なくとも私の周りには。
 で、温泉に入る前に、その利尻島です。夕日に染まる勇姿を見てください。

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サロベツ原野から夕日に染まる利尻島

旭岳の紅葉と旭岳温泉-5

2007年09月27日

 湧駒荘の正苦味泉は正確には次のように記載されています。
 マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉
 「-」(ハイフン)の左側が陽イオン、右側が陰イオンで、それぞれ、イオン総量の20%以上含むものを多い順に3つまで列記することになっています。
 成分総量は温泉水1キログラム中に2.408グラムです。

 この濃さは、家庭用の一般的な浴槽(200リットル)だと約500グラム溶けている計算になります。食塩で想像していただければ、500グラムが、かなりの量であることがわかりますね。
 ちなみに、わが家にある「森林の香り」という家庭用入浴剤は200リットルの湯に投入する量は25グラムでした。ちなみにこの入浴剤の主成分は硫酸ナトリウム(芒硝)と炭酸水素ナトリウム(重曹)です。

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露天風呂は旧泉名でいう含土類・食塩・石膏(せっこう)泉

旭岳の紅葉と旭岳温泉-4

2007年09月26日

 旭岳の紅葉をお知らせしているうちに、25日に初冠雪の便りが届きました。
ロープウエーの終点である姿見駅(標高1600メートル)付近から上では紅葉は終わり、今朝は氷点下6度にもなったそうです。

 旭岳温泉は標高1100メートル付近にありますから、旭川市内など比べると、標高差だけで6度ほど気温が低くなります。寒くなってくると、いよいよ温泉が恋しくなってきますね。

 旭岳温泉の主な湯は「硫酸塩泉」と呼ばれる泉質がですが、宿によって微妙に成分が異なります。
 ここで一番歴史のある湧駒荘(ゆこまんそう)には5つの源泉があります。正苦味(せいくみ)泉や芒硝(ぼうしょう)泉、石膏(せっこう)泉などです。
 特に、正苦味泉は全国的にみても数が少なく、名湯といわれる湯です。
 宿泊すると、午後9時に男女の浴室の入れ替えをしますので、すべての湯を楽しむことができます。浴室は清掃が行き届き、すべての浴槽が源泉かけ流しで、とても上質の湯です。

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山荘のようなたたずまいの湧駒荘

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正苦味泉と石膏泉のある内風呂:ユコマンの湯

旭岳の紅葉と旭岳温泉-3

2007年09月25日

 かつては、山頂まで一気に駆け登ったのですが、メタボリック症候群瀬戸際の身体には、短時間での往復はとても無理。装備も不十分だったので、中岳の山腹にある露天「中岳温泉」もあきらめて高山植物に目を向けました。
 そう、山の楽しみ方はいくらでもあるのです。夏に白い花を咲かせるチングルマが、綿毛になって風にそよいでいました。

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姿見駅付近の紅葉

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姿見の池から旭岳を望む

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綿毛になったチングルマ

旭岳の紅葉と旭岳温泉-2

2007年09月23日

 私が標高1600メートルの姿見駅に着くころには旭岳が姿を現し、見事な紅葉です!
 姿見駅から姿見の池をめぐる遊歩道は一周1.7キロ。写真を撮りながら、高山の空気を思いっきり吸い込みました。
 KIKさんからご案内いただいたように、「旭岳ロープウェイ」乗り場のすぐ側に旭岳ビジターセンターがあります。アウトドアや動植物学の専門家が常駐していて、旭岳周辺に関する詳しい情報を提供していただけます。
 東川町観光協会と同町商工会が共同で運営するホームページ
http://www.welcome-higashikawa.jp/vc/
で、旭岳に関するの最新の情報を発信していますので、ぜひ参考にしてください。

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高度を上げると紅葉が始まっています

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姿見駅に近づくと雲を抜けてみごとな紅葉です

旭岳の紅葉と旭岳温泉-1

2007年09月22日

 大雪山国立公園の旭岳(標高2290.3メートル)で紅葉が始まったというので、9月17日の午後、旭岳温泉へ行ってきました。
 ロープウエーを使って姿見の池まで行こうと思ったのですが、分厚い雲がかかって山はまったく見えません。「旭岳ロープウェイ」の始発駅にある、姿見駅付近のモニター画像を見ても山は見えません。
 少し迷いましたが、雨具を用意していたので雲の中の散歩でもいいという気持ちでロープウエーに乗りました。すると、雲が急に薄くなってきたのです。
そう、「女心と秋の空」といいますが、山の天気は本当に変わりやすいのです。

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休日の午後は降りる客で込み合っていました

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雲にかすむロープウエー乗り場付近。紅葉はまだです

 私の似顔絵を描いていただいたデザイナーでライターの弥生さんから、ブログの文をもっと短くして、日記のように毎日更新しろという、おしかりというかアドバイスをいただいたので、毎日は無理でしょうが「ひんぱんな更新」に挑戦してみます。

道南、乙部町の光林荘の湯は最高!-2

2007年09月17日

 光林荘で、お会いした地元の常連さんは、ほぼ一日おきに入浴に来るそうです。したたる汗をぬぐいながら「ここの湯は最高だ」と言い切ります。
 70代の農家のご主人ですが、パークゴルフ場を造られていて、「札幌の人は、来てくれると思うか?」と問われました。
 札幌から乙部町までの距離は約230キロ、車で約5時間かかります。日帰りは厳しいでしょう。私なら温泉が大好きですから、名湯・光林荘とのパックならグループ旅行としても魅力を感じます。
 ただ、温泉ファンに光林荘は、よく知られていますが、一般の方に、知名度はまだまだです。もっと、名湯として売り出していいように、私は思います。

 湯が最高にいいんです。うっすら緑色をおびた透明な湯が、石組みの2つの浴槽からあふれています。もちろん源泉かけ流しで、肌がツルツルする湯です。成分が濃いせいでしょうか、満足感の得られる湯です。

 浴槽は高温と低温に分かれていますが、「温泉マン」さんからコメントがありましたように、いずれも浅めです。深い湯にどっぷり首までつかりたい人にはもの足りないかもしれません。でも、高齢者には、心臓に過重な負担がかからないので、いいような気がしますし、湯船の出入りも安全です。いずれにしろ、足をゆったり伸ばせば首までつかることができるのです。
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光林荘の浴槽は浅めです

 光林荘は和風の温泉旅館で、29室あり、すべて和室です。施設はこぎれいで、料理は部屋出しが基本。名物のユリ根や旬の魚介などが膳(ぜん)を彩ります。天然もののアワビやウニなども注文することができます。
 宿泊費は1泊2食で8925円(税込み)からです。家族風呂があり、宿泊者は無料で利用できます。日帰り入浴料は大人400円で、家族風呂利用は1時間1室1000円ですが予約が必要です。露天風呂はありません。

道南、乙部町の光林荘の湯は最高!-1

2007年09月16日

 道南の日本海側、桧山管内乙部町に乙部温泉「光林荘」(乙部町館浦527-2、電話0139-62-3347)があります。1983年開業ですから、まだ歴史は浅いのですが、お薦めのいい温泉です。
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乙部温泉の光林荘

 ここの湯は道内でも数少ない「芒硝(ぼうしょう)泉」です。
 正確にはナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(旧泉名:含食塩-芒硝泉)で、少し食塩成分を含んでいます。源泉かけ流しで極上の湯です。

 乙部温泉の湯は、温泉水1キログラム(約1リットル)中に含まれる成分が5.429グラムもあります。これは濃いです。食塩で換算すると、家庭の一般的な浴槽(200リットル)に1キログラム以上も溶けている計算になります。

 旧泉名にある芒硝(ぼうしょう)というのは硫酸ナトリウムのことで、入浴剤によく使われる成分です。
 芒硝泉には、血管拡張作用があって末梢(まっしょう)の血液循環をよくし、血圧を下げる効果があるので、脳卒中でまひした手足のリハビリにいいそうです。ですから「中風の湯」とか「脳卒中の湯」と呼ばれることがあります。
 よく温まり、さめにくいので「熱の湯」と言うところもあります。また、殺菌作用や傷を治す効果もあるので「傷の湯」としても知られています。痔(じ)や褥瘡(じょくそう)などにもいいのです。

 道内の「芒硝泉」は、上川管内美瑛町の「白金温泉」や同管内東川町の天人峡温泉。また、多様な泉質で知られる登別温泉。道南では渡島管内松前町の「温泉旅館矢野」や桧山管内せたな町北檜山の「ねとい温泉」などがあります。

プロフィール

プロフィール

青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表

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