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コタン温泉「丸木舟」で創作アイヌ料理とライブを堪能

2007年07月30日

 丸木舟では、夕食にアイヌ料理のフルコースも選べます。今回は、道東旅行が初めての、めいっ子、おいっ子も一緒なので、15品付くコースをいただきました。ヒメマスのルイベやシカ肉、ギョウジャニンニクの卵とじなど、ふだん口にすることのない食材の味を堪能していました。
 特に、屈斜路湖で釣った「パリモモ」のお刺し身は、プリプリした食感で、上品な甘みがあります。絶品です!
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 このパリモモはエゾウグイとも呼ばれるようですが、モシリの主宰者・アトイさん(アトイさんのトには、パピプ…のような半濁音の丸が付くのですが、活字がないので通常のトで代用させていただきます)によると、エゾウグイよりも魚体が太いのだそうです。
 昔から、うつらうつらしているアイヌのおばあさんも、「屈斜路湖のパリモモ」と聞くと、目がぱっちりあくというほど喜ばれるものだそうです。

 夕食を堪能した後はライブです。シンセサイザーを駆使した、完成度の高い演奏や歌、舞踏などが楽しめます。随所に凝った演出がみられて飽きさせません。
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丸木舟でのアイヌ詩曲舞踏団モシリのライブ
=写真撮影は(有)グルーポピコ 武居台三氏

コタン温泉に行ってきました-1

2007年07月28日

 神奈川県に住む姉の家族を連れて、道東を巡ってきました。屈斜路湖のほとりのコタン温泉に泊まりました。宿は「屈斜路湖物語 丸木舟」です。アイヌ創作料理が食べられるレストランとしても知られていますが、ここは、アイヌ詩曲舞踏団「モシリ」の拠点で、5月~10月中旬まで毎晩、ライブが開かれています。
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美幌峠から眺める屈斜路湖

 コタン温泉には共同浴場や無料の露天風呂があります。湖のほとりにある露天風呂から眺める屈斜路湖は、時間ごとに、季節ごとに違った姿を見せてくれます。男女別に脱衣場があり、水着やバスタオルを身体に巻いて入ることができるので、女性も利用しやすい露天風呂です。管理が行き届いていて、冬季も入ることができます。冬は、白鳥が露天風呂のすぐそばに群れをなしています。
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朝霧の流れるコタン温泉露天風呂

 今回は、3回、露天風呂に入りました。
 屈斜路湖の自然に抱かれて湯につかると、運転の疲れすら心地よいものに変わっていくから不思議です。まるで大地の魔法にかけられたようにハイな気分になりました。
 深夜は満天の星空に覆われ、銀河もくっきりです。流れ星を何度も見ることができました。大宇宙と対面すると、いつも私は、人間なんて、ちっぽけなものだとつくづく思うのです。少しだけ謙虚になります。
 朝は湖面に霧が流れ、さわやかな空気が心の中まで通り抜けていきます。だれもいない露天風呂で、とびっきり上等な元気をもらったような気がしました。

秘湯・朝日温泉へは積丹経由で

2007年07月19日

 実は、朝日温泉に行く途中、積丹半島を巡りました。この季節、「生うに丼」が目的です。
 札幌北インターからだと、札樽道を利用すれば、2時間ほどで積丹岬に着きます。駐車場に車を止め、遊歩道の、狭く天井の低いトンネルを抜けると、目の前に海が広がります。海岸まで下りる道があり、若いカップルが手を取り合って下って行きましたが、私は、帰りの登りがきついので、今回は、「日本の渚百選」に選ばれた「島無意(しまむい)海岸」を見下ろす風景を楽しむだけにしました=写真。
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 積丹岬に来ると、日司(ひづか)漁港の側にある、お食事処「みさき」に寄ります=写真。昔から漁師さんがやっている食堂で、地元で採れたウニを使った「生うに丼」で有名です。
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 バフンウニの「生うに丼」=写真=は1日25食まで3000円、それを超えると3300円になります。バフンウニはムラサキウニに比べ、赤味が濃く、味も濃厚です。
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 生きた殻付きのバフンウニとムラサキウニが1個ずつ付いた、ムラサキウニの「うに丼セット」=写真=も3000円で、これがお薦めです。私は、ちょっぴり食べるならバフンウニですが、じゃぶじゃぶ食べるならムラサキウニの方が好きです。
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秘湯・朝日温泉に行ってきました-2

2007年07月19日

 朝日温泉の露天風呂は、野趣たっぷりです。
 ただ、内風呂から露天風呂へは行けません。玄関を出て、建物の裏側にまわると、沢に丸太橋が架かっていて、混浴の露天風呂に行けます。
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 露天の湯は白濁していました。湯は内風呂の方が新鮮ですが、沢の音や野鳥のさえずりを聞きながら緑に包まれた露天につかっていると、時間が経つのも忘れてしまいます。
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露天風呂につかって見上げるとこんな感じです

 朝日温泉は、冬季(11月~5月初旬)は休業で、宿泊は、素泊まりか朝食付きのみで、夕食はありません。札幌予約センターは電話011-281-5333、宿の衛星電話は080-1870-1867。

秘湯・朝日温泉に行ってきました-1

2007年07月09日

 映画やテレビドラマにもなった、水上勉の社会派小説「飢餓(きが)海峡」に登場する秘湯、後志管内岩内町の朝日温泉に行ってきました。
 電気も通じないし、無線もダメ。地上波テレビも映らない。もちろん携帯電話は「圏外」です。でも、自家発電と衛星電話で、どうにか現代社会との接点は確保できているという温泉宿です。もちろん部屋にテレビはありません。
 沢筋に造られた露天風呂は野趣たっぷりで、都会の喧噪(けんそう)を逃れてくる人々を癒やしてくれるはずです。

 車で岩内町から寿都町方面へ国道229号を行き、全長が3570メートルもある雷電トンネルを抜け、弁慶の刀掛け岩が見えると、まもなく左側に雷電温泉の入り口があります。
 そこから細い未舗装の山道に入ります。林道のように細く曲がりくねった道です。距離にして3キロほど。天気が良くて路面が乾燥していれば、軽自動車でも大丈夫ですが、雨が降ったら、ぬかるんだり滑ったりしそうで、乗用車では危険な感じです。
 国道から案内表示に従って登り、沢筋へ少し下ると、一軒宿の朝日温泉があります。江戸時代の1844年(弘化元年)に開湯した歴史ある温泉です。
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朝日温泉の外観

 内風呂は硫黄の香りが漂い、注ぎ口の岩に透明な結晶や白い粉のような析出物が付着していました。「石膏泉の一種」と昭和29年の成分分析表には記されています。湯は源泉かけ流しで、注ぎ口では透明ですが、時間が経つと白く濁ってくるようです。
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男湯の内風呂には源泉が常にかけ流されている

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源泉の注ぎ口近くの岩には結晶になった析出物が付着していた

プロフィール

プロフィール

青木和宏
1954年北海道滝川市生まれ。フリーライター兼編集者、報道カメラマン。85年から内戦のアフガニスタンなどを取材。88年から北海道新聞社出版局「道新Today」編集部スタッフ。2003年からフリー。編集プロダクション「オフィスAWO(あを)」代表

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